分配金利回りが高いおすすめETF7選!【2020年最新版】

「分配金がたくさん貰えるETFでおすすめの銘柄って、どれなんだろう?」と、お探しではありませんか?

ETFを保有していると貰える分配金は、ETF投資の魅力の一つです。ただ、いくら分配金をたくさん貰えたとしても、分配金利回り以上に値下がりしてしまっては元も子もありません。

今回は、分配金利回りに優れてかつ長期的な値上がりも期待できるおすすめETF7銘柄について紹介していきます。

 

分配金利回りでおすすめのETFとは?

ETFを保有していると、株の配当金のような形で「分配金」を受け取ることができます。

分配金が年に何回貰えるのか、合計でいくら貰えるのかはETFによって異なりますが、「分配金利回り」をチェックすることで、分配金がどれだけ効率的に貰えるのかが分かります。

分配金利回りは、過去1年間の分配金をある時点の基準価額で割って算出されるものです。例えば、過去1年間の分配金が合計300円、ETFの基準価額が1万円の場合には、300円÷1万円=3.00%となり、分配金利回りは3.00%となります。

分配金利回りが3%以上あるETFは、高利回りETFと言ってよいでしょう。

ただ、分配金利回りが高いETFに闇雲に投資すればいいということではありません。

分配金利回りが高いETFの中には、新興国株や投機的債券といったリスクが高い銘柄も多く、分配金利回り以上に値下がりしてしまう可能性があります。

また、分配金利回りの計算式は「分配金÷価格」となっているため、価格が下がれば下がるほど分配金利回りが高くなる性質があることにも注意が必要です。

値下がりしている分配金利回りが高い銘柄への投資は逆張りであり、「落ちたナイフを掴む」ことになってしまうことが多々あります。

分配金利回りを重視したETF投資をする上では、「分配金利回りが高い銘柄」かつ「長期的な成長が期待できる銘柄」を選ぶことが重要です。

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分配金利回りでおすすめのETFの注目ポイント

分配金利回りでおすすめのETFの注目ポイントを抑えておきましょう。

※信託報酬・分配金については、日本取引所のETF一覧ページにあるパンフレットの情報を参照しています。また、月足チャート画像や値動きについては、マネックス証券の「マーケットライダープレミアム」で当該銘柄を参照したデータを記載しています。

 

・手数料である「信託報酬」を要チェック!

ETFの手数料には、証券会社で購入する際の売買手数料と、運用会社に支払う信託報酬の2つがあります。ETFの銘柄選びで重要なのは信託報酬です。信託報酬は年率で示され、1日ごとに引かれていきます。

分配金利回りでおすすめのETF選びにおいても、信託報酬は重要なポイントになります。分配金利回りから信託報酬を引いた値が、実質的な分配金利回りになると考えてよいでしょう。

なお、SBI証券や楽天証券などの手数料が無料になる証券会社を選ぶことで、売買手数料は問題にならなくなります。ETF投資をする際には、一定の代金以下で手数料が無料になる証券会社で行うようにすることがおすすめです。

 

・ETFの「分配金」と「分配金利回り」を抑えておこう

分配金利回りは、分配金利回りでおすすめのETF選びにおいて最も重要なポイントとなります。
※分配金利回りは、過去1年間の分配金実績を2020年3月31日時点の終値で割った値で算出しています。

なお、株の配当金と同じように、分配金を受け取る際には権利確定日にETFを保有しておく必要があることには注意が必要です。

また、ETFの分配金は投資信託とは違って再投資されません。ETFで積立・分散投資をする際には、分配金を手動でETFに再投資するようにしましょう。

 

・「直近3年間の値動き」はどうなっていたか?

分配金利回りでおすすめのETFは、分配金利回りだけでなく、長期的な値上がり益が期待できかつ、大きな値下がりリスクがないことが重要となります。

このため、「直近3年間の値動き」についてもチェックしておきましょう。
※今回は、2017年3月1日始値から2020年3月31日終値までの値動き率について記載しています。

 

・「必要投資金額」はいくらか?

