「SBI証券のオリジナルプランでiDeCoを始めてみたいけど、どの銘柄がおすすめなんだろう?」と、お困りではありませんか?
iDeCo加入者が最も多いSBI証券では、セレクトプランとオリジナルプランという2種類のプランが用意されており、オリジナルプランはアクティブファンドが充実しています。
SBI証券オリジナルプランは、日本株の「ひふみ年金」、米国株の「iFree NYダウ・インデックス」、世界株の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」と優良な銘柄が揃っており、債券やバランス投信でも優れた銘柄が並びます。
今回は、SBI証券オリジナルプランのiDeCo商品全38銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。
- SBI証券オリジナルプランでiDeCoを始めるメリットとは?
- SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
- 国内株式投資信託全8銘柄について徹底解説!
- 米国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 全世界株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
- 先進国株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
- 新興国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- バランス投資信託全7銘柄について徹底解説!
- コモディティ投資信託全1銘柄について徹底解説!
- ターゲットイヤー投資信託全4銘柄について徹底解説!
- 元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
- 結論:SBI証券オリジナルプランのiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
SBI証券オリジナルプランでiDeCoを始めるメリットとは?
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、自分の手で老後資産を形成する私的年金制度です。
iDeCoでは、60歳になるまで掛け金を拠出し、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることが可能となっています(ただし、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません)。
iDeCoの最大のメリットは、次の3つの税制優遇を受けられることです。
①iDeCoへの拠出金は、確定申告の際に「小規模企業共済等掛金控除」の対象となるため、全額所得控除されます。
②iDeCoで運用した商品の運用益は非課税となるため、非課税分も再投資でき、運用による複利効果をより大きくすることができます。
③60歳以上の受給年齢に達したときに、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。
ただ、iDeCoへの月々の拠出金には制限があります。自営業者やフリーランサーなどの国民年金受給者は月額6.8万円(年額81.6万円)まで、会社員は企業年金によって月額1.2~2.3万円(年額14.4万円~27.6万円)まで、公務員は月額1.2万円(年額14.4万円)までとなっています。いずれの場合も最低掛け金は月々5,000円からの1,000円単位です。
また、iDeCo口座は1人につき1つの金融機関にしか開設することができません。iDeCoの運用は金融機関ごとに用意されている運用商品で行い、運用商品の配分は1%単位で調整することが可能です。
iDeCo口座を選ぶポイントは、手数料が最安であること(※)に加えて、優良な運用商品が揃っていることが重要です。
※iDeCoの手数料は、初回時には国民年金基金連合会へ加入するときに支払う初回手数料2,829円(税込)が発生します。その後、掛け金を拠出する度に105円、信託銀行に66円の合計171円が発生します(拠出しない月は信託銀行に66円のみ)(いずれも税込)。ここまでの手数料はどの金融機関を選んでも共通で発生するものであり、拠出する際に金融機関に払う手数料が0円となる金融機関が手数料最安となります。
ネット証券大手のSBI証券は、手数料が最安値であることはもちろん、10年連続でiDeCo加入者がナンバーワンとなっています。
SBI証券では、信託報酬が低く、多様性のある商品を集めた「セレクトプラン」と、アクティブファンドが多い「オリジナルプラン」の2つのプランが提供されています。
SBI証券オリジナルプランは、日本株の「ひふみ年金」、米国株の「iFree NYダウ・インデックス」、世界株の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」と優良な銘柄が揃っており、債券やバランス投信でも優れた銘柄が並びます。
今回は、SBI証券オリジナルプランのiDeCoで取り扱っている全38銘柄について徹底解説していきます。
なお、SBI証券セレクトプランについては、こちらの記事を参照ください。
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイントについて抑えておきましょう。
※SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている銘柄一覧についてはSBI証券の「オリジナルプラン運用商品一覧」を参照しています。また、「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年3月末時点のデータを参照しています。
・「商品種別」をチェック!
iDeCoで運用する投資信託は、株式や債券など構成される資産によってさまざまなタイプに分けられます。
一般的には、債券より株式の方がリスク・リターンが高く、先進国より新興国の方がリスク・リターンが高くなる傾向があります。
また、複数の資産を組み合わせたバランス型や、不動産投資信託のREIT、若い時にはリスクの高い運用を行い年齢が上がるにつれて安定運用を行うターゲット・イヤー・ファンドなどがあります。
・「運用タイプ」をチェック!
