今回は、【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)について解説していきます。
【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)」に連動する豪州債ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2843-j.pdf
また、日本国債・米国国債・外国国債に連動する債券ETFについては、こちらのページで解説しています。
ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)とは
「ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)」は、残存期間が7年~10年の豪州国債の総合投資収益を指数したものです。
当ETFは円建てによる為替ヘッジ付きETFとなっています。
豪州国債ETFは豪ドル建て資産のため円安豪ドル高になるとプラスになりますが、当ETFは円建てであるため円安豪ドル高になると収益がマイナスになる点には注意が必要です。
円安対策のローリスク資産としては、為替ヘッジが付いていない外国債券ETFを選択するようにしましょう。
今回見ていく【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月8日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | AUSTRALIAN GOVERNMENT | 21.43% |
2 | AUSTRALIAN GOVERNMENT | 20.68% |
3 | AUSTRALIAN GOVERNMENT | 19.12% |
4 | AUSTRALIAN GOVERNMENT | 17.71% |
5 | AUSTRALIAN GOVERNMENT | 16.89% |
【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.121% |
分配金 | 0円(年4回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | -15.16%(5,025円→4,263円) |
必要投資金額 | 42,630円(10口) |
上場日 | 2022年2月17日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年10月28日時点の値。
【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)は、「ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)」に連動する豪州債ETFです。
2022年にはオーストラリア中銀も利上げを続けており、2022年10月4日時点の政策金利は2.6%となっています。
豪州は利上げしており、豪ドルに対して円安が進んだダブルパンチにより、上場から8ヶ月で-15%もの下落となっています。
そもそも、同ETFは取引自体されない日の方が多く、流動性リスクの塊のような銘柄となっており、取引するだけで0.5%程度の流動性リスクを喰らってしまう点も大きなデメリットです。
豪州債ETFに投資したいとしても、流動性がまだマシで、豪ドル建て資産となる【2844】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジなし)に投資することをおすすめします。
まとめ
【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)」に連動する豪州債ETFです。
「ブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)」は、残存期間が7年~10年の豪州国債の総合投資収益を指数したもので、対円で為替ヘッジされています。
【2843】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)は、2022年にオーストラリア中銀が利上げを続けており、豪ドルに対して円安も進んだダブルパンチにより、上場から8ヶ月で-15%の下落となっています。
そもそも、同ETFは取引自体されない日の方が多い流動性リスクの塊のような銘柄となっている点も大きなデメリットです。
豪州債ETFに投資したいとしても、流動性がまだマシで、豪ドル建て資産となる【2844】上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジなし)に投資することをおすすめします。