今回は、【1671】WTI原油価格連動型上場投信について解説していきます。
【1671】WTI原油価格連動型上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「WTI原油先物価格」に連動する原油先物ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1671-j.pdf
また、原油などの商品先物ETFについては、こちらのページで解説しています。
WTI原油先物価格とは
「WTI原油先物価格」は、世界最大の商品・エネルギー先物取引所であるNYMEXで算出され、世界の原油価格のスタンダードとして知られる先物指数です。
原油先物価格は、1バレル当たりの価格がドル建てで決定されるため、当ETFはドル建て資産となっています。
なお、商品先物ETFには分配金は一切出ません。
今回見ていく【1671】WTI原油価格連動型上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
※構成比率は未記入ではなく空欄。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | WTI原油商品先物 | |
2 | 米国債 | |
3 | ||
4 | ||
5 |
【1671】WTI原油価格連動型上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.935% |
分配金 | 0円(年2回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | +33.05%(2,375円→3,160円) |
必要投資金額 | 3,160円(1口) |
上場日 | 2009年8月3日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★★ |
流動性 | ★★★ |
※各データは、2022年11月8日時点の値。
【1671】WTI原油価格連動型上場投信は、「WTI原油先物価格」に連動する原油先物ETFです。
コロナショック時は原油先物価格がマイナスになったこともあり465円まで下げましたが、以降は脱炭素による原油高の影響で急反発しています。
2022年にはウクライナ情勢による原油高かつ円安によって、さらなる上昇を遂げました。
コロナショック以降では最大10倍近く上昇しており、最も大きく上昇した銘柄となっています。
ただ、値動きが荒く、同ETFは信託報酬が高いことから長期投資においては★-1です。
まとめ
【1671】WTI原油価格連動型上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「WTI原油先物価格」に連動する原油先物ETFです。
「WTI原油先物価格」は、世界最大の商品・エネルギー先物取引所であるNYMEXで算出され、世界の原油価格のスタンダードとして知られる先物指数です。
原油先物ETFは、ドル建て資産となり、分配金は出ません。
【1671】WTI原油価格連動型上場投信は、原油高と円安を背景に、コロナショック以降では最も大きく反発したETFの一つとなっています。
ただ、値動きが荒く、信託報酬が高いことが長期投資においてはデメリットです。