投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。
インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。
アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。
インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。
・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!
iDeCoでは掛け金の拠出時に発生する手数料に加えて、投資信託の運用においてもファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。
信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。
・「直近5年間の成績」をチェック!
投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年3月末時点)をチェックしましょう。
なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。
国内株式投資信託全8銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている国内株式投資信託全8銘柄について詳しく見ていきましょう。
DCニッセイ日経225インデックスファンドA
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.1859% |
直近5年間の成績 | +17.19% |
DCニッセイ日経225インデックスファンドAは、ニッセイアセットマネジメントが運用する、「日経平均株価」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「日経平均株価は、日本株を代表するインデックスであり、日本を代表する225銘柄の単純平均で算出される株価指数です。
代表的な日本株インデックス投資信託です。信託報酬も低く、日本株投資信託に迷ったら、こちらの銘柄を選んで問題ありません。
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.176% |
直近5年間の成績 | +0.83% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドは、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「東証株価指数TOPIX」は、日経平均株価と並ぶ日本株指数であり、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の時価総額加重平均で算出される株価指数です。構成銘柄上位は、トヨタ自動車(3.5%)、ソニー(1.8%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.6%)、NTT(1.5%)、ソフトバンクグループ(1.4%)となっています。
TOPIXの構成銘柄は2,100銘柄以上と、225銘柄から構成される日経平均の10倍程度リスク分散されています。日経平均と比べるとリスク・リターンが小さくなっていると認識して問題ありません。
こちらの投資信託は、信託報酬も低く、代表的な日本株投資信託です。ただ、直近5年間ではややプラスに留まっており、日経平均に連動する「DCニッセイ日経225インデックスファンドA」に比べると見劣りします。
TOPIXはリスク分散され過ぎているあまりリターンも小さくなってしまっているため、当サイトでは、TOPIXよりも日経平均に連動する日本株投資信託の方をおすすめします。
SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金>
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.264% |
直近5年間の成績 | -0.22% |
SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金>は、SBIアセットマネジメントが運用する、「東証TOPIX100」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「東証TOPIX100」は、東証一部上場銘柄の中から、時価総額・流動性の高い100銘柄で構成される指数です。
TOPIXに比べると構成銘柄数が20分の1以下になっているため、TOPIXよりはリターンが期待できると考えられますが、直近5年間ではマイナスとなっています。
野村DC・JPX日経400ファンド
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.275% |
直近5年間の成績 | -5.44% |
野村DC・JPX日経400ファンドは、野村アセットマネジメントが運用する、「JPX日経インデックス400」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「JPX日経インデックス400」は、東京証券取引所に上場している全銘柄(新興市場も含む)の中から、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として、投資家に魅力のある400銘柄で構成された株価指数です。構成銘柄上位は、ソニー(1.61%)、キーエンス(1.53%)、NTT(1.45%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.45%)、ソフトバンクグループ(1.45%)となっています。
「JPX日経インデックス400」は400銘柄であるため、225銘柄の日経平均と比べるとリスクが小さい一方でリターンも小さくなっています。ただ、直近5年間ではマイナスとなっており、おすすめできる銘柄ではありません。
ひふみ年金
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.836% |
直近5年間の成績 | +28.75% |
ひふみ年金は、レオス・キャピタルワークスが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内上場株の中で、市場価値が割安と考えられる銘柄に選別して投資しているファンドです。構成銘柄上位は、協和エクシオ(2.21%)、ネットワンシステムズ(2.12%)、光通信(1.97%)、東京センチュリー(1.95%)、OLLIE’S BARGAIN OUTLET HOLDINGS(1.72%)となっています。
アクティブ型日本株投資信託の代名詞的な銘柄であり、SBI証券オリジナルプランで投資できるアクティブ型日本株投信の中では信託報酬が最も低くなっています。
リターン重視で日本株投資信託を選ぶなら、この銘柄一択となります。
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金>
