つみたてNISAの口座開設におすすめのネット証券会社を徹底比較!【2020年最新版】

「つみたてNISAを始めてみたいけど、どの証券会社に口座を開けばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

つみたてNISAは人生100年時代の資産形成に向けた長期・積立・分散投資をするための個人投資家優遇制度ですが、つみたてNISAの口座開設は1人につき1つの金融機関でしかできないため、金融機関選びは慎重に行う必要があります。

今回は、主要ネット証券6社(楽天証券、SBI証券、松井証券、ライブスター証券、auカブコム証券、マネックス証券)について、つみたてNISAにのみ焦点を当てて比較していきます。

 

つみたてNISAとは?

つみたてNISAは、2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

つみたてNISAの非課税投資枠は毎年40万円、2018年から2037年までの20年間で最大800万円となっています。
※2018年から2037年まで毎年積み立てた場合に非課税枠が最大800万円になるということであり、2020年から始めた場合には2037年までの18年間で最大720万円となります。また、投資信託の購入から20年間が非課税期間となります(2037年に購入した投資信託は2056年まで非課税)。

つみたてNISAの対象商品は、長期・積立・分散投資に適した投資信託とETF(上場投資信託)に限定されており、投資初心者に利用しやすい仕組みとなっています。

つみたてNISAは、日本に住む20歳以上の方であればどなたでも口座開設できますが、一般NISAと同時に口座開設することはできず、つみたてNISAの口座を開設することができるのは1人につき1金融機関までです。

つみたてNISA口座は、証券会社の他にも、銀行や投資信託運用会社などで開設することも可能ですが、つみたてNISA以外の資産運用の利便性を考慮すると、(つみたてNISA以外の)手数料が安く、ネット上から手軽に利用できるネット証券に口座開設することがおすすめです。

マネックス証券

つみたてNISA口座開設におすすめのネット証券選びのポイント

今回は、主要ネット証券6社について、つみたてNISAにのみ焦点を当てて徹底比較していきます。

つみたてNISA口座選びのポイントになるのは、「つみたてNISA対応商品がどの程度揃っているか?」と「つみたてNISA手数料が無料になるか?」「いくらから積立ができるか?」の3点です。

 

・「つみたてNISA銘柄数」はどの程度あるか?

つみたてNISAの対応商品は、金融庁から指定を受けた投資信託とETFとなっています。
※2020年4月1日時点では、投資信託181本、ETF7本。

ETFは上場商品であるため全てのネット証券で取引可能ですが、投資信託については取扱いに差があることに注意が必要です。

当然ながら、つみたてNISAに対応している銘柄数が多ければ多いほど良いに越したことはありません。

 

・「つみたてNISA手数料」が無料になるか?

つみたてNISAの口座枠内の取引で、手数料が無料になるかどうかは重要です。

 

・「最低積立金額」はいくらか?

金融機関ごとに、つみたてNISAの最低積立金額は異なります。毎月、最低いくらから積立ができるのかを確認しておきましょう。

 

つみたてNISA口座におすすめのネット証券6選!

つみたてNISAの口座開設におすすめのネット証券についてランキング形式で見ていきましょう。

第6位 ライブスター証券

ライブスター証券

つみたてNISA銘柄数 1銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎月10,000円

ライブスター証券は、手数料の安さが魅力的なネット証券です。つみたてNISAにおいては、アクティブ型日本株投信の代名詞「ひふみプラス」1銘柄のみ取り扱っています。

「ひふみプラス」はおすすめ銘柄ですが、他のネット証券でも取り扱っているため、つみたてNISA口座としてはおすすめできません。

 

第5位 auカブコム証券

auカブコム証券

つみたてNISA銘柄数 151銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎月100円

auカブコム証券のつみたてNISAでは、151銘柄の投資信託を取り扱っています。購入時手数料および売却時手数料は0円です。また、auカブコム証券でNISA口座・つみたてNISA口座を開設すると、現物株式取引手数料が最大5%割引となる「NISA割」が適用されます。

つみたてNISA銘柄の内訳を見てみると、インデックス投信が充実していることはもちろん、日本株アクティブ投信の「ひふみプラス」や欧州株アクティブ投信の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などアクティブ投信も揃っています。

つみたてNISAの運用において、問題なくポートフォリオを組むことが可能です。

auカブコム証券

 

第4位 松井証券

松井証券

つみたてNISA銘柄数 154銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎月100円

松井証券のつみたてNISAでは、154銘柄を取り扱っており、購入時手数料は全て無料です。

つみたてNISA銘柄の内訳を見てみると、インデックス投信が充実していることはもちろん、日本株アクティブ投信の「ひふみプラス」や欧州株アクティブ投信の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などアクティブ投信も揃っています。

