今回は、【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)について解説していきます。
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、「大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格」に連動するパラジウムETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1543-j.pdf
また、パラジウムや金(ゴールド)、銀、白金(プラチナ)などの価格に連動する貴金属商品ETFについては、こちらのページで解説しています。

大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格とは
「大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格」は、国内の商品先物取引市場におけるパラジウムの先物価格から評価した、「グラム・円」単位のパラジウム地金の現在の理論価格です。
パラジウム現物取引価格は、1トロイオンス(約31.1g)当たりの価格がドル建てで決定されるため、当ETFはドル建て資産となっています。
また、貴金属商品ETFには分配金は一切出ません。
今回見ていく【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年2月28日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | パラジウム | 100.00% |
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5 |
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.55% |
分配金 | 0円(年0回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | +157.02%(32,300円→83,020円) |
必要投資金額 | 83,020円(1口) |
上場日 | 2022年11月7日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★★★ |
流動性 | ★ |
※各データは、2022年11月7日時点の値。
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)は、「大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格」に連動するパラジウムETFです。
パラジウムは、2000年代にはロシアと南アフリカがそれぞれ40%超の算出シェアを誇っていましたが、2010年代には南アフリカの鉱山閉鎖が相次いだことによって価格が急騰しています。
直近5年間では+150%超えの上昇率となっており、これはNASDAQに連動する【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信に次ぐ上昇率となっています。
2022年にはウクライナ情勢を受けて3月に一時急騰したものの、その後は下落となっていますが、円安となっていることで下落幅が抑えられている状況です。
パラジウム価格に連動するETFでは、最も流動性が大きいためおすすめです。
ただ、これからパラジウムに投資するのは、既に価格が大きく上昇しているためリスクがあることを留意しておくようにしましょう。
まとめ
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)は、三菱UFJ信託銀行が運用する、「大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格」に連動するパラジウムETFです。
「大阪取引所におけるパラジウム地金10グラムあたりの先物価格」は、国内の商品先物取引市場におけるパラジウムの先物価格から評価した、「グラム・円」単位のパラジウム地金の現在の理論価格です。
パラジウムは、2000年代にはロシアと南アフリカがそれぞれ40%超の算出シェアを誇っていましたが、2010年代には南アフリカの鉱山閉鎖が相次いだことによって価格が急騰しています。
【1543】純パラジウム上場信託(現物国内保管型)は、直近5年間では+150%超えの上昇率となっています。
パラジウム価格は2022年にはウクライナ情勢を受けて3月に一時急騰したものの、その後は下落となっていますが、円安となっていることで下落幅が抑えられている状況です。
パラジウム価格に連動するETFでは、最も流動性が大きいおすすめ銘柄です。
ただ、これからパラジウムに投資するのは、既に価格が大きく上昇しているためリスクがあることを留意しておくようにしましょう。