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.65% |
直近5年間の成績 | +21.75% |
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金>は、SBIアセットマネジメントが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
株価が下落した国内銘柄の中から、財務・業績に優れる銘柄に投資しているファンドです。構成銘柄上位は、ダイセキ(3.81%)、ジェイエイシーリクルートメント(3.65%)、プレステージ・インターナショナル(3.62%)、ラウンドワン(3.49%)、SHOEI(3.49%)となっています。
直近5年間では大きなプラスとなっていますが、信託報酬の高さが目に付きます。SBI証券オリジナルプランのアクティブ日本株投資信託では「ひふみ年金」の方がおすすめです。
フィデリティ・日本成長株・ファンド
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.683% |
直近5年間の成績 | +6.21% |
フィデリティ・日本成長株・ファンドは、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内株の中から長期的な成長力がある企業を選定した上で、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資するファンドです。構成銘柄上位は、ミスミグループ本社(4.5%)、三浦工業(3.4%)、キーエンス(3.3%)、シマノ(2.5%)、オリンパス(2.4%)となっています。
直近5年間ではプラスですが、信託報酬は「ひふみ年金」の2倍と高い点がデメリットです。リスク・信託報酬ともに高いため、他の日本株投資信託をおすすめします。
スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(対話の力)
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.87% |
直近5年間の成績 | +17.47% |
スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(対話の力)は、スパークス・アセット・マネジメントが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
企業と「目的を持った対話」を行うことで、企業価値向上が図られる可能性の高い銘柄に投資するファンドです。株価と市場価値との乖離が大きく、企業価値向上の余地が大きいと認められる銘柄を選別します。構成銘柄上位は、帝国繊維(8.7%)、ニチアス(8.3%)、デサント(8.2%)、パイロットコーポレーション(8.0%)、安藤・間(7.8%)となっています。
信託報酬は高いものの、直近5年間では20%近いプラスになっており、アクティブ型日本株投信として実績があります。ただ、SBI証券オリジナルプランで運用するなら「ひふみ年金」の方がおすすめです。
SBI証券オリジナルプランの国内株式投資信託一覧
国内株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
DCニッセイ日経225インデックスファンドA | インデックス | 0.1859% | +17.19% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | インデックス | 0.176% | +0.83% |
SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金> | インデックス | 0.264% | -0.22% |
野村DC・JPX日経400ファンド | インデックス | 0.275% | -5.44% |
ひふみ年金 | アクティブ | 0.836% | +28.75% |
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金> | アクティブ | 1.65% | +21.75% |
フィデリティ・日本成長株・ファンド | アクティブ | 1.683% | +6.21% |
スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(対話の力) | アクティブ | 1.87% | +17.47% |
米国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている米国株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
iFree NYダウ・インデックス
商品種別 | 米国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.2475% |
直近5年間の成績 | +37.78% |
iFree NYダウ・インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する、「ダウ・ジョーンズ工業株平均(円ベース)」に連動するインデックス型の米国株投資信託です。
「ダウ・ジョーンズ工業株平均(円ベース)」は、アメリカを代表する30銘柄から構成される株価指数です。構成銘柄上位は、BOEING CO/THE(8.8%)、UNITEDHEALTH GROUP INC(5.9%)、HOME DEPOT INC(5.0%)、MCDONALD’S CORP(5.0%)、APPLE INC(4.8%)となっています。
直近5年間では+40%近い高成績となっています。ダウ構成銘柄は値上がりしている銘柄が多いことに加えて、分配金に優れる銘柄が多いことが特徴であり、分配金を非課税で再投資して複利効果を享受できるiDeCoの強みを最大限に生かすことができます。
SBI証券オリジナルプランの中でも、iDeCo運用に一押しの銘柄です。
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
商品種別 | 米国株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.99% |
直近5年間の成績 | +16.04% |
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねは、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、アクティブ型の米国株投資信託です。
米国株の中でも、付加価値の高い企業、圧倒的な競合優位性、長期的な潮流の3つの条件を満たす構造的に強靭な企業に投資するファンドです。構成銘柄上位は、BECTON DICKINSON & CO(6.79%)、VISA INC-CLASS A SHARES(6.60%)、COLGATE-PALMOLIVE CO(6.42%)、THE WALT DISNEY CO.(6.32%)、3M CO(5.95%)となっています。
