今回は、【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFについて解説していきます。
【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「Indxx Japan E-Commerce Index」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2627-j.pdf
Indxx Japan E-Commerce Indexとは
「Indxx Japan E-Commerce Index」は、eコマース産業に関連する国内上場株式、物流施設の管理から収益を上げているJ-REITの合計20~30銘柄で構成される指標です。
eコマース、電子決済、サブスクリプション及びオンライン市場に関する売上が企業収益全体の50%以上を占める国内上場会社株式、物流関連の収益比率が高いJ-REITによって主に構成されています。
指数の算出方法は、浮動株調整後の時価総額加重方式となっており、構成銘柄ウェイトの上限は8%です。
今回見ていく【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【3064】MonotaRO | 10.78% |
2 | 【3769】GMOペイメントゲートウェイ | 9.19% |
3 | 【3092】ZOZO | 8.33% |
4 | 【4755】楽天グループ | 8.28% |
5 | 【4689】Zホールディングス | 8.11% |
【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.649% |
分配金 | 2円(年2回) |
分配金利回り | 0.14% |
直近5年間の値動き | -37.69%(2,178円→1,357円) |
必要投資金額 | 1,357円(1口) |
上場日 | 2021年1月27日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年7月1日時点の値。
【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFは、東証のeコマース指数「Indxx Japan E-Commerce Index」に連動する日本株ETFです。
巣ごもり消費でeコマース株が大きく買われていた2021年1月に上場したことが災いして、その後の巣ごもり消費株の反動によって-40%近くの暴落となっています。
テーマETFとしては面白い銘柄ですが、いかんせん上場時期が悪かったと言わざるを得ません。
日本株ETFとして見てみると、信託報酬は高く、流動性はほぼ最低レベルとなっていることもデメリットです。
また、構成銘柄を見てみると上位5銘柄でほぼ50%となっており、分散リスクが高くなっている点も否めません。
まとめ
【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「Indxx Japan E-Commerce Index」に連動する日本株ETFです。
「Indxx Japan E-Commerce Index」は、eコマース産業に関連する国内上場株式、物流施設の管理から収益を上げているJ-REITの合計20~30銘柄で構成される指標です。
【2627】グローバルX eコマース-日本株式 ETFは、eコマース株が新型コロナバブルによって高値圏となっていた2021年1月に上場したことから、その後の暴落に巻き込まれた形となっています。
テーマETFとしては面白い銘柄ですが、上場時期が悪かったと言わざるを得ません。
日本株ETFとして見てみると、信託報酬は高く、流動性はほぼ最低レベルとなっていることもデメリットで、分散リスクが高くなっている点も否めません。