そのETFに投資する際の「必要投資金額」についても抑えておきましょう。

ETFは銘柄ごとに単元口数が異なっており、銘柄によって1口~100口と異なっています。

必要投資金額が大きくなってしまうと、取引口数によってはSBI証券や楽天証券の1日定額取引で手数料を無料にすることができなくなってしまう場合もあるため注意しておきましょう。

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分配金利回りでおすすめのETF7選!

分配金利回りでおすすめのETF7銘柄について見ていきましょう。

日本株ETFでは最もおすすめ!【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託

【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託

信託報酬(税込)0.242%
分配金26.8円(年1回)
分配金利回り4.38%
直近3年間の値動き-15.72%(725円→611円)
必要投資金額6,110円(10口)

【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX Core30」に連動するETFです。

「TOPIX Core30」は、東証一部に上場している銘柄の内、時価総額・流動性が高い東証一部の主要30銘柄で構成された株価指数です。日本経済をけん引する主力30銘柄で構成されており、日経平均やTOPIXに連動するETFよりも安定した値上がりが期待できかつ、分配金利回りが高くなっていることが特徴となっています。

同ETFは、分配金利回りが高く、信託報酬も手頃となっており、日本株ETFの中では最もおすすめの銘柄の一つです。残念ながら、新型コロナウイルスによる世界株の影響で直近3年間では分配金を含めてもマイナスとなっていますが、おすすめであることに変わりありません。

なお、日本株の中には配当金利回りが5%を超える高配当銘柄もありますが、配当金目的で日本株に個別株投資することはおすすめできません。連続増配年数が30年以上の銘柄が多い米国株ならともかく、日本株で連続増配年数が30年を超えている銘柄は花王しかなく、配当金利回りが高くても、いつ配当金が減らされるか分からないリスクがあるためです。現に、日産自動車や青山商事などは高配当銘柄として知られていましたが、減配が発表されて株価も大暴落しています。

 

分配金利回りが高い日本株ETF!【1632】NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(TOPIX-17)上場投信

【1632】NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(TOPIX-17)上場投信

信託報酬(税込)0.352%
分配金582円(年1回)
分配金利回り5.68%
直近3年間の値動き-23.58%(13,400円→10,240円)
必要投資金額10,240円(1口)

【1632】NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 金融(除く銀行)」と連動するETFです。

「TOPIX-17 金融(除く銀行)」は、銀行以外の金融株で構成される日本株指数です。構成銘柄上位は、東京海上ホールディングス(20.97%)、オリックス(10.59%)、第一生命ホールディングス(9.99%)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8.99%)、野村ホールディングス(8.65%)となっています。

日本株の業種別ETFの中には、分配金利回りが高い銘柄があります。銀行以外の金融株で構成される同ETFは、分配金利回りが特に高く、価格変動リスクもそこまで高くないことからおすすめです。

ただ、金融業に偏ってしまうため、リスク分散を求めるなら【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託にしておきましょう。

なお、単純な分配金利回りだけを見ると、銀行株や鉄鋼株に連動するETFの分配金利回りは10%前後という驚異的な値となっています。ただ、これらの業種は衰退セクターであることに注意が必要です。分配金利回りが高くなっているのは価格が下落しているためであり、今後、業績の悪化から分配金が減らされるリスクも高く、おすすめできません。

日本株の業種別ETFについて詳しくは、こちらの記事を参照ください。

業種別株価指数に連動する日本株ETF全19銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「日本株にETFでインデックス投資したいけど、業種別に投資できるETFはないのかな?」とお困りではありませんか? 日本株と言っても一様ではなく、ディフェンシブ銘柄が多い食品や医薬品、成長が期待される精密機器やIT産業など、さまざまな特...

