「イオン銀行でiDeCoを始めてみたいけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?
イオン銀行のiDeCoでは、日本株の「ひふみ年金」、先進国株の「たわらノーロード先進国株式」、欧州株の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などを取り揃えており、債券やバランス投信、金(ゴールド)投信でも優良銘柄が並びます。
特に、主要金融機関のiDeCoで欧州株ファンドを取り扱っているのはイオン銀行だけです。
今回は、イオン銀行のiDeCo商品全24銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。
- イオン銀行でiDeCoを始めるメリットとは?
- イオン銀行のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
- 国内株式投資信託全3銘柄について徹底解説!
- 米国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 全世界株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 新興国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国債券投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- バランス投資信託全5銘柄について徹底解説!
- コモディティ投資信託全1銘柄について徹底解説!
- ターゲットイヤー投資信託全3銘柄について徹底解説!
- 元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
- 結論:イオン銀行のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
イオン銀行でiDeCoを始めるメリットとは?
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、自分の手で老後資産を形成する私的年金制度です。
iDeCoでは、60歳になるまで掛け金を拠出し、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることが可能となっています(ただし、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません)。
iDeCoの最大のメリットは、次の3つの税制優遇を受けられることです。
①iDeCoへの拠出金は、確定申告の際に「小規模企業共済等掛金控除」の対象となるため、全額所得控除されます。
②iDeCoで運用した商品の運用益は非課税となるため、非課税分も再投資でき、運用による複利効果をより大きくすることができます。
③60歳以上の受給年齢に達したときに、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。
ただ、iDeCoへの月々の拠出金には制限があります。自営業者やフリーランサーなどの国民年金受給者は月額6.8万円(年額81.6万円)まで、会社員は企業年金によって月額1.2~2.3万円(年額14.4万円~27.6万円)まで、公務員は月額1.2万円(年額14.4万円)までとなっています。いずれの場合も最低掛け金は月々5,000円からの1,000円単位です。
また、iDeCo口座は1人につき1つの金融機関にしか開設することができません。iDeCoの運用は金融機関ごとに用意されている運用商品で行い、運用商品の配分は1%単位で調整することが可能です。
iDeCo口座を選ぶポイントは、手数料が最安であること(※)に加えて、優良な運用商品が揃っていることが重要です。
※iDeCoの手数料は、初回時には国民年金基金連合会へ加入するときに支払う初回手数料2,829円(税込)が発生します。その後、掛け金を拠出する度に105円、信託銀行に66円の合計171円が発生します(拠出しない月は信託銀行に66円のみ)(いずれも税込)。ここまでの手数料はどの金融機関を選んでも共通で発生するものであり、拠出する際に金融機関に払う手数料が0円となる金融機関が手数料最安となります。
ネット銀行大手のイオン銀行のiDeCoは、手数料最安値であることに加えて、ネット証券に負けず劣らず優良商品が揃っていることが魅力的です。
日本株の「ひふみ年金」、先進国株の「たわらノーロード先進国株式」、欧州株の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などの優良投信を取り揃えており、債券やバランス投信、金(ゴールド)投信でも優良銘柄が並びます。
特に、主要金融機関のiDeCoで欧州株ファンドを取り扱っているのはイオン銀行だけであるため、欧州株を中心にポートフォリオを組みたい場合には最もおすすめです。
今回は、イオン銀行のiDeCoで取り扱っている全24銘柄について徹底解説していきます。
イオン銀行のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
イオン銀行のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイントについて抑えておきましょう。
※イオン銀行のiDeCoで扱っている銘柄一覧については「イオン銀行iDeCo(イデコ)の商品ラインナップ」を参照しています。また、「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年3月末時点のデータを参照しています。
・「商品種別」をチェック!
iDeCoで運用する投資信託は、株式や債券など構成される資産によってさまざまなタイプに分けられます。
一般的には、債券より株式の方がリスク・リターンが高く、先進国より新興国の方がリスク・リターンが高くなる傾向があります。
また、複数の資産を組み合わせたバランス型や、不動産投資信託のREIT、若い時にはリスクの高い運用を行い年齢が上がるにつれて安定運用を行うターゲット・イヤー・ファンドなどがあります。
・「運用タイプ」をチェック!
