【自然災害に備える】一戸建てにおすすめの地震保険5選!

「首都直下地震や南海トラフ巨大地震に備えて、マイホームの地震保険に入っておきたいけど、地震保険はよく分からない」と、お困りではありませんか?

世界一の地震大国である日本では、どこに住んでいようと地震リスクを完全にゼロにすることはできません。

日本で一戸建てマイホームを建てたら、地震保険に加入しておくのは必須です。

一戸建てにおすすめのお得な地震保険を抑えておきましょう。

 

一戸建てにおすすめの地震保険に加入するメリット

一戸建ての所有者が地震保険に加入するメリットや地震保険の保険料について抑えておきましょう。

地震保険とは?

地震保険とは、地震・津波・噴火によって被害を受けた住宅や家財の損害を補償する損害保険です。

住宅に掛ける保険である火災保険では、火災による被害をはじめ、台風や竜巻による風災被害、大雨や洪水による水災被害、大雪による雪災被害などの補償を受けることができますが、地震や津波、噴火による補償を受けることはできません。

地震や津波による被害への補償を受けたい場合には、必ず火災保険とセットで地震保険に加入する必要があります。

なお、一部の民間保険会社が、地震保険単独で補償を受けられる「地震補償保険」を提供していますが、このような形の保険は地震保険に関する法律の対象外となっており、厳密には地震保険ではないため注意しておきましょう。

地震・噴火・津波による被害は甚大になりやすいため、地震保険によって補償されるのは、火災保険の保険金額の30%から最大50%までとなっています。

また、2007年1月からは、地震保険料は年間最大5万円まで控除を受けることができるようになっており、節税効果があることも地震保険のメリットです。

2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震をはじめ、日本ではいつどこで巨大地震が発生しても不思議ではなく、首都直下地震や南海トラフ巨大地震の発生も懸念されています。

日本に住んでいる以上、一戸建てを購入したら、火災保険に加えて必ず地震保険に加入しておくことが必要です。

 

地震保険の保険料について

地震保険は「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営している制度であるため、地震保険料は全社共通となっています。

地震保険の保険料は、住んでいる地域と建物の種類(マンションや鉄骨・コンクリート構造であるイ構造、木造建物などのロ構造)によって保険料が異なる仕組みです。

例えば、東京都で、評価額1,500万円の住宅の地震保険に入る場合の相場は、イ構造なら年間18,750円、ロ構造なら年間29,180円となります。

また、地震保険には、建物の免震・耐震性能に応じた4つの割引制度があり、下表のようになっています。

割引制度 割引率 適用条件
建築年割引 10% 昭和56年6月1日以降に新築された建物であること
耐震等級割引 10%~50% 建物の耐震等級に応じて適用される(3等級)
免震建築物割引 50% 免震建築物であること
耐震診断割引 10% 地方公共団体の免震診断で耐震基準を満たしている

 

一戸建てにおすすめの地震保険の選び方ポイント

・地震保険は「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営している制度であるため、地震保険料は全社共通となる。つまり、地震保険選びで重要なのは火災保険選び。
・地震保険に対応する「火災保険商品」を確認しておこう。
・「風災補償」、「風災・水災補償」、「風災・水災・破損補償」が受けられる「火災保険の保険料」を要チェック!

今回は、一戸建てにおすすめの地震保険についてランキング形式で見ていきますが、今回おすすめする地震保険はいずれも火災保険においても定評のある損保会社となっています。

地震保険の保険料が各社同じである以上、地震保険選びで重要なのは火災保険の内容となります。

まず、地震保険に対応する「火災保険商品」を抑えておきましょう。

一戸建ての場合はマンションと比べて破損リスクが高くなるため、火災保険に台風や竜巻などの「風災補償」、大雨や洪水による「水災補償」、不測かつ偶発的に起こる事故による「破損・汚損補償」を付けるメリットが大きくなります。

火災保険では、風災補償は基本補償となっており、上位プランで水災補償、破損・汚損補償が追加されることが一般的です。

「風災補償」、「風災・水災補償」、「風災・水災・破損補償」が受けられる場合の「火災保険の保険料」を要チェックしましょう。
※保険料のモデルケースは、100㎡の一戸建て(耐火構造)を想定しており、補償金額1,500万円、支払いは10年間一括払いとしています。

 

一戸建てにおすすめの地震保険5選!