 

分配金で選ぶ米国株ETF!【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信

【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信

信託報酬(税込)0.495%
分配金1,015円(年1回)
分配金利回り4.33%
直近3年間の値動き+1.03%(23,190円→23,430円)
必要投資金額23,430円(1口)

【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価」の円換算値に連動するETFです。

「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(ダウ平均株価)」は、米国を代表する30銘柄で構成される株価指数です。30銘柄で米国市場の時価総額約25%を占めています。

新型コロナウイルスによる世界株安で大きく下げたものの、それでも直近3年間はプラスを維持しており、分配金利回りも文句なしです。

分配金利回りを目的とした米国株ETFの中では最もおすすめの銘柄であり、全ETFの中でも長期投資に最もおすすめしたいETFの一つです。ETF投資をするとしたら、必ずポートフォリオに組み込むようにしましょう。

 

分配金利回りで選ぶREIT型ETF!【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信

【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信

信託報酬(税込)0.275%
分配金391円(年4回)
分配金利回り4.83%
直近3年間の値動き-7.54%(8,750円→8,090円)
必要投資金額8,090円(1口)

【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信は、三菱UFJ国際投信が運用する、「野村高利回りJリート指数」に連動するREIT型ETFです。

「野村高利回りJリート指数」は、国内市場に上場する全てのREITの中から、予想配金利回りの高い銘柄を組み入れた指数です。予想配金利回りが高い銘柄の構成ウェイトを高めた非時価総額加重型指数となっており、個別銘柄のウェイト上限は5%となっています。

不動産金融商品であるREIT型ETFは、不動産投資の家賃収入のような形で配金を貰うことができ、分配金利回りが高い銘柄が多くなっています。同ETFは、REIT型ETFの中でも分配金利回りが特に高くなっており、おすすめです。

 

高い分配金利回りを誇るロシア株ETF!【1324】NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信

【1324】NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信

信託報酬(税込)1.045%
分配金6.99円(年1回)
分配金利回り5.68%
直近3年間の値動き-0.80%(124円→123円)
必要投資金額12,300円(100口)

【1324】NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「RTS指数」の円換算値に連動するロシア株ETFです。

「RTS指数」は、モスクワ取引所に上場する銘柄から構成される浮動株調整済時価総額加重平均型の指数です。構成銘柄上位は、ロシア最大の商業銀行:SBERBANK OF RUSSIA PJSC(13.69%)、ロシア最大の石油会社:LUKOIL PJSC(13.36%)、世界最大の天然ガス会社:GAZPROM PJSC(12.17%)、ニッケル・パラジウム世界最大手:MMC NORILSK NICKEL PJSC(6.75%)、世界的なアルミニウム製造メーカー:UNITED CO RUSAL PLC(5.31%)となっています。

信託報酬はアクティブ投資信託並みに高いものの、分配金利回りの高さはそれを大きく補って余ります。ただ、構成銘柄は資源・エネルギー関係が多く、上位5銘柄で51%に達しているため、ややリスクがあるポートフォリオです。また、流動性もやや低くなっています。

分配金利回りで米国株以外の外国株ETFに投資するとしたら、こちらの銘柄がおすすめです。ただ、新型コロナウイルスやサウジアラビアとロシアの協調減産決裂による原油安の影響でロシア株がどうなるかは分からないため、投資するとしてもポートフォリオの一部に留めておくようにしましょう。

 

分配金利回りでおすすめの先進国株ETF!【1390】UBS ETF MSCIアジア太平洋株 (除く日本)

【1390】UBS ETF MSCIアジア太平洋株 (除く日本)

信託報酬(税込)0.30%
分配金181円(年2回)
分配金利回り4.81%
直近3年間の値動き-17.90%(4,580円→3,760円)
必要投資金額3,760円(1口)

【1390】UBS ETF MSCIアジア太平洋株 (除く日本)は、UBSファンド・マネジメント(ルクセンブルク)エス・エイが運用する、「MSCIパシフィック(除く日本)インデックス(ネットリターン)」と連動するETFです。

「MSCIパシフィック(除く日本)インデックス(ネットリターン)」は、日本を除く環アジア太平洋地域の先進国(オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポール)の大型・中型株で構成される浮動株調整後時価総額加重平均型の指標です。構成銘柄上位は、香港の世界的保険会社:AIA GROUP LTD(7.09%)、オーストラリアのメガバンク:Commonwealth Bank of Australia(5.71%)、オーストラリアの世界最大の鉱業会社:BHP Billiton Ltd(4.70%)、オーストラリアのバイオテクノロジー企業:CSL Ltd(4.07%)、オーストラリアのメガバンク:WESTPAC BANKING CORP(3.87%)となっています。

