今回は、【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信について解説していきます。
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 自動車・輸送機」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1622-j.pdf
また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。
TOPIX-17 自動車・輸送機とは
業種別株価指数「TOPIX17」シリーズは、東証プライム市場に上場している全銘柄を、17業種別に区分した株価指数となっています。
業種別株価指数に連動するETFに投資するメリットは、資産運用の目的に合わせた業種・セクターに投資できることです。
例えば、安全に運用したい場合にはディフェンシブセクターである食品や医薬品、値上がり益を期待したい場合には成長セクターである電機・精密や情報通信(IT)といったセクターを選んで投資することが可能です。
また、ETFなら業種別に銘柄がリスク分散されているため、個別株投資をするよりも圧倒的にリスクが小さいことは言うまでもありません。
今回見ていく【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は、東証の自動車セクターで構成される「TOPIX-17 自動車・輸送機」連動型ETFです。
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【7203】トヨタ自動車 | 42.59% |
2 | 【7267】本田技研工業 | 11.56% |
3 | 【6902】デンソー | 7.40% |
4 | 【5108】ブリヂストン | 6.38% |
5 | 【7309】シマノ | 5.81% |
【7203】トヨタ自動車の構成比率が4割以上と高くなっている点が特徴です。
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.352% |
分配金 | 997円(年1回) |
分配金利回り | 4.32% |
直近5年間の値動き | +11.91%(20,600円→23,055円) |
必要投資金額 | 23,055円(1口) |
上場日 | 2008年3月25日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ★ |
※各データは、2022年5月20日時点の値。
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は、東証の自動車セクターで構成される「TOPIX-17 自動車・輸送機」連動型の日本株ETFです。
日本株ETFとして見てみると、信託報酬はTOPIX・日経平均株価連動型に比べてやや高めとなっており、流動性も最低クラスですが、業種別ETFの中では流動性が高い方です。
直近5年間の値上がり率はTOPIXの半分程度となっていますが、分配金利回りが大きいことはメリットの一つです。
【7203】トヨタ自動車の構成比率が4割以上と高くなっており、分配金利回りが高いのもこの影響と言えます。
まとめ
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 自動車・輸送機」に連動する日本株ETFです。
「TOPIX-17 自動車・輸送機」は、日本株の業種別株価指数「TOPIX17」シリーズの一つで、自動車セクターで構成される株価指数となっています。
【1622】NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は、信託報酬・流動性・値上がり益ではTOPIX連動型ETFでは劣っていますが、分配金利回りが高いことはメリットです。
【7203】トヨタ自動車の構成比率が4割以上と高くなっており、トヨタ株に他の自動車セクターを入れてリスクヘッジされている自動車株ETFとなっています。
トヨタを始めとする自動車セクターに投資したい場合にはおすすめですが、いっそのこと【7203】トヨタ自動車に投資してしまった方が手っ取り早いとも言えます。