金(ゴールド)・銀・白金(プラチナ)・パラジウム価格に連動する貴金属商品ETF全13銘柄を徹底解説!【2020年最新版】

「ETFを通して安全な金(ゴールド)で資産形成したいけど、どの銘柄がいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

ETF(上場投資信託)の中には、金(ゴールド)などの貴金属価格に連動する銘柄があり、一部の銘柄では現地金と引き換えすることも可能です。

ただ、貴金属価格に連動するETFの中には、外国証券取引口座の開設が必要になる銘柄もあるため、銘柄選びには注意が必要です。

今回は、金(ゴールド)・銀・白金(プラチナ)・パラジウム価格に連動する貴金属商品ETF全13銘柄の違いについて徹底解説していきます。

 

貴金属価格に連動する貴金属商品ETFとは?

今回は、金(ゴールド)・銀・白金(プラチナ)・パラジウムといった貴金属価格に連動する貴金属商品ETFについて見ていきます。

貴金属商品ETFは、まさにその名の通り、貴金属価格に連動する値動きをする上場投資信託となっています。

貴金属商品ETFは、単に貴金属価格に連動するだけで分配金は一切出ません。ETFという形で貴金属に実質的に投資できる金融商品だと認識しておくようにしましょう。

貴金属商品ETFの最大のメリットは、現物の貴金属で保有する場合に比べて手数料が圧倒的に安くなることが挙げられます。

例えば、ネット証券大手のSBI証券では、金・銀・プラチナによる現物貴金属投資ができますが、買い付け手数料は税込1.65%となっています(2023年6月25日時点)。

一方、貴金属商品ETFの信託報酬は0.5%程度です。

また、一部の貴金属商品ETFでは、一定の銘柄数を保有していると現物の貴金属と引き換えすることも可能となっています。

 

貴金属価格に連動する貴金属商品ETFの注目ポイント

貴金属価格に連動する貴金属商品ETFの注目ポイントを抑えておきましょう。

※信託報酬・分配金については、日本取引所のETF一覧ページにあるパンフレットの情報を参照しています。また、月足チャート画像や値動きについては、マネックス証券の「マーケットライダープレミアム」で当該銘柄を参照したデータを記載しています。

・手数料である「信託報酬」を要チェック!

ETFの手数料には、証券会社で購入する際の売買手数料と、運用会社に支払う信託報酬の2つがあります。ETFの銘柄選びで重要なのは信託報酬です。信託報酬は年率で示され、1日ごとに引かれていきます。

貴金属商品ETF選びにおいて信託報酬が低いことはポイントの一つではありますが、貴金属商品ETFの信託報酬はどれもそこまで変わらないため、そこまで重要なポイントではありません。

なお、SBI証券や楽天証券などの手数料が無料になる証券会社を選ぶことで、売買手数料は問題にならなくなります。ETF投資をする際には、一定の代金以下で手数料が無料になる証券会社で行うようにすることがおすすめです。

 

・貴金属商品ETFには分配金は出ない

貴金属商品ETFに分配金は一切出ないことには注意しておきましょう。

 

・「直近3年間の値動き」はどうなっていたか?

各貴金属の価格変動リスクをチェックしておくためには、「直近3年間の値動き」を抑えておきましょう。
※今回は、2017年3月1日始値から2020年3月15日終値までの値動き率について記載しています。

なお、同一の貴金属価格に連動する貴金属商品ETFはどれも基本的には同じ値動きとなるため、この点はほとんど誤差のようなものであると認識して構いません。

同一貴金属に連動するETF同士の比較においては重要なポイントではありません。

 

・「必要投資金額」はいくらか?

そのETFに投資する際の「必要投資金額」についても抑えておきましょう。

ETFは銘柄ごとに単元口数が異なっており、貴金属商品ETFも銘柄によって1口~100口となっています。

必要投資金額が大きくなってしまうと、取引口数によってはSBI証券や楽天証券の1日定額取引で手数料を無料にすることができなくなってしまう場合もあるため注意しておきましょう。

 

金(ゴールド)価格に連動する貴金属商品ETF全5銘柄について徹底解説!

