今回は、【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信について解説していきます。
【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「銀行業株価指数」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1615-j.pdf
また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。
銀行業株価指数とは
「東証電気機器株価指数」とは、東証一部に上場している銘柄の内、業種区分が「銀行」に属する銘柄で構成される株価指数です。
ただ、業種別指数としては、業種別株価指数「TOPIX17」シリーズが主流となっており、東証の銀行セクターで構成される「TOPIX-17 銀行」の方が主流となりつつあります。
今回見ていく【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ | 33.38% |
2 | 【8316】三井住友フィナンシャルグループ | 18.93% |
3 | 【8411】みずほフィナンシャルグループ | 14.03% |
4 | 【8309】三井住友トラスト・ホールディングス | 5.29% |
5 | 【8308】りそなホールディングス | 4.16% |
なお、構成銘柄上位は、「TOPIX-17 銀行」に連動する【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信と同じです。
【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信についてはこちらのページで解説しています。
【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.209% |
分配金 | 4.03円(年1回) |
分配金利回り | 2.39% |
直近5年間の値動き | -8.19%(183円→168円) |
必要投資金額 | 16,800円(100口) |
上場日 | 2002年4月3日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ★★ |
※各データは、2022年6月1日時点の値。
【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信は、東証の銀行セクターに連動する日本株ETFです。
同じく東証の銀行株セクターに連動する【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信とはほぼ同じ内容のETFとなっており、運用会社も同じです。
【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信と比較すると、信託報酬・分配金利回り・流動性のいずれも優れていますが、銀行は衰退セクターであるということもあり、両銘柄とも直近5年間ではマイナスとなっています。
今後は【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信に一まとめにされて、上場廃止になる公算が強いと見られます。
まとめ
【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「銀行業株価指数」に連動する日本株ETFです。
「東証電気機器株価指数」とは、東証一部に上場している銘柄の内、業種区分が「銀行」に属する銘柄で構成される株価指数です。
【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信は、業種別ETFの銀行セクターに連動する【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信とほぼ同じ内容の銘柄です。
信託報酬・分配金利回り・流動性のいずれも【1615】NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信の方が優れています。
ただ、今後は【1631】NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信に一まとめにされて、上場廃止になる公算が強いと見られます。
また、銀行セクターは直近5年間ではマイナスとなっており、TOPIX連動型ETFより優先して投資する理由は特に見当たりません。