直近5年間では大きく上がっていますが、アクティブ型で信託報酬が高いため、米国株投資信託ではダウに連動する「iFree NYダウ・インデックス」の方がおすすめです。
SBI証券オリジナルプランの米国株式投資信託一覧
米国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
iFree NYダウ・インデックス | インデックス | 0.2475% | +37.78% |
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね | アクティブ | 0.99% | +16.04% |
全世界株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている全世界株式投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、全世界株式投資信託は「日本を含む複数の国の株式で構成されている投資信託」もしくは「日本を除く先進国・新興国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
EXE-i グローバル中小型株式ファンド
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.331% |
直近5年間の成績 | -14.35% |
EXE-i グローバル中小型株式ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する、インデックス型の世界株投資信託です。
ETFへの投資を通じて、日本を含む世界中の中小型株への投資を行うファンドです。
インデックス型世界株投資信託の中では信託報酬が高く、直近5年間ではマイナスとなっています。リスクが高くおすすめできません。
みのりの投信(確定拠出年金専用)
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.705% |
直近5年間の成績 | -5.91% |
みのりの投信(確定拠出年金専用)は、ポートフォリアが運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
日本を含む世界株の中から、長期的成長企業を選び、集中投資することによって階段型の基準価額上昇を目指すファンドです。
直近5年間ではマイナスとなっており、信託報酬の高さに見合った成績を残しているとは言えません。
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.569% |
直近5年間の成績 | +26.39% |
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)は、キャピタル・インターナショナルが運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
新興国を含む世界株に分散投資しているファンドです。
信託報酬は高いですが、直近5年間では+20%強の高い成績を残しているおすすめの世界株投資信託です。
SBI証券セレクトプランでは取引できず、この銘柄を取り扱っていることがSBI証券オリジナルプランの強みであると言っても過言ではありません。
朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E)
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.98% |
直近5年間の成績 | -24.63% |
朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E)は、朝日ライフアセットマネジメントが運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
日本を除く世界各国の株式で運用しているファンドです。資産配分比率は、先進国株式(除く日本)92.25%、新興国株式4.45%となっています。国別配分比率上位は、アメリカ(56.7%)、ドイツ(13.1%)、スイス(10.4%)、イギリス(8.70%)、イタリア(4.00%)となっています。
信託報酬が2%近く、直近5年間では-20%を超える大きな下落となっています。世界株投資信託だからといって、下手に手を出してはいけない銘柄です。
SBI証券オリジナルプランの全世界株式投資信託一覧
全世界株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
EXE-i グローバル中小型株式ファンド | インデックス | 0.331% | -14.35% |
みのりの投信(確定拠出年金専用) | アクティブ | 1.705% | -5.91% |
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用) | アクティブ | 1.569% | +26.39% |
朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E) | アクティブ | 1.98% | -24.63% |
先進国株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている先進国株式投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、先進国株式投資信託は「日本を除く複数の先進国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
DCニッセイ外国株式インデックス
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.50% |
DCニッセイ外国株式インデックスは、ニッセイアセットマネジメントが運用する、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。
「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。
信託報酬が低く、直近5年間でもプラスとなっています。おすすめの先進国株投資信託です。
EXE-i 先進国株式ファンド
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.313% |
直近5年間の成績 | +2.22% |
EXE-i 先進国株式ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する、インデックス型の先進国株投資信託です。
ETFによって、日本を除く先進国株式へ投資するファンドです。米国60%、欧州30%、アジア・太平洋地域に10%の投資配分としています。
直近5年間ではかろうじてプラスとなっていますが、信託報酬がやや高くなっています。「DCニッセイ外国株式インデックス」の方がおすすめです。
DC外国株式インデックスファンド
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.88% |
直近5年間の成績 | +4.03% |
