今回は、【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型について解説していきます。
【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型は、日興アセットマネジメントが運用する、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1345-j.pdf
また、REIT型ETFについては、こちらのページで解説しています。
東証REIT指数とは
「東証REIT指数」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
そもそもREIT(リート)とは、投資信託の仕組みを使って投資家から資金を集めて、複数の不動産に分散投資することで収益が還元される金融商品です。
不動産投資の魅力の一つは賃料・テナント収入ですが、REITでも配金という形で受け取ることができ、REIT型ETFは分配金利回りが3%以上ある高配当銘柄が多くなっています。
株式型ETFは分配金利回りが変動しやすい傾向がありますが、REIT型ETFは分配金利回り3%以上で安定していることがメリットです。
今回見ていく【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【8951】日本ビルファンド投資法人 | 7.27% |
2 | 【8952】ジャパンリアルエステイト投資法人 | 5.76% |
3 | 【3281】GLP投資法人 | 5.41% |
4 | 【3283】日本プロロジスリート投資法人 | 5.26% |
5 | 【3462】野村不動産マスターファンド投資法人 | 4.70% |
【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.33% |
分配金 | 65.48円(年6回) |
分配金利回り | 3.25% |
直近5年間の値動き | +16.98%(1,722円→2,014.5円) |
必要投資金額 | 201,450円(100口) |
上場日 | 2008年10月21日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ★ |
※各データは、2022年7月22日時点の値。
【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型は、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFとしては、分配金の配当が隔月の年6回となっており、トータルの分配金利回りは変わりませんが、信託報酬が高くなっています。
取引量は最低限はあるため流動性リスクは及第点です。
ただ、100口からの投資となっているため、必要投資金額が大きくなってしまう点はデメリットです。
高配当の国内REIT型ETFとしてポートフォリオに組み込めますが、他の銘柄に比べるとデメリットが目立つと言わざるを得ません。
まとめ
【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型は、日興アセットマネジメントが運用する、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
「東証REIT指数」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
【1345】上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型は、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFとしては、分配金の配当が隔月の年6回となっており、トータルの分配金利回りは変わりませんが、信託報酬が高くなっています。
ただ、100口からしか投資できないため、必要投資金額が大きくなってしまう点はデメリットです。
信託報酬の高さと必要投資金額の大きさという2点のデメリットからして、「東証REIT指数」に連動する他の銘柄の方がおすすめです。