投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。
インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。
アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。
インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。
・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!
iDeCoでは掛け金の拠出時に発生する手数料に加えて、投資信託の運用においてもファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。
信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。
・「直近5年間の成績」をチェック!
投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年3月末時点)をチェックしましょう。
なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。
国内株式投資信託全3銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている国内株式投資信託全3銘柄について詳しく見ていきましょう。
One DC 国内株式インデックスファンド
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +0.99% |
One DC 国内株式インデックスファンドは、アセットマネジメントOneが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「東証株価指数TOPIX」は、日経平均株価と並ぶ日本株指数であり、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の時価総額加重平均で算出される株価指数です。構成銘柄上位は、トヨタ自動車(3.51%)、ソニー(1.84%)、ソフトバンクグループ(1.70%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.57%)、NTT(1.55%)、となっています。
TOPIXの構成銘柄は2,100銘柄以上と、225銘柄から構成される日経平均の10倍程度リスク分散されています。日経平均と比べるとリスク・リターンが小さくなっていると認識して問題ありません。
同投資信託は、信託報酬も低く、代表的な日本株投資信託です。ただ、直近5年間ではややプラスに留まっており、日経平均に連動する日本株投信に比べると見劣りします。
TOPIXはリスク分散され過ぎているあまりリターンも小さくなってしまっているため、当サイトでは、TOPIXよりも日経平均に連動する日本株投資信託の方をおすすめします。ただ残念ながら、イオン銀行のiDeCoでは日経平均連動型投信は扱っていません。
ひふみ年金
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.836% |
直近5年間の成績 | +28.75% |
ひふみ年金は、レオス・キャピタルワークスが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内上場株の中で、市場価値が割安と考えられる銘柄に選別して投資しているファンドです。構成銘柄上位は、協和エクシオ(2.21%)、ネットワンシステムズ(2.12%)、光通信(1.97%)、東京センチュリー(1.95%)、OLLIE’S BARGAIN OUTLET HOLDINGS(1.72%)となっています。
アクティブ型日本株投資信託の代名詞的な銘柄です。イオン銀行のiDeCoで日本株に投資するなら、こちらの銘柄一択となります。
フィデリティ・日本成長株・ファンド
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.683% |
直近5年間の成績 | +6.21% |
フィデリティ・日本成長株・ファンドは、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内株の中から長期的な成長力がある企業を選定した上で、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資するファンドです。構成銘柄上位は、ミスミグループ本社(4.5%)、三浦工業(3.4%)、キーエンス(3.3%)、シマノ(2.5%)、オリンパス(2.4%)となっています。
直近5年間ではプラスですが、信託報酬は「ひふみ年金」の2倍と高い点がデメリットです。「ひふみ年金」に優先して選ぶ理由はありません。
イオン銀行iDeCoの国内株式投資信託一覧
国内株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
One DC 国内株式インデックスファンド | インデックス | 0.154% | +0.99% |
ひふみ年金 | アクティブ | 0.836% | +28.75% |
フィデリティ・日本成長株・ファンド | アクティブ | 1.683% | +6.21% |
米国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている米国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
フィデリティ・米国優良株・ファンド
商品種別 | 米国株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.639% |
直近5年間の成績 | +6.22% |
フィデリティ・米国優良株・ファンドは、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の米国株投資信託です。
独自の企業調査を駆使して、米国株に投資するファンドです。構成銘柄上位は、マイクロソフト(5.6%)、アマゾン・ドット・コム(3.1%)、アップル(2.9%)、アルファベット(2.6%)、ビザ(2.4%)となっています。
直近5年間でプラスになっていますが、信託報酬の高さが目に付きます。
イオン銀行のiDeCoで米国株に投資するとしたら、米国株の構成銘柄比率が60%超えとなっている「たわらノーロード先進国株式」の方がおすすめです。
イオン銀行iDeCoの米国株式投資信託一覧
米国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
フィデリティ・米国優良株・ファンド | アクティブ | 1.639% | +6.22% |
全世界株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている全世界株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、全世界株式投資信託は「日本を含む複数の国の株式で構成されている投資信託」もしくは「日本を除く先進国・新興国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.6769% |
