今回は、【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信について解説していきます。
【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 エネルギー資源」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1618-j.pdf
また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。
TOPIX-17 エネルギー資源とは
業種別株価指数「TOPIX17」シリーズは、東証プライム市場に上場している全銘柄を、17業種別に区分した株価指数となっています。
業種別株価指数に連動するETFに投資するメリットは、資産運用の目的に合わせた業種・セクターに投資できることです。
例えば、安全に運用したい場合にはディフェンシブセクターである食品や医薬品、値上がり益を期待したい場合には成長セクターである電機・精密や情報通信(IT)といったセクターを選んで投資することが可能です。
また、ETFなら業種別に銘柄がリスク分散されているため、個別株投資をするよりも圧倒的にリスクが小さいことは言うまでもありません。
今回見ていく【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信は、東証の資源・エネルギーセクターで構成される「TOPIX-17 エネルギー資源」連動型ETFです。
【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【5020】ENEOSホールディングス | 41.68% |
2 | 【1605】INPEX | 26.85% |
3 | 【5019】出光興産 | 19.06% |
4 | 【5021】コスモエネルギーホールディングス | 4.47% |
5 | 【1662】石油資源開発 | 2.21% |
上位3銘柄で87.59%となっており、銘柄分散という点においてはリスクが大きいと言わざるを得ません。
なお、いずれの銘柄も原油価格の上昇で大きな恩恵を受ける銘柄となっており、実質的には原油ETFのような銘柄と言えます。
【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.352% |
分配金 | 199円(年1回) |
分配金利回り | 1.46% |
直近5年間の値動き | +20.62%(11,270円→13,595円) |
必要投資金額 | 13,595円(1口) |
上場日 | 2008年3月25日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ★ |
※各データは、2022年5月16日時点の値。
【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信は、日本株の資源・エネルギーセクターで構成される「TOPIX-17 エネルギー資源」に連動するETFです。
原油価格に連動する企業が多いため、原油価格に連動する動きとなっています。
2020年の脱炭素ムーブメント以降、長期的な化石燃料投資の減少が懸念されて原油価格が上昇し、2022年ウクライナ情勢を受けて原油価格が急騰したことを受けて直近では大きな値上がりとなっています。
ただ、5年間というスパンで見てみると、2018~2020年には大きく下げていたため、TOPIXと同程度の値上がり率となっています。
日本株ETFとして見てみると、信託報酬はTOPIX・日経平均株価連動型に比べてやや高めとなっており、流動性は最低限ある銘柄です。
配当金が出る原油ETFとして見れば、投資するメリットはあると言えるでしょう。
まとめ
【1618】NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 エネルギー資源」に連動する日本株ETFです。
「TOPIX-17 エネルギー資源」は、日本株の業種別株価指数「TOPIX17」シリーズの一つで、資源・エネルギーセクターで構成される株価指数となっています。
構成上位3銘柄で87.59%となっており、銘柄分散という点においてはリスクが大きいと言わざるを得ません。
なお、いずれの銘柄も原油価格の上昇で大きな恩恵を受ける銘柄となっており、実質的には原油ETFのような銘柄と言えます。
日本株ETFとして見ればTOPIX連動型の方がおすすめですが、配当金が出る原油ETFとして見れば、投資するメリットはあると言えるでしょう。