DC外国株式インデックスファンドは、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。
同指数に連動する「DCニッセイ外国株式インデックス」に比べて信託報酬が5倍以上高くなっています。「DCニッセイ外国株式インデックス」の代わりに選ぶ理由はありません。
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.463% |
直近5年間の成績 | +0.32% |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)は、ラッセル・インベストメントが運用する、アクティブ型の先進国株投資信託です。
日本を除く先進国株を投資対象とし、複数の運用スタイル・運用会社を組み合わせた「マルチ・マネージャー運用」を行っているファンドです。国別配分比率上位は、アメリカ(64.62%)、イギリス(5.68%)、スイス(5.28%)、フランス(4.55%)、先進国(除く日本)(3.96%)となっています。
信託報酬が高いだけで、特にメリットはありません。他の先進国株式投資信託を選ぶようにしましょう。
SBI証券オリジナルプランの先進国株式投資信託一覧
先進国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
DCニッセイ外国株式インデックス | インデックス | 0.154% | +6.50% |
EXE-i 先進国株式ファンド | インデックス | 0.313% | +2.22% |
DC外国株式インデックスファンド | インデックス | 0.88% | +4.03% |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) | アクティブ | 1.463% | +0.32% |
新興国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている新興国株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
EXE-i 新興国株式ファンド
商品種別 | 新興国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.3635% |
直近5年間の成績 | -15.54% |
EXE-i 新興国株式ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する、インデックス型の新興国株投資信託です。
新興国の株式市場に連動する「SPDRポートフォリオ 新興国株式ETF」を95%、「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ ETF」を5%の割合で運用するファンドです。国別配分比率は、新興国(30.83%)、中国(29.34%)、台湾(12.52%)、インド(10.99%)、ブラジル(9.41%)、南アフリカ(6.91%)となっています。
直近5年間では-15%の大きな下落となっています。よほど新興国に投資したい場合を除くと、おすすめできません。
三菱UFJDC新興国株式インデックスファンド
商品種別 | 新興国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.374% |
直近5年間の成績 | -15.41% |
三菱UFJDC新興国株式インデックスファンドは、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国株投資信託です。
「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」は、新興国株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。国別配分比率上位は、新興国(18.61%)、ケイマン諸島(16.08%)、中国(14.23%)、韓国(10.98%)、台湾(10.49%)となっています。
代表的な新興国株投信ですが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。
SBI証券オリジナルプランの新興国株式投資信託一覧
新興国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
EXE-i 新興国株式ファンド | インデックス | 0.3635% | -15.54% |
三菱UFJDC新興国株式インデックスファンド | インデックス | 0.374% | -15.41% |
国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている国内債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
商品種別 | 国内債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.132% |
直近5年間の成績 | +6.25% |
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)は、三菱UFJ国際投信が運用する、「NOMURA-BPI総合」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。
「NOMURA-BPI総合」は、野村證券株式会社が公表している、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数です。
ローリスク・ローリターンの代表的な投資信託となっています。低リスクでの運用を目指すならポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
SBI証券オリジナルプランの国内債券投資信託一覧
国内債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) | インデックス | 0.132% | +6.25% |
先進国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている先進国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 先進国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +2.39% |
野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」と連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。
「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(45.60%)、ユーロ圏(37.99%)、イギリス(6.53%)、オーストラリア(2.04%)、カナダ(1.97%)となっています。
信託報酬・リスクが低いディフェンシブ投信です。リスクヘッジしたい場合にポートフォリオに組み込んでおきましょう。
SBI証券オリジナルプランの先進国債券投資信託一覧
