フランス国債ETFの【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)を解説!【ETF投資】

今回は、【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)について解説していきます。

【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「ブルームバーグ・フランス国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)」に連動するフランス国債ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2862-j.pdf

 

ブルームバーグ・フランス国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)とは

「ブルームバーグ・フランス国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)」は、残存期間が7年~10年のフランス国債の総合投資収益を指数化したものです。

円で為替ヘッジしているため、ユーロ円相場の動向の影響は受けませんが、ユーロ円の「為替ヘッジコスト(=ユーロの短期金利-円の短期金利)」が発生します。

今回見ていく【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)の構成銘柄比率は次のようになっています(2023年2月28日時点)。

銘柄名 構成比率
1 フランス国債インデックスファンド・為替ヘッジあり 99.95%
2 マネー・アカウント・マザーファンド 0.00%
3 現金その他 0.05%
4
5

 

【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)のETFデータ

信託報酬(税込) 0.121%
分配金 30円(年4回)
分配金利回り 0.69%
直近5年間の値動き -13.10%(4,998円→4,343円)
必要投資金額 円(10口)
上場日 2022年8月17日
長期投資おすすめ度
流動性 ☆(取引が難しい最低レベル)

※各データは、2024年2月17日時点の値。

直近の1年半で、フランス国債は下落しています。

フランス国債はユーロ建て資産ですが、円で為替ヘッジしている銘柄のため、ユーロ円の為替ヘッジコストが発生します。

2024年2月時点の、ユーロ円の為替ヘッジコストは、約4.50%です(ユーロ 市場調整金利:4.50%、日本 無担保コール翌日物-0.006%より)。
※出典:楽天証券「世界の主要指数・外国為替・金利一覧」

つまり、1年間で発生する為替ヘッジコスト4.50%が重くのしかかってくるということです。

そもそも、取引が全くなく流動性リスクの塊でもあるため、手を出してはいけません。

 

まとめ

【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「ブルームバーグ・フランス国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)」に連動するフランス国債ETFです。

「ブルームバーグ・フランス国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)」は、残存期間が7年~10年のフランス国債の総合投資収益を指数化したものです。

【2862】上場インデックスファンドフランス国債(為替ヘッジあり)は、上場から1年半でフランス国債が下落しており、さらに為替ヘッジコスト(=ユーロの短期金利-円の短期金利)が約4.5%発生することから下落となっています。

為替ヘッジありの銘柄は、為替ヘッジコストが重いため、当サイトではおすすめしていません。

さらに、取引量が全くなく流動性リスクの塊であるため、手を出してはいけない銘柄です。

 

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