一戸建てにおすすめの地震保険をランキング形式で見ていきましょう。

第5位 セコムで安心!セコム損保

セコム損保

火災保険商品 セコム安心マイホーム保険
火災保険の保険料(風災補償) 51,880円
火災保険の保険料(風災・水災補償) 83,430円
火災保険の保険料(風災・水災・破損補償) 88,670円

セコム損保の地震保険は、火災保険「セコム安心マイホーム保険」とセットで加入することができます。「セコム安心マイホーム保険」は、補償範囲に応じてワイドプラン・ベーシックプラン・スリムプランの3つのプランから選べる火災保険で、全てのプランで風災補償に対応しており、ワイドプランにすると水災補償も対応。なお、破損・汚損補償を受けるには「破損・汚損損害等補償特約」を付加する必要があります。

 

第4位 3つのプランから選ぶだけ!あいおいニッセイ同和損保

あいおいニッセイ同和損害保険

火災保険商品 マイホームぴたっと
火災保険の保険料(風災補償) 51,380円
火災保険の保険料(風災・水災補償) 78,860円
火災保険の保険料(風災・水災・破損補償) 85,300円

あいおいニッセイ同和損保の地震保険は、新築一戸建て・マンション専用火災保険「マイホームぴたっと」とセットで加入することが可能です。「マイホームぴたっと」は3つのプランから選ぶことが可能となっており、エコノミープランでは風災補償、ベーシックプランは風災・水災補償、ワイドプランは風災・水災・破損補償に対応しています。

 

第3位 耐火構造がある一戸建てにおすすめ!東京海上日動

東京海上日動

火災保険商品 トータルアシスト住まいの保険
火災保険の保険料(風災補償) 49,640円
火災保険の保険料(風災・水災補償) 77,780円
火災保険の保険料(風災・水災・破損補償) 82,880円

東京海上日動の地震保険は、火災保険「トータルアシスト住まいの保険」とセットで加入することができます。「トータルアシスト住まいの保険」は、火災・風災・水災・盗難・破損に備えることができる安心の火災保険です。非耐火構造の一戸建てだと保険料が割高となりますが、耐火構造がある一戸建ての場合は保険料が非常に安くなります。

 

第2位 最も人気の火災保険!楽天損保

楽天損保

火災保険商品 ホームアシスト
火災保険の保険料(風災補償) 35,700円
火災保険の保険料(風災・水災補償) 67,800円
火災保険の保険料(風災・水災・破損補償) 74,700円

楽天損保の地震保険は、「価格.com保険アワード2019年版 火災保険の部」の3部門で第1位を獲得している火災保険「ホームアシスト」とセットで加入できます。「ホームアシスト」は、リーズナブルな保険料が特徴であり、オプションなどを付けなければ、一戸建ての保険期間10年で20,400円の低価格で契約を結ぶことも可能です。

 

第1位 保険料が安い!日新火災

日新火災

火災保険商品 「住自在」 すまいの保険
火災保険の保険料(風災補償) 33,150円
火災保険の保険料(風災・水災補償) 57,600円
火災保険の保険料(風災・水災・破損補償) 64,200円

日新火災の地震保険は、保険料が安いことが特徴の火災保険「「住自在」 すまいの保険」とセットで加入することができます。「「住自在」 すまいの保険」は、自由自在に補償が選べる合理的な保険設計をすることが可能で、風災や水災の補償を外して格安で契約することも可能に。地震保険に特化した契約を結びたい場合には最もおすすめです。

 

一戸建てにおすすめの地震保険比較一覧表

地震保険会社 火災保険商品 火災保険の保険料(風災補償) 火災保険の保険料(風災・水災補償) 火災保険の保険料(風災・水災・破損補償)
日新火災 「住自在」 すまいの保険 33,150円 57,600円 64,200円
楽天損保 ホームアシスト 35,700円 67,800円 74,700円
東京海上日動 トータルアシスト住まいの保険 49,640円 77,780円 82,880円
あいおいニッセイ同和損保 マイホームぴたっと 51,380円 78,860円 85,300円
セコム損保 セコム安心マイホーム保険 51,880円 83,430円 88,670円

 

一戸建てが地震保険に加入するときの注意点

一戸建てが地震保険に加入するときの注意点を抑えておきましょう。

地震保険選びは火災保険選びで決まる

地震保険の保険料は全社共通であり、地震保険によって補償されるのは火災保険の保険金額の最大50%までとなっているため、お得な地震保険選びはイコールお得な火災保険選びとなります。

火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってくるため、必ず複数社に見積もりを出して比較・検討することが重要です。

また、一戸建ての場合は、ハザードマップで水害リスクがない場所に住んでいる場合には、水災補償を付ける必要がなくなるケースもあります。

自身のマイホームに合った火災保険プランを作成し、複数社から見積もりを出した上で、最もお得な火災保険に加入するようにしていきましょう。

 

自然災害に強いプランにすると安心

一戸建てはマンションに比べると自然災害リスクが高く、火災保険の保険料が高くなってしまいがちです。しかし、だからといって一戸建ての火災保険料をケチることはおすすめできません。

2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震、2018年の西日本豪雨など、災害大国日本では、いつどこで自然災害に見舞われても不思議ではありません。

マンションの場合は自然災害リスクが比較的小さくなりますが、一戸建ての場合は自然災害に対して万全に備えたプランにしておくことをおすすめします。