今回は、【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託について解説していきます。
【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、「Bloomberg Grains Subindex」に連動する商品先物ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1688-j.pdf
また、原油などの商品先物ETFについては、こちらのページで解説しています。
Bloomberg Grains Subindexとは
「Bloomberg Grains Subindex」は、穀物(とうもろこし、大豆、小麦)で構成される総合商品指数です
なお、商品はドル建て資産であり、商品ETFには分配金は出ません。
今回見ていく【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月4日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | とうもろこし | 42.87% |
2 | 大豆 | 37.28% |
3 | 小麦 | 19.84% |
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【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.49% |
分配金 | 0円(年0回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | +71.24%(395円→676.4円) |
必要投資金額 | 6,764円(10口) |
上場日 | 2010年3月19日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年11月18日時点の値。
【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託は、「Bloomberg Grains Subindex」に連動する商品先物ETFです。
2020年3月コロナショックまでは長期停滞していた銘柄でしたが、コロナショック以降から株価・出来高ともに上昇しています。
特に、ウクライナは世界的な穀倉地帯であることから2022年以降に穀物価格は大きく上がっており、円安ドル高が進んだことも価格上昇に寄与しました。
ただ、取引量がかつてよりは増えているとはいっても、流動性は最低レベルとなっている点には注意が必要です。
また、外国籍のETFであるため、外国証券取引口座の開設が必要になります。
まとめ
【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託は、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドが運用する、「Bloomberg Grains Subindex」に連動する商品先物ETFです。
「Bloomberg Grains Subindex」は、穀物(とうもろこし、大豆、小麦)で構成される総合商品指数です
【1688】WisdomTree 穀物上場投資信託は、2020年3月コロナショック以降から株価・出来高ともに上昇しており、2022年はウクライナ情勢による穀物価格の上昇に加えて、円安ドル高が進んだことも価格上昇に寄与しました。
穀物に投資したい場合にはおすすめの銘柄ですが、流動性は最低レベルとなっている点には注意が必要です。