直近5年間の成績 | -1.59% |
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDCは、ピクテ投信投資顧問が運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給など日常生活に不可欠な公益サービスを提供する公益企業)に投資するファンドです。特定の国に集中せず分散投資してリスク低減を図ります。
信託報酬は高いものの、直近5年間ではマイナスとなっています。世界株投信だからといって、おすすめできる銘柄ではありません。
イオン銀行iDeCoの全世界株式投資信託一覧
全世界株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC | アクティブ | 1.6769% | -1.59% |
先進国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている先進国株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、先進国株式投資信託は「日本を除く複数の先進国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
たわらノーロード先進国株式
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.10989% |
直近5年間の成績 | +12.73% |
たわらノーロード先進国株式は、アセットマネジメントOneが運用する、「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。
「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。国際配分比率上位は、アメリカ(65.68%)、先進国(除く日本)(6.50%)、イギリス(5.94%)、フランス(3.83%)、カナダ(3.75%)となっています。
信託報酬が非常に低いにも関わらず、直近5年間では+10%を超える成績となっています。
イオン銀行でiDeCoをするとしたら最も基本となるおすすめの銘柄です。
フィデリティ・欧州株・ファンド
商品種別 | 欧州株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.65% |
直近5年間の成績 | +25.91% |
フィデリティ・欧州株・ファンドは、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の欧州株投資信託です。
独自の企業調査に基づいて欧州株に投資するファンドです。国別配分比率上位は、イギリス(20.9%)、ドイツ(15.4%)、フランス(13.9%)、欧州(13.7%)、オランダ(11.3%)となっています。構成銘柄上位は、ドイツのSAP(5.1%)、ジャージィーのエクスペリアン(5.1%)、デンマークのノボ・ノルディスク(4.0%)、フランスのインジェニコ(4.0%)、スペインのグリフォルス(3.7%)となっています。
アクティブ欧州株投信としては代表的なファンドです。信託報酬は高いものの、直近5年間では大きなプラスとなっています。
iDeCoで欧州株に投資できることは珍しく、主要金融機関ではイオン銀行でしかできません。イオン銀行でiDeCoをするなら、是非ともポートフォリオに組み込むことをおすすめします。
イオン銀行iDeCoの先進国株式投資信託一覧
先進国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
たわらノーロード先進国株式 | インデックス | 0.10989% | +12.73% |
フィデリティ・欧州株・ファンド | アクティブ | 1.65% | +25.91% |
新興国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている新興国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
DIAM新興国株式インデックスファンド<DC年金>
商品種別 | 新興国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.5995% |
直近5年間の成績 | -17.71% |
DIAM新興国株式インデックスファンド<DC年金>は、アセットマネジメントOneが運用する、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」に連動するインデックス型の新興国株投資信託です。
「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」は、新興国株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。
アジアのグローバル企業で構成されていますが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。iDeCoでアジア株投資をしたいならともかく、そうでないならあまりおすすめできません。
イオン銀行iDeCoの新興国株式投資信託一覧
新興国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
DIAM新興国株式インデックスファンド<DC年金> | インデックス | 0.5995% | -17.71% |
国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている国内債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
たわらノーロード国内債券
商品種別 | 国内債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +4.66% |
たわらノーロード国内債券は、アセットマネジメントOneが運用する、「NOMURA-BPI総合」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。
「NOMURA-BPI総合」は、野村證券株式会社が公表している、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数です。
ローリスク・ローリターンの代表的な投資信託であり、低リスクでの運用を目指すならポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
イオン銀行iDeCoの国内債券投資信託一覧
国内債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
たわらノーロード国内債券 | インデックス | 0.154% | +4.66% |
