「万一の事態に備えて、マイホームの火災保険に入っておきたいけど、一戸建てにおすすめの火災保険はどの損保会社を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?
火災リスクはもちろん、台風に洪水、地震など、災害大国日本で一戸建てマイホームを建てたら、万一の備えを十分にしておく必要があります。
ただ、一戸建ての火災保険はマンションに比べると非常に高くなってしまうため、充実した補償を安く受けられる火災保険を選ぶことが重要です。
一戸建ての火災保険に入るメリット
火災保険とは、住宅や住宅内にある家財などについて、火災や風水害による損害を補填する損害保険です。火災や自然災害に加えて、水漏れや爆発事故、盗難などの事故を補償することもできます。
消防庁が発表した「平成30年消防白書」によると、平成29年の年間出火件数は3万9,373件となっており、1日当たりでみると108件/日の火災が発生していることが分かります。
※出典:消防庁
出火原因別に見てみると、たばこが3,712件で最多となっており、次いで放火が3,528件、こんろが3,032件と続きます。放火の疑いも2,305件となっており、放火と合わせると火事の約20%は放火が原因です。
ただ、火災件数は年々減ってきているため、火災保険に入る比重としては年々小さくなっています。
一戸建てが火災保険に入るべきメリットとしては、台風や竜巻による風災被害や、大雨や洪水による水災被害の補償を受けられることです。
特に、一戸建ての場合は、マンションと比べて風災被害・水災被害ともに受けやすいため、火災保険に加入する必要性は高まります。
なお、地震被害に備えておきたい場合には、火災保険とセットで地震保険に加入する必要があるため注意しておきましょう。
一戸建てにおすすめの火災保険の選び方ポイント
・火災による基本補償に加えて「風災補償」「水災補償」を付けられることを要確認。
・「建物補償額」と「保険料(10年間)」を要チェック!
・どのようや「割引制度」があるのかを抑えておこう。
・地震や津波で被害を受けた場合に補償される「地震保険」に加入できるかどうかを要チェック。
・火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってくる。必ず複数社に見積もりを出して比較するようにしよう。
一戸建てにおすすめの火災保険の選び方ポイントを見ていきましょう。
火災保険は、火災による補償が基本補償として、台風や竜巻による「風災補償」も付いていることが多くなっています。「風災補償」が付けられることを確認しておきましょう。
また、大雨や洪水による「水災補償」はオプションになっているケースが多くなっています。「水災補償」を付けられることも確認しておきましょう。
火災保険の補償内容としては、被害を受けた場合に補償される「建物補償額」と「保険料(10年間)」を要チェックです。
※保険料のモデルケースは、100㎡の一戸建て(非耐火構造)を想定しており、風災・水災補償、支払いは10年間一括払いとしています。
火災保険には、築年数によって保険料が安くなるなどさまざまな「割引制度」が用意されています。どのような「割引制度」があるかを抑えておきましょう。
地震や津波によって住宅や家財が損害を受けた場合には火災保険では補償されず、「地震保険」にも加入しておく必要があります。「地震保険」にも同時加入できるかどうかを要チェックしておきましょう。
今回は、おすすめの火災保険をランキング形式で紹介していきますが、火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってきます。必ず複数社に見積もりを出して比較するようにしましょう。
一戸建てにおすすめの火災保険5選!