先進国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.154% | +2.39% |
新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている新興国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド
商品種別 | 新興国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.374% |
直近5年間の成績 | -13.91% |
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンドは、三菱UFJ国際投信が運用する、「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国債券投資信託です。
「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」は、JPモルガン社が算出・公表している、新興国政府が現地通貨建てで発行する債券で構成される債権指数です。国別配分比率上位は、新興国(47.72%)、インドネシア(9.99%)、メキシコ(9.85%)、タイ(9.55%)、ブラジル(9.24%)となっています。
直近5年間では大きなマイナスとなっています。低リスクがメリットの債券投資信託で、わざわざリスクの高い新興国債券を選ぶのはおすすめできません。かといって、リターン目的でもおすすめできません。
SBI証券オリジナルプランの新興国債券投資信託一覧
新興国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド | インデックス | 0.374% | -13.91% |
国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている国内REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA
商品種別 | 国内REIT |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.275% |
直近5年間の成績 | +1.37% |
DCニッセイJ-REITインデックスファンドAは、ニッセイアセットマネジメントが運用する、「東証REIT指数(配当込み)」に連動するインデックス型の国内REIT投資信託です。
「東証REIT指数(配当込み)」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
不動産投資信託のREITは、値上がり益はもちろん、賃料・テナント収入という形で分配金に優れる商品となっています。
直近5年間ではややプラスとそれほどよい成績であるとは言えませんが、iDeCoで不動産投資をしたい場合にはポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
SBI証券オリジナルプランの国内REIT投資信託一覧
国内REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA | インデックス | 0.275% | +1.37% |
先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている先進国REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
三井住友・DC外国リートインデックスファンド
商品種別 | 先進国REIT |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.297% |
直近5年間の成績 | -8.98% |
三井住友・DC外国リートインデックスファンドは、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、「S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の先進国REIT投資信託です。
「S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース)」は、S&Pが算出するグローバル・インデックスである「S&Pグローバル株価指数」から、REIT及びREITと同様の制度に基づく銘柄から算出される指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(72.2%)、オーストラリア(6.8%)、イギリス(4.9%)、フランス(3.9%)、シンガポール(3.8%)となっています。
内容的には悪い銘柄ではないのですが、直近5年間ではマイナスとなっています。
SBI証券オリジナルプランの先進国REIT投資信託一覧
先進国REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
三井住友・DC外国リートインデックスファンド | インデックス | 0.297% | -8.98% |
バランス投資信託全7銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っているバランス投資信託全7銘柄について詳しく見ていきましょう。
DCインデックスバランス(株式20)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.25% |
DCインデックスバランス(株式20)は、日興アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
国内株式15%、海外株式5%、国内債券65%、海外債券10%、短期金融資産5%に国際分散投資するインデックスファンドです。
同インデックスファンドの中では、株式の比率が20%とリスクが最も低くなっています。
DCインデックスバランス(株式40)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.44% |
DCインデックスバランス(株式40)は、日興アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
国内株式30%、海外株式10%、国内債券45%、海外債券10%、短期金融資産5%に国際分散投資するインデックスファンドです。
株式の比率を40%と、リスクを控えめにしたバランスファンドとなっています。
DCインデックスバランス(株式60)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +5.34% |
DCインデックスバランス(株式60)は、日興アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
国内株式45%、海外株式15%、国内債券25%、海外債券10%、短期金融資産5%に国際分散投資するインデックスファンドです。
株式の比率を60%と、ややリスクを取ったバランスファンドとなっています。
