「万が一の事態に備えて火災保険に入っておきたいけど、どの火災保険を選べばいいのか分からない……」と、お困りではありませんか?
憧れのマイホームを手に入れても、火事になったり、風災や水災といった自然災害に見舞われたりするリスクは常につきまといます。
火災件数は減少傾向にあるものの、2018年7月の西日本豪雨など台風による水害被害は日本に住んでいる以上、いつ見舞われても不思議ではありません。
新築住宅の火災保険に入るメリット
火災保険とは、住宅や住宅内にある家財などについて、火災や風水害による損害を補填する損害保険です。
火災による補償はもちろん、落雷や風災、水災といった自然災害、水漏れや爆発事故、盗難などの事故も補償できます。
消防庁が発表した「平成30年消防白書」によると、平成29年の年間出火件数は3万9,373件となっており、1日当たりでみると108件/日の火災が発生していることが分かります。
※出典:消防庁
また、出火原因別に見てみると、たばこが3,712件で最多となっており、次いで放火が3,528件、こんろが3,032件となっています。放火の疑いも2,305件となっており、放火と合わせると火事の約20%は放火が原因です。
火災件数は年々減ってきているものの、放火については自助努力では防ぎようがないため、新築住宅が火災保険に入っておく必要性があることに変わりありません。
火災よりも気を付けたいのが、水害による被害です。
2018年7月の西日本豪雨によって、多くの住宅が被災するなど、“災害大国”日本に住んでいる以上、いつどこで台風や集中豪雨などによる水害を受けても不思議ではありません。
新築住宅や新築マンションは、火災保険に入っておくのがベターであると言えるでしょう。
新築住宅におすすめの火災保険の選び方ポイント
・火災による基本補償に加えて「水災補償」が付けられることを確認しておく。
・どのようや「割引制度」があるのかを抑えておこう。
・地震や津波で被害を受けた場合に補償される「地震保険」に加入できるかどうかを要チェック。
・火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってくる。必ず複数社に見積もりを出して比較するようにしよう。
新築住宅・マンションにおすすめの火災保険の選び方ポイントを見ていきましょう。
火災保険では、火災による補償が基本補償となっていますが、「水災補償」はオプションになっているケースが多くなっています。「水災補償」を付けられることを確認しておきましょう。
火災保険には、築年数によって保険料が安くなるなどさまざまな「割引制度」が用意されています。どのような「割引制度」があるかを抑えておきましょう。
地震や津波、噴火によって住宅や家財が損害を受けた場合には火災保険では補償されず、「地震保険」にも加入しておく必要があります。「地震保険」にも同時加入できるかどうかを要チェックしておきましょう。
今回は、おすすめの火災保険をランキング形式で紹介していきますが、火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってきます。必ず複数社に見積もりを出して比較するようにしましょう。
新築住宅におすすめの火災保険5選!
新築住宅におすすめの火災保険をランキング形式で見ていきましょう。
第5位 安心の火災保険!東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」
水災補償 | 補償可 |
割引制度 | 築浅割引 |
地震保険 | 加入可 |
東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」は、住まいや家財をさまざまなリスクから守り、日常生活においても安心をお届けする火災保険です。火災や水災が補償される基本補償に加えて、自身の過失で第三者に被害が及んだ場合に補償される「個人賠償責任補償」や「類焼損害補償」などの特約を付加できるほか、付帯サービスも付いています。ただ、ランキング上位の火災保険と比べると、保険料が高くなってしまいがちです。
第4位 割引制度が充実!セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
水災補償 | ワイドプランで補償 |
割引制度 | ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、建物築浅割引、長期年払割引 |
地震保険 | 加入可 |
セコム損保「セコム安心マイホーム保険」は、補償範囲に応じてワイドプラン・ベーシックプラン・スリムプランの3つのプランから選べる火災保険です。ワイドプランを選択すると、水災まで補償されます。「ホームセキュリティ割引」「オール電化住宅割引」「建物築浅割引」「長期年払割引」など割引制度も充実しており、「ドアロック交換費用補償特約」など日常のトラブルを解決するさまざまな特約を付加することも可能です。
