今回は、【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託について解説していきます。
【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、「Bloomberg Agriculture Subindex」に連動する商品先物ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1687-j.pdf
また、原油などの商品先物ETFについては、こちらのページで解説しています。
Bloomberg Agriculture Subindexとは
「Bloomberg Agriculture Subindex」は、農産物(コーヒー、トウモロコシ、綿花、大豆、大豆油、砂糖、小麦)で構成される総合商品指数です。
なお、商品はドル建て資産であり、商品ETFには分配金は出ません。
今回見ていく【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月4日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | とうもろこし | 23.39% |
2 | 大豆 | 20.30% |
3 | 大豆油 | 16.38% |
4 | コーヒー | 13.37% |
5 | 小麦 | 10.78% |
【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.49% |
分配金 | 0円(年0回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | +70.98%(538円→919.9円) |
必要投資金額 | 9,199円(10口) |
上場日 | 2010年3月19日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年11月18日時点の値。
【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託は、「Bloomberg Agriculture Subindex」に連動する商品先物ETFです。
2020年3月のコロナショックまでは長期に渡って低迷していましたが、コロナショック以降は上昇し続けています。
2022年にはウクライナ情勢で農産物価格が上昇していることに加えて、円安ドル高が進んだことが大きく寄与しています。
ただ、取引量が少なく流動性リスクが高い点がデメリットです。
また、外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要になります。
まとめ
【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、「Bloomberg Agriculture Subindex」に連動する商品先物ETFです。
「Bloomberg Agriculture Subindex」は、農産物(コーヒー、トウモロコシ、綿花、大豆、大豆油、砂糖、小麦)で構成される総合商品指数です。
【1687】WisdomTree 農産物上場投資信託は、2020年3月のコロナショックまでは長期に渡って低迷していましたが、コロナショック以降は上昇し続けています。
2022年はウクライナ情勢による農産物価格の上昇に加えて、円安ドル高が進んだことが大きく寄与しました。
農産物に投資したい場合にはおすすめの銘柄ですが、取引量が少なく、流動性リスクが高い点には注意しておきましょう。