金(ゴールド)は、地球上での埋蔵量が限られているため、人類の歴史において絶対的な安全資産として君臨しています。

埋蔵量という物理的制約があることから、金(ゴールド)の安全性は絶対的なものであり、世界経済リスクが表面化すると買われる傾向があります。

金(ゴールド)価格に連動する貴金属商品ETF全5銘柄について詳しく見ていきましょう。

【1328】金価格連動型上場投資信託

【1328】金価格連動型上場投資信託

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +15.27%(3,665円→4,225円)
必要投資金額 42,250円(10口)

【1328】金価格連動型上場投資信託は、野村アセットマネジメントが運用する、ロンドンでの渡し金価格の円換算値と連動するETFです。

この銘柄は、金融機関などが発行する指標に連動することを目的とするリンク債に投資することで、ETFの一口あたり純資産額の変動率と対象指標の変動率を一致させるリンク債型ETFとなっています。

リンク債型ETFで金価格に連動することが保障されているものの、信託報酬は金(ゴールド)ETFの中では最も高くなっています

 

【1326】SPDR®ゴールド・シェア 受益証券

【1326】SPDRゴールド・シェア 受益証券

信託報酬(税込) 0.40%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +17.27%(13,430円→15,750円)
必要投資金額 15,750円(1口)

【1326】SPDR®ゴールド・シェア 受益証券は、ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシーが運用する、ロンドンでの渡し金価格の円換算値と連動するETFです。

金(ゴールド)ETFとして特に問題ありませんが、この銘柄は外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要になる点には注意しておきましょう。

 

【1672】WisdomTree 金上場投資信託

【1672】WisdomTree 金上場投資信託

信託報酬(税込) 0.39%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +17.12%(13,490円→15,800円)
必要投資金額 15,800円(1口)

【1672】WisdomTree 金上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、ロンドンでの渡し金価格の円換算値と連動するETFです。

金(ゴールド)ETFとして信託報酬は最も低くなっています。しかし、上記の月足チャートを見ると上ヒゲや下ヒゲが頻繁に出ていることが分かります。これは流動性が非常に低いためです。

流動性が低いことによる取引リスクがあるため、信託報酬が低くても、他の金(ゴールド)ETFをおすすめします。また、この銘柄は外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要にもなります。

 

【1540】純金上場信託(現物国内保管型)

【1540】純金上場信託(現物国内保管型)

信託報酬(税込) 0.44%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +16.98%(4,385円→5,130円)
必要投資金額 5,130円(1口)

【1540】純金上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、国内商品先物取引市場の金先物価格に連動するETFです。

日本人に馴染みのある「グラム・円」単位の金(ゴールド)価格に連動します。また、一定の受益権口数を持っている場合には、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取ることも可能です。

金(ゴールド)ETFでは最も流動性が高く、現物との引き換えも可能になっています。信託報酬は他の金(ゴールド)ETFと比べてやや高いですが、完全に誤差の範囲内です。

金(ゴールド)ETFとしては最もおすすめの銘柄です。

 

【1683】One ETF 国内金先物

【1683】One ETF 国内金先物

信託報酬(税込) 0.495%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -8.51%(4,050円→3,705円)
必要投資金額 37,050円(10口)

【1683】One ETF 国内金先物は、アセットマネジメントOneが運用する、「TOCOM(東京商品取引所)金先物の期先限月の清算値」に連動するETFです。

信託報酬が高めで、価格も下落しています。また、流動性もほとんどなく取引リスクも抱えます。

金(ゴールド)ETFだからといって、下手に取引しないようにしましょう。

 

金(ゴールド)価格に連動する貴金属商品ETF比較一覧表

金(ゴールド)連動ETF メリット デメリット 信託報酬(税込) 分配金利回り 直近3年間の値動き 必要投資金額
【1328】金価格連動型上場投資信託 値下がりリスクが小さい 信託報酬が最も高い 0.55% 0% +15.27% 42,250円
【1326】SPDR®ゴールド・シェア 受益証券 値下がりリスクが小さい 外国証券取引口座の開設が必要 0.40% 0% +17.27% 15,750円
【1672】WisdomTree 金上場投資信託 値下がりリスクが小さい、信託報酬が最も低い 外国証券取引口座の開設が必要、流動性が低い 0.39% 0% +17.12% 15,800円
【1540】純金上場信託(現物国内保管型) 値下がりリスクが小さい、貴金属地金現物と引き換え可能、流動性が最も高い 特になし 0.44% 0% +16.98% 5,130円
【1683】One ETF 国内金先物 特になし 流動性がない 0.495% 0% -8.51% 37,050円

 

白金(プラチナ)価格に連動する貴金属商品ETF全3銘柄について徹底解説!

