日本株ETFの【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信について解説していきます。

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 鉄鋼・非鉄」に連動する日本株ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1623-j.pdf

また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。

業種別株価指数に連動する日本株ETF全19銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「日本株にETFでインデックス投資したいけど、業種別に投資できるETFはないのかな?」とお困りではありませんか? 日本株と言っても一様ではなく、ディフェンシブ銘柄が多い食品や医薬品、成長が期待される精密機器やIT産業など、さまざまな特色を持...

 

TOPIX-17 鉄鋼・非鉄とは

業種別株価指数「TOPIX17」シリーズは、東証プライム市場に上場している全銘柄を、17業種別に区分した株価指数となっています。

業種別株価指数に連動するETFに投資するメリットは、資産運用の目的に合わせた業種・セクターに投資できることです。

例えば、安全に運用したい場合にはディフェンシブセクターである食品や医薬品、値上がり益を期待したい場合には成長セクターである電機・精密や情報通信(IT)といったセクターを選んで投資することが可能です。

また、ETFなら業種別に銘柄がリスク分散されているため、個別株投資をするよりも圧倒的にリスクが小さいことは言うまでもありません。

今回見ていく【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信は、東証の鉄鋼・非鉄セクターで構成される「TOPIX-17 鉄鋼・非鉄」連動型ETFです。

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。

銘柄名 構成比率
1 【5401】日本製鉄 24.76%
2 【5713】住友金属鉱山 12.41%
3 【5411】ジェイ エフ イー ホールディングス 11.90%
4 【5802】住友電気工業 11.83%
5 【5486】日立金属 4.62%

 

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信のETFデータ

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信

信託報酬(税込) 0.352%
分配金 118円(年1回)
分配金利回り 0.67%
直近5年間の値動き -16.78%(20,910円→17,400円)
必要投資金額 17,400円(1口)
上場日 2008年3月25日
長期投資おすすめ度 ★★
流動性 ☆(取引が難しい最低レベル)

※各データは、2022年5月20日時点の値。

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信は、東証の鉄鋼・非鉄セクターで構成される「TOPIX-17 鉄鋼・非鉄」連動型の日本株ETFです。

日本株ETFとして見てみると、信託報酬はTOPIX・日経平均株価連動型に比べてやや高めとなっており、流動性も小さくなっています。

かつては分配金利回りが5%を超える時期もありましたが、大きく減配されています。

2020年コロナショック時に付けていた最悪期からは大きく反発したものの、長期投資という観点から見ると、TOPIX連動型ETFよりも優勢な点はありません。

なお、鉄鋼株はかつては代表的な景気敏感株とされていましが、現在は半導体株に取って代わられています。

 

まとめ

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 鉄鋼・非鉄」に連動する日本株ETFです。

「TOPIX-17 鉄鋼・非鉄」は、日本株の業種別株価指数「TOPIX17」シリーズの一つで、鉄鋼・非鉄セクターで構成される株価指数となっています。

【1623】NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)上場投信は、信託報酬・流動性・値上がり・分配金のいずれの点においても、TOPIX連動型ETFより劣っています。

敢えて鉄鋼株に投資したいという場合を除くと、TOPIX連動型ETFより優先してインデックス投資する合理的な理由は見当たりません。

また、鉄鋼株はかつては代表的な景気敏感株とされていましが、現在は半導体株に取って代わられています。