今回は、【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFについて解説していきます。
【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「FactSet Japan Tech Top 20 Index」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2854-j.pdf
FactSet Japan Tech Top 20 Indexとは
「FactSet Japan Tech Top 20 Index」は、日本を代表するテクノロジー関連ビジネスを行う国内上場株式20銘柄で構成される指標です。
具体的には、ハードウェア/電子機器、自動化(ロボティクス)、クラウド、コンテンツ/プラットフォーム、eコマース、半導体の6つのサブテーマに属する銘柄で構成されます。
銘柄指数の算出方法は、浮動株調整後の時価総額加重方式となっており、構成銘柄ウェイトの上限は10%です。
今回見ていく【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年9月30日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【7974】任天堂 | 10.30% |
2 | 【6861】キーエンス | 10.11% |
3 | 【6098】リクルートホールディングス | 9.32% |
4 | 【6758】ソニーグループ | 8.93% |
5 | 【8035】東京エレクトロン | 8.79% |
【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.3025% |
分配金 | 0円(年2回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | +27.18%(982円→1,249円) |
必要投資金額 | 1,249円(1口) |
上場日 | 2022年6月24日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2023年6月16日時点の値。
【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFは、「FactSet Japan Tech Top 20 Index」に連動する日本株ETFです。
構成銘柄は申し分なく、直近1年でも20%以上上げていますが、2023年には日経平均やTOPIXも同様に上げています。
信託報酬が高い点がデメリットと言わざるを得ず、また取引もほとんどされておらず、流動性リスクが大きい点もネックです。
日本株の中でもテクノロジー銘柄に特化している点はポイントですが、積極的におすすめすることはできません。
まとめ
【2854】グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「FactSet Japan Tech Top 20 Index」に連動する日本株ETFです。
「FactSet Japan Tech Top 20 Index」は、ハードウェア/電子機器、自動化(ロボティクス)、クラウド、コンテンツ/プラットフォーム、eコマース、半導体の6つのテクノロジー関連ビジネスに強い20銘柄で構成される指数です。
構成銘柄は、日本を代表するテクノロジー企業で構成されており、申し分ありません。
ただ、信託報酬が高い点がデメリットとなっており、流動性リスクが大きい点もネックです。
日本を代表するテクノロジー企業20銘柄で構成されている点はポイントであるものの、信託報酬の高さと流動性リスクの2点をどう見るかです。
当サイトでは、TOPIXや日経平均株価に連動する日本株ETFより優先しておすすめはしません。