DCインデックスバランス(株式80)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +3.91% |
DCインデックスバランス(株式80)は、日興アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
国内株式60%、海外株式20%、国内債券5%、海外債券10%、短期金融資産5%に国際分散投資するインデックスファンドです。
株式の比率を80%と、リターンを狙ったバランスファンドです。ただ、直近5年間で見てみると、同シリーズでは最も成績が悪くなっています。
iFree 8資産バランス
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.242% |
直近5年間の成績 | +6.53% |
iFree 8資産バランスは、大和アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、海外REITの8資産にそれぞれ12.5%ずつの比率で分散投資を行うファンドです。
バランス投資信託としては最も基本的な銘柄です。投資初心者がSBI証券オリジナルプランのiDeCoで運用する場合は、この銘柄に100%投資しても問題ありません。
SBI資産設計オープン(資産成長型)(スゴ6)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.748% |
直近5年間の成績 | +0.32% |
SBI資産設計オープン(資産成長型)(スゴ6)は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
国内株式20%、海外株式20%、国内債券20%、海外債券20%、国内REIT10%、海外REIT10%の比率で6資産に分散投資するファンドです。
信託報酬の高さは、バランス型投資信託として許容できません。また、直近5年間ではほぼ横ばいの成績に留まっています。バランス型を選ぶにしても、他の銘柄を選ぶようにしましょう。
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.88% |
直近5年間の成績 | +0.59% |
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
国内外の株式・公社債・REITに分散投資するファンドです。直近の資産配分比率は、国内債券(27.93%)、先進国債券(除く日本)(21.6%)、国内REIT(13.67%)、短期金融資産(11.71%)、新興国債券(11.27%)、国内株式(5.94%)、外国REIT(4.89%)、先進国株式(除く日本)(2.99%)となっています。
信託報酬が高く、バランス型投資信託としては問題外の銘柄です。
SBI証券オリジナルプランのバランス投資信託一覧
バランス投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
DCインデックスバランス(株式20) | インデックス | 0.154% | +6.25% |
DCインデックスバランス(株式40) | インデックス | 0.154% | +6.44% |
DCインデックスバランス(株式60) | インデックス | 0.154% | +5.34% |
DCインデックスバランス(株式80) | インデックス | 0.154% | +3.91% |
iFree 8資産バランス | インデックス | 0.242% | +6.53% |
SBI資産設計オープン(資産成長型)(スゴ6) | アクティブ | 0.748% | +0.32% |
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10) | アクティブ | 0.88% | +0.59% |
コモディティ投資信託全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っているコモディティ投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド)
商品種別 | コモディティ |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.99% |
直近5年間の成績 | +17.36% |
三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド)は、三菱UFJ国際投信が運用する、金(ゴールド)価格への連動を目指すコモディティ投資信託です。
金(ゴールド)価格連動ETFである「純金上場信託(現物国内保管型)」を投資対象として、金(ゴールド)価格に連動することを目指すファンドです。
金(ゴールド)価格は上昇しているため、直近5年間では+20%近い上昇となっていますが、信託報酬が1%近くあるのはネックとなります。また、コモディティ投資信託は分配金が出ないため、完全に先物価格に頼ることになってしまいます。
iDeCoで金(ゴールド)運用したい場合を除くと、あまりおすすめはできません。
SBI証券オリジナルプランのコモディティ投資信託一覧
コモディティ投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド) | アクティブ | 0.99% | +17.36% |
ターゲットイヤー投資信託全4銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っているターゲットイヤー投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。
セレブライフ・ストーリー2025
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.6899% |
直近5年間の成績 | +1.68% |
セレブライフ・ストーリー2025は、SBIアセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
ETFなどを通じて国内外の株式、債券、REIT、コモディティに分散投資を行い、2025年をターゲットイヤーとして株式中心の積極的な運用から債券中心の安定的な運用へ資産配分を変更していくファンドです。
50代以上におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。ただ、信託報酬が高いため、自分の手で運用を行えるならメリットはありません。
セレブライフ・ストーリー2035
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.6972% |
直近5年間の成績 | -1.16% |
セレブライフ・ストーリー2035は、SBIアセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
ETFなどを通じて国内外の株式、債券、REIT、コモディティに分散投資を行い、2035年をターゲットイヤーとして株式中心の積極的な運用から債券中心の安定的な運用へ資産配分を変更していくファンドです。