先進国債券投資信託全2銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている先進国債券投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
たわらノーロード先進国債券
商品種別 | 先進国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.187% |
直近5年間の成績 | +3.08% |
たわらノーロード先進国債券は、アセットマネジメントOneが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし)」と連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。
「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(48.2%)、フランス(9.97%)、イタリア(9.28%)、イギリス(6.18%)、ドイツ(6.16%)となっています。
信託報酬・リスクが低いディフェンシブ投信です。リスクヘッジしたい場合にポートフォリオに組み込んでおきましょう。
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)
商品種別 | 先進国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.22% |
直近5年間の成績 | +5.14% |
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)は、アセットマネジメントOneが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジあり)」と連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。
「たわらノーロード先進国債券」の為替ヘッジ版となります。「たわらノーロード先進国債券」の代わりにポートフォリオに組み込んでも問題ありません。
イオン銀行iDeCoの先進国債券投資信託一覧
先進国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
たわらノーロード先進国債券 | インデックス | 0.187% | +3.08% |
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり) | インデックス | 0.22% | +5.14% |
新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている新興国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド
商品種別 | 新興国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.374% |
直近5年間の成績 | -13.91% |
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンドは、三菱UFJ国際投信が運用する、「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国債券投資信託です。
「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」は、JPモルガン社が算出・公表している、新興国政府が現地通貨建てで発行する債券で構成される債権指数です。国別配分比率上位は、新興国(47.72%)、インドネシア(9.99%)、メキシコ(9.85%)、タイ(9.55%)、ブラジル(9.24%)となっています。
直近5年間では大きなマイナスとなっています。低リスクがメリットの債券投資信託で、わざわざリスクの高い新興国債券を選ぶのはおすすめできません。かといって、リターン目的でもおすすめできません。
イオン銀行iDeCoの新興国債券投資信託一覧
新興国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド | インデックス | 0.374% | -13.91% |
国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている国内REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
たわらノーロード国内リート
商品種別 | 国内REIT |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.275% |
直近5年間の成績 | +6.02% |
たわらノーロード国内リートは、アセットマネジメントOneが運用する、「東証REIT指数(配当込み)」に連動するインデックス型の国内REIT投資信託です。
「東証REIT指数(配当込み)」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。構成銘柄上位は、日本ビルファンド投資法人(6.8%)、ジャパンリアルエステイト投資法人(6.3%)、野村不動産マスターファンド投資法人(5.5%)、ユナイテッド・アーバン投資法人(4.2%)、オリックス不動産投資法人(4.2%)となっています。
不動産投資信託のREITは、値上がり益はもちろん、賃料・テナント収入という形で分配金に優れる商品となっています。
直近5年間ではプラスとなっており、iDeCoで不動産投資をしたい場合にはポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
イオン銀行iDeCoの国内REIT投資信託一覧
国内REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
たわらノーロード国内リート | インデックス | 0.275% | +6.02% |
先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている先進国REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
たわらノーロード先進国リート
商品種別 | 先進国REIT |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.297% |
直近5年間の成績 | -14.51% |
たわらノーロード先進国リートは、アセットマネジメントOneが運用する、「S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」に連動するインデックス型の先進国REIT投資信託です。
「S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」は、S&Pが算出するグローバル・インデックスである「S&Pグローバル株価指数」から、REIT及びREITと同様の制度に基づく銘柄から算出される指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(74.2%)、オーストラリア(6.5%)、イギリス(4.9%)、シンガポール(3.9%)、カナダ(1.9%)となっています。