第3位 充実した付帯サービス・割引!AIG損保「ホームプロテクト総合保険」
水災補償 | 補償可 |
割引制度 | Web申込割引、オール電化住宅割引、耐火性能割引(T構造耐火性能割引、H構造耐火性能割引)、築浅割引、消火設備割引(併用住宅のみ) |
地震保険 | 加入可 |
AIG損保「ホームプロテクト総合保険」は、火災をはじめ台風や大雪などの自然災害や、その他の日常生活でのさまざまなリスクから大切なお住まいや家財を補償する火災保険です。リスクやニーズにあわせて6つの契約プランから選択できることが特徴となっており、水災補償や盗難、地震保険といったさまざまな付帯サービスに加えて、Web申込割引やオール電化住宅割引、耐火性能割引といった割引制度も充実しています。
第2位 最も人気の火災保険!楽天損保「ホームアシスト」
水災補償 | 補償可 |
割引制度 | - |
地震保険 | 加入可 |
楽天損保「ホームアシスト」は、「価格.com保険アワード2019年版 火災保険の部」の3部門で第1位を獲得している信頼の火災保険です。リーズナブルな保険料が特徴となっており、マンションの場合は保険期間10年で10,500円、一戸建ての場合は保険期間10年で20,400円の低価格を実現しています。基本補償に加えてライフスタイルに合わせた補償を選ぶことができるため、水災や盗難、水漏れなどに備えることも可能です。
第1位 保険料が安い!日新火災「「住自在」 すまいの保険」
水災補償 | 補償可 |
割引制度 | - |
地震保険 | 加入可 |
日新火災の「「住自在」 すまいの保険」は、自由自在に補償が選べる合理的な保険設計により家計の負担を減らす住宅ローン利用者向けの火災保険です。雪災や水災は選べる補償となっており、マンションの場合は水災補償を付けずに保険料を安くするといった設計が可能となります。また、家財補償特約を付加することで家財を補償する契約にすることも可能です。
新築住宅におすすめの火災保険比較一覧表
火災保険 | 水災補償 | 割引制度 | 地震保険 |
日新火災「「住自在」 すまいの保険」 | ○ | - | ○ |
楽天損保「ホームアシスト」 | ○ | - | ○ |
AIG損保「ホームプロテクト総合保険」 | ○ | Web申込割引、オール電化住宅割引、耐火性能割引(T構造耐火性能割引、H構造耐火性能割引)、築浅割引、消火設備割引(併用住宅のみ) | ○ |
セコム損保「セコム安心マイホーム保険」 | ○ | ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、建物築浅割引、長期年払割引 | ○ |
東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」 | ○ | 築浅割引 | ○ |
新築住宅の火災保険に加入するときの注意点
新築住宅の火災保険に加入するときの注意点を抑えておきましょう。
必ず見積もりを比較・検討すること
火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってくるため、必ず複数社に見積もりを出して比較・検討することが重要です。
例えば、マンションに住んでいたり、ハザードマップで水害リスクがない場所に住んでいたりする場合には、水災補償を付ける必要はありません。
マイホームに合った火災保険プランを作成し、複数社から見積もりを出した上で、最もお得な火災保険に加入するようにしていきましょう。
地震や津波の補償を受けるには地震保険に加入する必要がある
地震や津波、火山の噴火による火災は、火災保険では補償されないことには注意が必要です。
これらの自然災害による損害からの補償を受けるには、火災保険とは別に地震保険に加入しておく必要があります。
今回紹介してきた火災保険では、いずれも地震保険にセットで加入することが可能となっているため、地震や津波への補償を受けたい場合には加入しておくとよいでしょう。
火災保険のプランの選び方
見積もりを出すための火災保険プランの作り方を具体的にすると、次の4ステップとなります。
1、どのような災害までを補償するのか、家財も補償対象に含むのかを決める。
2、現在の建物価格を基準に補償金額を決める。
3、保険期間を1年から最長10年までの範囲で決める。
4、地震保険を付加するかどうかを決める。
いずれのステップにおいても、補償範囲や補償金額が増えれば、それだけ保険金額も上がることになります。
必要な補償を付けて必要ない補償は削ぎ落とすことによって、最適な火災保険プランを作ってみましょう。