40代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。ただ、信託報酬が高いため、自分の手で運用を行えるならメリットはありません。
セレブライフ・ストーリー2045
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.7% |
直近5年間の成績 | -3.60% |
セレブライフ・ストーリー2045は、SBIアセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
ETFなどを通じて国内外の株式、債券、REIT、コモディティに分散投資を行い、2045年をターゲットイヤーとして株式中心の積極的な運用から債券中心の安定的な運用へ資産配分を変更していくファンドです。
30代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。ただ、信託報酬が高いため、自分の手で運用を行えるならメリットはありません。
セレブライフ・ストーリー2055
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.687% |
直近5年間の成績 | -4.39% |
セレブライフ・ストーリー2055は、SBIアセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
ETFなどを通じて国内外の株式、債券、REIT、コモディティに分散投資を行い、2055年をターゲットイヤーとして株式中心の積極的な運用から債券中心の安定的な運用へ資産配分を変更していくファンドです。
20代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。ただ、信託報酬が高いため、自分の手で運用を行えるならメリットはありません。
SBI証券オリジナルプランのターゲットイヤー投資信託一覧
ターゲットイヤー投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
セレブライフ・ストーリー2025 | アクティブ | 0.6899% | +1.68% |
セレブライフ・ストーリー2035 | アクティブ | 0.6972% | -1.16% |
セレブライフ・ストーリー2045 | アクティブ | 0.7% | -3.60% |
セレブライフ・ストーリー2055 | アクティブ | 0.687% | -4.39% |
元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
SBI証券オリジナルプランのiDeCoで扱っている元本確保型商品全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
あおぞらDC定期(1年)
商品種別 | 元本確保型商品 |
運用タイプ | 定期預金 |
信託報酬 | 0% |
直近5年間の成績 | 年利0.02% |
あおぞらDC定期(1年)は、あおぞら銀行が運用する、定期預金型の元本確保型商品です。
SBI証券オリジナルプランの元本確保型商品となります。年利0.02%です。
折角、iDeCoで運用するのに、元本確保型商品を選ぶのはもったいないとしか言いようがありません。
SBI証券オリジナルプランの元本確保型商品一覧
元本確保型商品 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
あおぞらDC定期(1年) | 定期預金 | 0% | 年利0.02% |
結論:SBI証券オリジナルプランのiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
最後に、SBI証券オリジナルプランのiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオについてまとめていきましょう。
国内株では、日経平均に連動する「DCニッセイ日経225インデックスファンドA」か、アクティブ型の「ひふみ年金」がおすすめです。安定性を求めるなら前者、リターンを求めるなら後者を選択するようにしましょう。
米国株では、NYダウに連動する「iFree NYダウ・インデックス」がおすすめです。NYダウは成長株が多いことはもちろん、分配金に優れる銘柄が多くなっているため、分配金を非課税で再投資して複利効果を享受できるiDeCoの強みを最大限に生かすことができます。
世界株では、アクティブ型世界投信の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」がおすすめです。この銘柄はSBI証券セレクトプランでは扱っていないため、SBI証券オリジナルプランを選ぶならポートフォリオに加えない理由はありません。
債券では、国内債券に連動する「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」、先進国債券に連動する「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」がおすすめです。ポートフォリオのリスクを小さくしたい場合にはバランスよく組み込んでおきましょう。
iDeCoで不動産投資をしたい場合には、国内REITに連動する「DCニッセイJ-REITインデックスファンドA」、先進国REITに連動する「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」をポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
バランス型では、信託報酬が低い「DCインデックスバランス」シリーズが初心者におすすめです。銘柄のポートフォリオを組むことが難しい場合は、この銘柄に100%投資しても問題ありません。
以上のおすすめ銘柄からポートフォリオを考えていきましょう。
リターン重視の攻めのポートフォリオの一例は次のようになります。
・33% 「ひふみ年金」
・33% 「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」
・33% 「iFree NYダウ・インデックス」
バランスを取ったポートフォリオの一例は次のようになります。
・50% 「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」
・25% 「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」
・25% 「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」
よりリスク重視の守りのポートフォリオの一例は次のようになります。
・100% 「DCインデックスバランス」シリーズ
SBI証券オリジナルプランでは、日本株投信の「ひふみ年金」や米国株投信の「iFree NYダウ・インデックス」といった優良銘柄を取り扱っていますが、多くの優良銘柄はSBI証券セレクトプランでも取り扱っています。セレクトプランではなくオリジナルプランを選ぶ理由があるとしたら、世界株投信の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」を取り扱っていることです。