白金(プラチナ)は、金と同じく化学反応しにくい性質を持つことから、装飾品や触媒として広く使われている貴金属です。

白金(プラチナ)価格に連動する貴金属商品ETF全3銘柄について詳しく見ていきましょう。

 

【1674】WisdomTree 白金上場投資信託

【1674】WisdomTree 白金上場投資信託

信託報酬(税込) 0.49%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -20.41%(10,530円→8,380円)
必要投資金額 8,380円(1口)

【1674】WisdomTree 白金上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、白金(プラチナ)価格と連動するETFです。

プラチナ価格は長期的に下落し続けています。仮にプラチナETFに投資するにしても、このETFは流動性がなく取引リスクを抱えます。また、この銘柄は外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要です。

 

【1541】純プラチナ上場信託(現物国内保管型)

【1541】純プラチナ上場信託(現物国内保管型)

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -27.36%(3,545円→2,575円)
必要投資金額 2,575円(1口)

【1541】純プラチナ上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、「グラム・円」単位のプラチナ地金価格と連動するETFです。

一定の受益権口数を持っている場合には、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取ることも可能となっています。

信託報酬は最も高いものの、プラチナETFでは最も流動性が高く、現物との引き換えも可能であるため、最もおすすめの銘柄となります。

ただ、そもそも商品先物取引に詳しくない投資家が、よく知りもしないプラチナに投資するのはリスクがある行為であると言わざるを得ません。

 

【1682】NEXT FUNDS日経・東商取白金指数連動型上場投信

【1682】NEXT FUNDS日経・東商取白金指数連動型上場投信

信託報酬(税込) 0.495%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -24.47%(192円→145円)
必要投資金額 14,500円(100口)

【1682】NEXT FUNDS日経・東商取白金指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経・東商取白金指数」に連動するETFです。

「日経・東商取白金指数」は、プラチナ先物価格の動向を示す指数です。東京商品取引所に上場しているプラチナ先物の流動性の高い限月を対象に算出されます。

流動性がやや低めとなっているものの問題なく取引することが可能です。

 

白金(プラチナ)価格に連動する貴金属商品ETF比較一覧表

白金(プラチナ) メリット デメリット 信託報酬(税込) 分配金利回り 直近3年間の値動き 必要投資金額
【1674】WisdomTree 白金上場投資信託 特になし 外国証券取引口座の開設が必要、値下がりリスクが大きい 0.49% 0% -20.41% 8,380円
【1541】純プラチナ上場信託(現物国内保管型)

 

貴金属地金現物と引き換え可能、流動性が最も高い 値下がりリスクが大きい 0.55% 0% -27.36% 2,575円
【1682】NEXT FUNDS日経・東商取白金指数連動型上場投信 特になし 値下がりリスクが大きい 0.495% 0% -24.47% 14,500円

 

銀価格に連動する貴金属商品ETF全2銘柄について徹底解説!

銀は、かつては宝飾品や銀貨などに広く使われていましたが、現代では電子機器や太陽光パネルの製造といった工業用途での使用が半数以上を占める貴金属です。

銀価格に連動する貴金属商品ETF全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

 

【1673】WisdomTree 銀上場投資信託

【1673】WisdomTree 銀上場投資信託

信託報酬(税込) 0.49%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -25.00%(2,000円→1,500円)
必要投資金額 15,000円(10口)

【1673】WisdomTree 銀上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、ロンドン市場の銀価格に連動するETFです。

銀もプラチナと同様に長期的に下落し続けています。仮に銀ETFに投資するにしても、このETFは流動性がなく取引リスクを抱えます。また、外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要です。

 

【1542】純銀上場信託(現物国内保管型)

【1542】純銀上場信託(現物国内保管型)

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き -21.31%(6,240円→4,910円)
必要投資金額 4,910円(1口)

【1542】純銀上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、「グラム・円」単位の銀価格と連動するETFです。

一定の受益権口数を持っている場合には、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取ることも可能となっています。

銀ETFでは最も流動性が高く、現物との引き換えも可能であるため、最もおすすめの銘柄となります。

ただ、そもそも商品先物取引に詳しくない投資家が、よく知りもしない銀に投資するのはリスクがある投資行為です。

 

銀価格に連動する貴金属商品ETF比較一覧表

銀連動ETF メリット デメリット 信託報酬(税込) 分配金利回り 直近3年間の値動き 必要投資金額
【1673】WisdomTree 銀上場投資信託 特になし 外国証券取引口座の開設が必要、値下がりリスクが大きい 0.49% 0% -25.00% 15,000円
【1542】純銀上場信託(現物国内保管型) 貴金属地金現物と引き換え可能、流動性が最も高い 値下がりリスクが大きい 0.55% 0% -21.31% 4,910円

 

パラジウム価格に連動する貴金属商品ETF全2銘柄について徹底解説!

