今回は、【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドについて解説していきます。
【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・シンガポールが運用する、「Markit iBoxx ABF汎アジア指数」に連動するアジア債券ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1349-j.pdf
また、日本国債・米国国債・外国国債に連動する債券ETFについては、こちらのページで解説しています。

Markit iBoxx ABF汎アジア指数とは
「Markit iBoxx ABF汎アジア指数」は、アジア8ヶ国(中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)で発行される現地通貨建ての国債及び公債の動きを示す指数です。
今回見ていく【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年2月28日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 中国政府(満期:2024年4月11日) | 1.83% |
2 | シンガポール政府(満期:2026年6月1日) | 1.10% |
3 | シンガポール政府(満期:2027年3月1日) | 1.10% |
4 | シンガポール政府(満期:2030年9月1日) | 1.06% |
5 | シンガポール政府(満期:2024年9月1日) | 1.00% |
【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.18% |
分配金 | 318.4415円(年2回) |
分配金利回り | 2.18% |
直近5年間の値動き | +13.22%(12,890円→14,595円) |
必要投資金額 | 14,595円(1口) |
上場日 | 2009年6月19日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年10月7日時点の値。
【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドは、「Markit iBoxx ABF汎アジア指数」に連動するアジア債券ETFです。
東証に上場する唯一のアジア債券ETFとなっています。
直近5年間では+10%超える値上がりとなっており、分配金利回りも2%を超えています。
ただ、取引量がほとんどなく流動性リスクが高い点がデメリットで、日中に下手に取引すると1%ほど不利な価格で約定してしまいます。
低リスクの外国債権ETFとして悪くない銘柄ですが、流動性リスクが高い点で★-1となります。
まとめ
【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・シンガポールが運用する、「Markit iBoxx ABF汎アジア指数」に連動するアジア債券ETFです。
「Markit iBoxx ABF汎アジア指数」は、アジア8ヶ国(中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)で発行される現地通貨建ての国債及び公債の動きを示す指数です。
【1349】ABF汎アジア債券インデックス・ファンドは、直近5年間では+10%超える値上がりとなっており、分配金利回りも2%を超えています。
東証に上場する唯一のアジア債券ETFとして悪くない銘柄ですが、取引量がほとんどなく流動性リスクが高い点がデメリットです。