【切り替えでお得な都市ガス特集】ひとり暮らしにおすすめのガス会社5選！

2016年4月に開始された電気事業者の自由化に続いて、2017年4月からは都市ガスの自由化が始まっています。

都市ガスが自由化されたことによって、消費者はガス事業者を自由に選択できるようになりました。

この記事では、ひとり暮らしの人がガス料金を少しでも安くするためにおすすめのガス会社を地域ごとに紹介していきます。

ひとり暮らしの人がガス会社を切り替えるメリット

ひとり暮らしがガス会社を切り替える最大のメリットは、ガス料金を安くできることです。

ちなみに、総務省が公表している2018年の統計によると、単身世帯のガス料金は年間で37,246円、月額にならすと3,103円となっています。
※出典：総務省

そもそも、どうしてガス会社を切り替えると料金が安くなるのか、2017年4月から始まった都市ガス自由化についてちょっとだけ抑えておきましょう。

日本のガス事業は、地域ごとに東京ガス(関東)、東邦ガス(中部)、大阪ガス(関西)といった大手ガス会社の寡占事業となっていることで知られています。

都市ガスはガス管を通って家庭まで運ばれていますが、都市ガス自由化によって、ガス管を都市ガス事業に新規参入する会社も使えるようになりました。

都市ガスの自由化によって、使うガス管は同じでも、契約するガス会社を選べるようになったのです。

ガス会社の間に競争原理が働くようになったことで、ガス料金が安い事業者が登場する、ポイントサービスや料金サービスが多様化するなど、消費者にとって多くのメリットが生まれることが期待されます。

なお、安いガス会社にしたからといって、ガスの質が下がるなどの悪影響は全くないため安心してください(使っているガス管を取り換えることはできないため、そのようなことは原理的に不可能です)。

ただ、ガス事業への新規参入は未だにハードルが高く、三大都市圏でしか新規参入業者が出てきていないことが実情です。このため、地方に住んでいる場合にはガス自由化のメリットを享受することはできません。

ひとり暮らしにおすすめのガス会社の選び方ポイント

・ガス会社の切り替えができるのは、東京ガス圏内、大阪ガス圏内、東邦ガス圏内の3地域に限られている。

今回はこの3地域ごとにおすすめのガス会社を紹介していきます。なお、これ以外の地域に住んでいる場合は、残念ながらガス会社の切り替えを行うことはできません。

・20㎥あたりの「基本料金」と「単位料金」、20㎥使用した場合の「ガス料金」を要チェック！

ガス料金は「基本料金＋単位料金×ガス使用量」で決まる従量料金制となっており、ひとり暮らしのガス使用量の目安は、1ヶ月あたり20㎥前後と見積もられます。冬場が最も多くなり、夏場が最も少なくなります。

・「割引制度」についても抑えておこう。

各ガス会社で実施している割引制度を活用すれば、ガス料金がさらに安くなることも期待できます。

【関東エリア】ひとり暮らしが東京ガスからの切り替えにおすすめのガス会社3選！

ひとり暮らしが東京ガスからの切り替えにおすすめのガス会社をランキング形式で見ていきましょう。

第3位　割引プランが充実！レモンガス「わくわくプラン」

レモンガスが提供する都市ガスサービス「わくわくプラン」は、東京ガス一般契約の基準単位料金より5％安くなるプランです。東京電力エナジーパートナーが販売する電力プラン「プレミアムプランS/L」をセットで契約すると、「電力セット割引」として月々100円(年間1,200円)割引されるなど、セット割引が数多く用意されています。

第2位　東京ガスより5％安い！河原実業「ちょいトク1」

河原実業は、LPGや都市ガスの販売を中心に、それらに附帯する給湯器やガスコンロの販売・メンテナンスなどを手掛けているエネルギー企業です。ガス料金プラン「ちょいトク１」では、一般家庭の標準的なガス使用量だった場合（1ヶ月あたり32㎥使用）、東京ガスの「一般契約料金」と比較して約5.4％ガス料金が安くなります。1ヶ月あたり80㎥までは基本料金、単位料金ともに変わらないため安心です。

第1位　電気料金とセットでさらにお得！ENEOS都市ガス「標準プラン」

石油会社のENEOSが提供する都市ガス「標準プラン」は、大家族からひとり暮らしまで幅広い方々のガス料金がお得になるガスサービスです。ひとり暮らしの場合は、ガス料金が年間約1,680円お得になると試算されています。ガスとセットで電気も「ENEOSでんき」に変えることでさらにお得になる「ENEOSでんき割引」も実施中です。

【関東エリア】ひとり暮らしが東京ガスからの切り替えにおすすめのガス会社比較一覧表

【関西エリア】ひとり暮らしが大阪ガスからの切り替えにおすすめのガス会社1選！

ひとり暮らしが大阪ガスからの切り替えにおすすめのガス会社を見ていきましょう。

第1位　電気もセットでさらにお得！関電ガス「なっトクプラン」

関西電力が提供する関電ガス「なっトクプラン」は、大阪ガスと都市ガス契約を結んでいる方を対象としたおトクなガスメニューです。関西に住んでいる場合、ひとり暮らしからの切り替えでお得になる唯一のガスサービスとなります。ガスと電気がセットになった「なっとくパック」に加入すると、さらにお得です。また、「はぴｅポイント」に登録すると、ガスの利用料金に応じて、電気料金にも使えるお得なポイントが貯まります。

【関西エリア】ひとり暮らしが大阪ガスからの切り替えにおすすめのガス会社比較一覧表

【中部エリア】ひとり暮らしが東邦ガスからの切り替えにおすすめのガス会社1選！

ひとり暮らしが東邦ガスからの切り替えにおすすめのガス会社を見ていきましょう。

第1位　カテエネポイントが貯まる！中部電力「カテエネガスプラン1」

中部電力は、東邦ガス圏内で唯一の新規ガス事業者です。「カテエネガスプラン」は東邦ガスの一般プランに比べてお得になっており、電気・ガスセット割引（カテエネガスセット）により、ガス料金の2％が割引となります。また、電気料金の支払いに使えるほか、「Tポイント」や「nanacoポイント」などに交換できる「カテエネポイント」が貯まるため、ポイント分でさらにお得です。

【中部エリア】ひとり暮らしが東邦ガスからの切り替えにおすすめのガス会社比較一覧表

ひとり暮らしがガス会社を切り替える際の注意点

ひとり暮らしがガス会社を切り替える際の注意点を抑えておきましょう。

自分自身のガス使用量を把握した上でガス会社を選ぼう

今回は、ひとり暮らしのガス使用量を20㎥として試算しましたが、ライフスタイルによってひとり暮らしのガス使用量は変動してきます。

また、ガス使用量は、夏場は少なくなりますが、冬場は多くなる傾向があるため、細かい試算が必要になってくることもあります。

自分自身が毎月どの位のガスを使用しているのかを抑えた上で、ガス会社の基本料金・単位料金を確認して、お得にガス会社を切り替えていくようにしましょう。

ガス会社の切り替えでガス料金が変わらない場合もある

ガス自由化に伴って、大手石油会社や電力会社が参入してきたこともあり、大手ガス会社も料金の値下げなどをして対抗しています。

既存のガス会社から切り替えたからといって、必ずしも料金が安くなるわけではないため注意が必要です。

ガス会社の切り替えを行う際は、本当にガス料金が安くなるのかどうかを確認した上で行うようにしましょう。