パラジウムは、宝飾品用途や触媒として広く使われている希少金属(レアメタル)です。

2000年代にはロシアと南アフリカがそれぞれ40%超の算出シェアを誇っていましたが、2010年代には南アフリカの鉱山閉鎖が相次いだことによって価格が急騰しています。

パラジウム価格に連動する貴金属商品ETF全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

 

【1675】WisdomTree パラジウム上場投資信託

【1675】WisdomTree パラジウム上場投資信託

信託報酬(税込) 0.49%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +130.76%(7,800円→18,000円)
必要投資金額 18,000円(1口)

【1675】WisdomTree パラジウム上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、ロンドン市場のパラジウム価格に連動するETFです。

パラジウムは直近3年間で非常に大きな値上がりとなっています。ただ、仮にパラジウムETFに投資するとしても、このETFは流動性がなく取引リスクを抱えます。また、外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要です。

 

【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)

【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +133.78%(26,520円→62,000円)
必要投資金額 62,000円(1口)

【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、「グラム・円」単位のパラジウム価格と連動するETFです。

一定の受益権口数を持っている場合には、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取ることも可能となっています。

パラジウムETFでは最も流動性が高く、現物との引き換えも可能であるため、最もおすすめの銘柄です。

ただ、パラジウム価格は非常に大きく上がっていますが、これは裏を返せばいつ大幅な下落に見舞われてもおかしくないということです。パラジウム価格は直近3年間で大きな上昇を遂げているものの、商品先物取引に詳しくない投資家が、よく知りもしないパラジウムに投資するのはリスクがある投資行為であると言わざるを得ません。

 

パラジウム価格に連動する貴金属商品ETF比較一覧表

パラジウム連動ETF メリット デメリット 信託報酬(税込) 分配金利回り 直近3年間の値動き 必要投資金額
【1675】WisdomTree パラジウム上場投資信託 大きな値上がりとなっている 外国証券取引口座の開設が必要、価格変動リスクが大きい 0.49% 0% +130.76% 18,000円
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)

 

大きな値上がりとなっている、貴金属地金現物と引き換え可能、流動性が最も高い 価格変動リスクが大きい 0.55% 0% +133.78% 62,000円

 

貴金属バスケット価格に連動する貴金属商品ETF全1銘柄について徹底解説!

貴金属バスケット価格に連動する貴金属商品ETF全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

【1676】WisdomTree 貴金属バスケット上場投資信託

【1676】WisdomTree 貴金属バスケット上場投資信託

信託報酬(税込) 0.44%
分配金 0円(年0回)
分配金利回り 0%
直近3年間の値動き +21.64%(10,580円→12,870円)
必要投資金額 12,870円(1口)

【1676】WisdomTree 貴金属バスケット上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、ロンドン市場の4種類の貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウム)のバスケット価格に連動するETFです。

貴金属の構成比率は、金(49.42%)、パラジウム(26.21%)、銀(16.90%)、プラチナ(7.46%)となっています。

上記の月足チャートを見れば一目瞭然ですが、流動性が全くなく価格形成ができていません。長期的には値上がりしていますが、大きな取引リスクを抱える銘柄です。また、この銘柄は外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要となります。

 

貴金属バスケット価格に連動する貴金属商品ETF比較一覧表

貴金属バスケット連動ETF メリット デメリット 信託報酬(税込) 分配金利回り 直近3年間の値動き 必要投資金額
【1676】WisdomTree 貴金属バスケット上場投資信託 貴金属全体に投資できる 流動性がない、外国証券取引口座の開設が必要 0.44% 0% +21.64% 12,870円

 

結論:貴金属価格に連動する貴金属商品ETFでおすすめはこの銘柄!

最後に、貴金属価格に連動する貴金属商品ETFでおすすめの銘柄についてまとめていきましょう。

金(ゴールド)価格に連動するETFでは、最も流動性が高く、貴金属地金現物と引き換えも可能な【1540】純金上場信託(現物国内保管型)がおすすめです。

銀・プラチナ価格に連動するETFは、銀・プラチナ価格が下落しているため、そもそもおすすめできません。

パラジウムは大きく値上がりしていますが、こちらもいつ大きく下落するか分からないため、おすすめすることはできません。一獲千金を夢見て投資するとしたら、最も流動性が高い【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)がおすすめです。

貴金属商品相場に詳しくない投資家が投資してもよいのは、安全資産として保有できる金(ゴールド)ETFだけではないでしょうか?金(ゴールド)以外の貴金属商品ETFを専門外の投資家が手掛けるのはリスクがあります。

 

ETF投資を始めるならマネックス証券がおすすめ!

新NISAを使ったETF投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

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マネックス証券

マネックス証券のETF投資について、より詳しく知りたい場合には下記記事も参照してみてください。

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