内容的には悪い銘柄ではありませんが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。
イオン銀行iDeCoの先進国REIT投資信託一覧
先進国REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
たわらノーロード先進国リート | インデックス | 0.297% | -14.51% |
バランス投資信託全5銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っているバランス投資信託全5銘柄について詳しく見ていきましょう。
マイバランス30(確定拠出年金向け)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.32% |
マイバランス30(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式20%、外国株式10%、国内債券55%、外国債券15%の比率で運用するファンドです。
信託報酬が低く、バランス型投信として悪くありません。自分の手でポートフォリオを組むことが難しい場合には、リスク重視のバランス型投信としておすすめです。
マイバランス50(確定拠出年金向け)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.72% |
マイバランス50(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式30%、外国株式20%、国内債券40%、外国債券10%の比率で運用するファンドです。
株式と債券を50:50の比率で運用する安定したバランス型投信としておすすめできます。
マイバランス70(確定拠出年金向け)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +5.49% |
マイバランス70(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式45%、外国株式25%、国内債券20%、外国債券10%の比率で運用するファンドです。
リターン重視のバランス投信となります。おすすめの銘柄です。
たわらノーロード バランス(8資産均等型)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | -1.85% |
たわらノーロード バランス(8資産均等型)は、アセットマネジメントOneが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内REIT、先進国REITにそれぞれ12.5%ずつ均等に投資するファンドです。
直近5年間ではややマイナスとなっていますが、2017年7月28日からの運用なので3年弱での成績となります。信託報酬も低く、8資産バランスファンドとして問題なく運用可能です。
イオン・バランス戦略ファンド(みらいパレット)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.124% |
直近5年間の成績 | -0.93% |
イオン・バランス戦略ファンド(みらいパレット)は、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
複数の投資信託を通じて、様々な資産に分散投資するファンドです。
直近の資産配分比率は、先進国債券(除く日本)(33.29%)、国内債券(20.95%)、国内株式(14.50%)、国内REIT(11.63%)、先進国株式(除く日本)(4.30%)、外国REIT(3.10%)、新興国株式(1.79%)、短期金融資産(1.30%)となっています。
バランス投信としては信託報酬が高く、直近5年間でもマイナスとなっています。問題外の銘柄です。
イオン銀行iDeCoのバランス投資信託一覧
バランス投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
マイバランス30(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.154% | +6.32% |
マイバランス50(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.154% | +6.72% |
マイバランス70(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.154% | +5.49% |
たわらノーロード バランス(8資産均等型) | アクティブ | 0.154% | -1.85% |
イオン・バランス戦略ファンド(みらいパレット) | アクティブ | 1.124% | -0.93% |
コモディティ投資信託全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っているコモディティ投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド<為替ヘッジなし>
商品種別 | コモディティ |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.5085% |
直近5年間の成績 | +19.13% |
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド<為替ヘッジなし>は、ブラックロック・ジャパンが運用する、「LBMA金価格(円換算ベース)」に連動するインデックス型のコモディティ投資信託です。
「LBMA金価格(円換算ベース)」は、金現物市場の代表的な指標です。
金(ゴールド)価格は上昇しているため、直近5年間では大きな上昇となっています。ただ、金(ゴールド)のようなコモディティ投信は分配金が出ないため、完全に先物価格に頼ることになってしまいます。
金(ゴールド)に連動する投資信託の中では、信託報酬は低めとなっています。iDeCoで金(ゴールド)運用したい場合にはポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
イオン銀行iDeCoのコモディティ投資信託一覧
コモディティ投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド<為替ヘッジなし> | インデックス | 0.5085% | +19.13% |
ターゲットイヤー投資信託全3銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っているターゲットイヤー投資信託全3銘柄について詳しく見ていきましょう。
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.825% |
直近5年間の成績 | -2.66% |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035)は、アセットマネジメントOneが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