一戸建てにおすすめの火災保険をランキング形式で見ていきましょう。
第5位 割引制度が充実!セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
風災補償 | 補償可 |
水災補償 | ワイドプランで補償 |
建物補償額 | 1,500万円 |
保険料(10年間) | 83,430円 |
割引制度 | ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、建物築浅割引、長期年払割引 |
地震保険 | 加入可 |
セコム損保「セコム安心マイホーム保険」は、補償範囲に応じてワイドプラン・ベーシックプラン・スリムプランの3つのプランから選べる火災保険で、全てのプランに盗難補償が付くことが特徴です。ワイドプランを選択すると水災まで補償されます。「ホームセキュリティ割引」「オール電化住宅割引」「建物築浅割引」「長期年払割引」など割引制度も充実しており、「ドアロック交換費用補償特約」など日常のトラブルを解決するさまざまな特約を付加することも可能です。
第4位 水回りのトラブルも安心!あいおいニッセイ同和損保「マイホームぴたっと」
風災補償 | 補償可 |
水災補償 | ワイドプラン、ベーシックップランで補償 |
建物補償額 | 1,500万円 |
保険料(10年間) | 78,860円 |
割引制度 | - |
地震保険 | 加入可 |
あいおいニッセイ同和損保の「マイホームぴたっと」は、新築一戸建て・マンション専用の火災保険です。「損害保険金の支払対象になる事故の範囲」に応じて、ワイドプラン、ベーシックプラン、エコノミープランの3つのプランから選ぶことが可能となっていますが、ワイドプラン、ベーシックプランでは水災補償を付けることが可能となり、水濡れや盗難への補償も付きます。水回りやドアカギのトラブルに駆け付ける「住まいの現場急行サービス」を無料で利用することも可能です。また、「家財追加特約」をセットすれば、家財に発生した損害も補償されます。
第3位 耐火構造がある一戸建てにおすすめ!東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」
風災補償 | 補償可 |
水災補償 | 補償可 |
建物補償額 | 1,500万円 |
保険料(10年間) | 77,780円 |
割引制度 | 築浅割引 |
地震保険 | 加入可 |
東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」は、住まいや家財をさまざまなリスクから守り、日常生活においても安心をお届けする火災保険です。火災や風災が補償される基本補償に加えて、自身の過失で第三者に被害が及んだ場合に補償される「個人賠償責任補償」や「類焼損害補償」などの特約を付加できるほか、付帯サービスも付いています。耐火構造がある一戸建ての場合は保険料が安くなりおすすめです。
第2位 最も人気の火災保険!楽天損保「ホームアシスト」
風災補償 | 補償可 |
水災補償 | 補償可 |
建物補償額 | 1,500万円 |
保険料(10年間) | 67,800円 |
割引制度 | - |
地震保険 | 加入可 |
楽天損保「ホームアシスト」は、「価格.com保険アワード2019年版 火災保険の部」の3部門で第1位を獲得している信頼の火災保険です。リーズナブルな保険料が特徴で、一戸建ての場合は、水災補償を付けても、保険期間10年で157,650円と、月額にならすと1,300円程度となります。また、水廻りのトラブルやカギのトラブル、ガラスのトラブルなど安心の無料サービスを利用できることも満足度が高い理由です。
第1位 保険料が安い!日新火災「「住自在」 すまいの保険」
風災補償 | 補償可 |
水災補償 | 補償可 |
建物補償額 | 1,500万円 |
保険料(10年間) | 57,600円 |
割引制度 | - |
地震保険 | 加入可 |
日新火災の「「住自在」 すまいの保険」は、自由自在に補償が選べる合理的な保険設計により家計の負担を減らす住宅ローン利用者向けの火災保険です。風災補償・水災補償は選べる補償となっていますが、いずれの補償を付けた場合の保険料は損保会社の中でも最安値帯となっています。また、建物だけでなく家財も補償される家財補償特約を付加することも可能です。
一戸建てにおすすめの火災保険比較一覧表
火災保険 | 風災補償 | 水災補償 | 建物補償額 | 保険料(10年間) | 割引制度 | 地震保険 |
日新火災「「住自在」 すまいの保険」 | ○ | ○ | 1,500万円 | 57,600円 | - | ○ |
楽天損保「ホームアシスト」 | ○ | ○ | 1,500万円 | 67,800円 | - | ○ |
東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」 | ○ | ○ | 1,500万円 | 77,780円 | 築浅割引 | ○ |
あいおいニッセイ同和損保「マイホームぴたっと」 | ○ | ○ | 1,500万円 | 78,860円 | - | ○ |
セコム損保「セコム安心マイホーム保険」 | ○ | ○ | 1,500万円 | 83,430円 | ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、建物築浅割引、長期年払割引 | ○ |
一戸建ての火災保険に入るときの注意点
一戸建ての火災保険に入るときの注意点を抑えておきましょう。
複数社に見積もりを比較・検討してから加入する
火災保険は住んでいる場所や住宅の広さなどの諸条件によって、プランや保険料が変わってくるため、必ず複数社に見積もりを出して比較・検討することが重要です。
一戸建ての場合は、ハザードマップで水害リスクがない場所に住んでいる場合には、水災補償を付ける必要がなくなる場合もあります。
自身のマイホームに合った火災保険プランを作成し、複数社から見積もりを出した上で、最もお得な火災保険に加入するようにしていきましょう。
自然災害に強い補償にすると安心
一戸建てはマンションに比べると火災保険の保険料が高くなってしまいがちですが、だからといって一戸建ての火災保険料をケチることはやめておきましょう。
2018年の西日本豪雨を始め、災害大国の日本では、いつどの場所で自然災害に見舞われても不思議ではありません。
マンションの場合は自然災害リスクが比較的小さくなりますが、一戸建ての場合は自然災害に対して万全に備えておくべきです。
長らくお世話になるマイホームや家族のためにも、風災・水災補償はもちろん、地震や津波被害にも補償される地震保険には必ず加入しておきましょう。