世界株ETFとしてはややマイナーな銘柄ですが、分配金利回りが高いETFです。ただ、新型コロナウイルスによる世界株安の影響で直近3年間ではマイナスとなっています。流動性が低いため、投資する際には売買高が最も多くなる大引けで取得するようにしましょう。

 

毎月分配の海外債券ETF!【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型

【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型

信託報酬(税込)0.275%
分配金1,395円(年12回)
分配金利回り2.78%
直近3年間の値動き-2.33%(51,300円→50,100円)
必要投資金額501,000円(10口)

【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型は、日興アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」と連動する海外債券ETFです。

「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。為替ヘッジは行われず、円換算されています。

値下がりリスクを最小限に、安定・確実に分配金を得たいなら、こちらの債券ETFがおすすめです。同ETFは年12回の毎月分配であることが最大の特徴で、トータルの分配金利回りも問題なく、長期投資におすすめです。また、日本以外の全世界の国債で運用することからカントリーリスクが分散されていることもメリットです。

ただ、必要投資金額は約50万円となっているため、SBI証券や楽天証券で取引手数料無料の恩恵を受けられるかどうか微妙なラインにある点には注意しておきましょう。また、流動性も低いため、最も取引が活発に行われる大引けに取得することをおすすめします。

 

分配金利回りでおすすめのETF比較一覧表

高分配金利回りETFETFの種類構成銘柄信託報酬(税込)分配金利回り直近3年間の値動き必要投資金額
【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託日本株ETF日本株の主要30銘柄0.242%4.38%-15.72%6,110円
【1632】NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(TOPIX-17)上場投信日本株ETF銀行を除く金融セクター0.352%5.68%-23.58%10,240円
【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信米国株ETF米国株の主要30銘柄0.495%4.33%+1.03%23,430円
【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信REIT型ETF配金利回りの高いREIT0.275%4.83%-7.54%8,090円
【1324】NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信ロシア株ETFロシアの主要銘柄1.045%5.68%-0.80%12,300円
【1390】UBS ETF MSCIアジア太平洋株 (除く日本)先進国株ETF日本を除く環アジア太平洋地域の先進国の主要銘柄0.30%4.81%-17.90%3,760円
【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型海外債券ETF日本を除く世界主要国の国債0.275%2.78%-2.33%501,000円

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まとめ:分配金利回りが高いETFでおすすめは?

最後に、分配金利回りが高いおすすめETFについてまとめていきましょう。

分配金利回りが高いETFで基本となるのは、日本株ETFの【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託と、米国株ETFの【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信です。

上記2銘柄を中心に、分配金利回りが高いREIT型ETFである【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信や、安全に分配金利回りを受け取れる海外債券ETFの【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型をポートフォリオに組み込んでいくとよいでしょう。

また、変化球としては、分配金利回りが高いロシア株ETF【1324】NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信、環アジア太平洋地域の先進国株で構成される【1390】UBS ETF MSCIアジア太平洋株 (除く日本)を組み込むのも面白いかと思われます。

いずれにせよ、ETF投資においては、分配金利回りがただ高いだけの銘柄を選ぶのではなく、「分配金利回りが高い銘柄」かつ「長期的な成長が期待できる銘柄」を選ぶことが重要です

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分配金利回りが高いETFに投資できるおすすめのネット証券は?

ETF投資を始めるなら、1日50万円までの取引が手数料無料となるSBI証券がおすすめです。

SBI証券の手数料体系は、1約定ごとの「スタンダードプラン」と1日定額の「アクティブプラン」の2つを採用しており、「アクティブプラン」なら1日50万円まで手数料無料となります。

また、NISAでの取引手数料も恒久無料となっているため、実質的に手数料無料でETF投資を始めることが可能です。

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