国内外の公社債、株式、REITに分散投資を行い、2035年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
40代以上向けのターゲットイヤー投資信託となりますが、ターゲットイヤー投信としては信託報酬が高くおすすめできません。
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2045)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.913% |
直近5年間の成績 | -0.57% |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2045)は、アセットマネジメントOneが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
国内外の公社債、株式、REITに分散投資を行い、2045年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
30代向けのターゲットイヤー投資信託となりますが、ターゲットイヤー投信としては信託報酬が高くおすすめできません。
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2055)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.913% |
直近5年間の成績 | -0.78% |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2055)は、アセットマネジメントOneが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
国内外の公社債、株式、REITに分散投資を行い、2055年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
20代向けのターゲットイヤー投資信託ですが、ターゲットイヤー投信としては信託報酬が高くおすすめできません。
イオン銀行iDeCoのターゲットイヤー投資信託一覧
ターゲットイヤー投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035) | アクティブ | 0.825% | -2.66% |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2045) | アクティブ | 0.913% | -0.57% |
投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2055) | アクティブ | 0.913% | -0.78% |
元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
イオン銀行のiDeCoで扱っている元本確保型商品全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
イオン銀行iDeCo 定期預金 5年
商品種別 | 元本確保型商品 |
運用タイプ | 定期預金 |
信託報酬 | 0% |
直近5年間の成績 | 年利0.05% |
イオン銀行iDeCo 定期預金 5年は、イオン銀行が運用する、定期預金型の元本確保型商品です。
イオン銀行の元本確保型商品となります。年利は0.05%です。
iDeCoで用意されている元本確保型商品の年利は0.02%が最も多くなっている中で高めです。
しかし、折角iDeCoで運用するのに、元本確保型商品を選ぶのはもったいないことに違いありません。
イオン銀行iDeCoの元本確保型商品一覧
元本確保型商品 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
イオン銀行iDeCo 定期預金 5年 | 定期預金 | 0% | 年利0.05% |
結論:イオン銀行のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
最後に、イオン銀行のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオについてまとめていきましょう。
国内株では、代表的なアクティブ日本株投信の「ひふみ年金」がおすすめです。
先進国株では、信託報酬が低いインデックスファンドの「たわらノーロード先進国株式」、アクティブ欧州株ファンドの「フィデリティ・欧州株・ファンド」がおすすめです。前者は、米国株構成比率が60%を超えているため米国株投信としても見れます。後者は、iDeCoで欧州株投信を扱っている主要金融機関は珍しく、是非ともポートフォリオに組み込むことをおすすめします。
債券では、国内債券に連動する「たわらノーロード国内債券」、先進国債券に連動する「たわらノーロード先進国債券」もしくは「たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)」がおすすめです。ポートフォリオのリスクを小さくしたい場合にはバランスよく組み込んでおきましょう。
iDeCoで不動産投資をしたい場合には、国内REITで運用する「たわらノーロード国内リート」、先進国REITに連動する「たわらノーロード先進国リート」をポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
iDeCoで金(ゴールド)運用したい場合には、金(ゴールド)価格と連動する「iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド<為替ヘッジなし>」をポートフォリオに組み込むこともおすすめです。
また、バランス投資信託の「マイバランス」シリーズ、「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」は、自分の手でポートフォリオを組むことが難しく、リスク重視で運用したい場合にはおすすめです。
以上のおすすめ銘柄からポートフォリオを考えていきましょう。
リターン重視の攻めのポートフォリオの一例は次のようになります。
・33% 「ひふみ年金」
・33% 「たわらノーロード先進国株式」
・33% 「フィデリティ・欧州株・ファンド」
バランスを取ったポートフォリオの一例は次のようになります。
・20% 「ひふみ年金」
・30% 「たわらノーロード先進国株式」
・20% 「フィデリティ・欧州株・ファンド」
・15% 「たわらノーロード国内債券」
・15% 「たわらノーロード先進国債券」
自分でポートフォリオを組むことが難しい場合におすすめのポートフォリオの一例は次のようになります。
・100% 「マイバランス」シリーズ
イオン銀行のiDeCoは、手数料無料であるのはもちろん、取り扱い商品も主要ネット証券に匹敵しており、何の問題もなく運用することが可能です。特に、先進国株に強みを持ち、欧州株ファンドに投資できるのは唯一無二の強みとなっています。