つみたてNISAにおいて、問題なく運用することができます。

 

第3位 マネックス証券

マネックス証券

つみたてNISA銘柄数 150銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎月100円

マネックス証券では、つみたてNISA対応の投資信託を150銘柄取り扱っています。つみたてNISAでの買付時・換金時の手数料は無料です。また、マネックス証券で投資信託を保有していると、Amazonギフト券などに交換できる「マネックスポイント」が投資信託保有分の0.03%貯まります。

つみたてNISA銘柄の内訳を見てみると、インデックス投信が充実していることはもちろん、日本株アクティブ投信の「ひふみプラス」、NYダウ連動の米国株投信「eMAXIS NYダウインデックス」、欧州株アクティブ投信の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などアクティブ投信も一通り揃っています。

他のネット証券に比べて取扱銘柄数はやや少なくなっていますが、「eMAXIS NYダウインデックス」を扱っていることは大きなメリットです。

マネックス証券

 

第2位 SBI証券

SBI証券

つみたてNISA銘柄数 161銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎日・毎週・毎月100円

SBI証券では、つみたてNISA対応の投資信託を161銘柄取り扱っています。投資信託の買付時・売却時の手数料は無料で、毎日・毎週・毎月の3コースから積立コースを選ぶことが可能となっています。

つみたてNISA銘柄の内訳を見てみると、インデックス投信が充実していることはもちろん、日本株アクティブ投信の「ひふみプラス」、NYダウ連動の米国株投信「eMAXIS NYダウインデックス」、欧州株アクティブ投信の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などアクティブ投信も一通り揃っています。

取扱銘柄、手数料、積立コースと、全てにおいておすすめのつみたてNISA口座です。

SBI証券

 

第1位 楽天証券

楽天証券

つみたてNISA銘柄数 159銘柄
つみたてNISA手数料 無料
最低積立金額 毎日・毎月100円

楽天証券のつみたてNISAでは、159銘柄の投資信託を取り扱っています。買付手数料は無料となっており、毎月もしくは毎日積立することが可能です。

さらに、投資信託の積立をする際に楽天カードのクレジットカード払いをすると、決済額100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。これは、つみたてNISAの運用において非常に大きく、実質的に+1%割り増しで運用できることと同じです。また、楽天ポイントを使って積立することも可能となっています。

つみたてNISA銘柄の内訳を見てみると、インデックス投信が充実していることはもちろん、日本株アクティブ投信の「ひふみプラス」や欧州株アクティブ投信の「フィデリティ・欧州株・ファンド」などアクティブ投信も揃っています。

NYダウ連動の米国株投信「eMAXIS NYダウインデックス」を取り扱っていない点で、銘柄ラインナップはSBI証券・マネックス証券に劣ってしまいますが、楽天カードで実質的に+1%の運用効果を得られる点は非常に大きなメリットです。

楽天証券

つみたてNISAにおすすめのネット証券比較一覧表

ネット証券 つみたてNISA銘柄数 つみたてNISA手数料 最低積立金額 その他メリット
楽天証券 159銘柄 無料 毎日・毎月100円 楽天カードで1%ポイントが貯まる
SBI証券 161銘柄 無料 毎日・毎週・毎月100円 「eMAXIS NYダウインデックス」を扱っている
マネックス証券 150銘柄 無料 毎月100円 「eMAXIS NYダウインデックス」を扱っている
松井証券 154銘柄 無料 毎月100円
auカブコム証券 151銘柄 無料 毎月100円 「NISA割」が受けられる
ライブスター証券 1銘柄 無料 毎月10,000円

 

結論:つみたてNISA口座開設におすすめのネット証券は?

最後に、つみたてNISA口座開設におすすめのネット証券についてまとめておきましょう。

ネット証券の中でも、つみたてNISA口座開設に特におすすめなのが、楽天証券、SBI証券、マネックス証券の3大ネット証券です。

SBI証券とマネックス証券では、大きなリターンが期待できるNYダウ連動の米国株投信「eMAXIS NYダウインデックス」を扱っている点がメリットです。

楽天証券では同投信を扱っていませんが、楽天カードの支払いで1%ポイントが貯まることは、つみたてNISAにおける運用効果に大きなプラスとなります。

つみたてNISAで「eMAXIS NYダウインデックス」を運用したいならSBI証券かマネックス証券、それ以外なら楽天証券に口座開設することをおすすめします。

マネックス証券

 

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