今回は、【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信について解説していきます。
【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1492-j.pdf
また、日本株の中小型株ETFについては、こちらのページで解説しています。
JPX日経中小型株指数とは
「JPX日経中小型株指数」は、東京証券取引所に上場する全上場銘柄の中から時価総額上位20%以内の大型銘柄を除外した上で、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として、投資家に魅力のある200銘柄で構成された株価指数です。
今回見ていく【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【1969】高砂熱学工業 | 1.51% |
2 | 【7839】SHOEI | 1.51% |
3 | 【8020】兼松 | 1.40% |
4 | 【9682】DTS | 1.31% |
5 | 【6727】ワコム | 1.30% |
【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.55% |
分配金 | 217円(年2回) |
分配金利回り | 1.46% |
直近5年間の値動き | +19.11%(12,450円→14,830円) |
必要投資金額 | 14,830円(1口) |
上場日 | 2007年10月23日 |
長期投資おすすめ度 | ★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年5月13日時点の値。
【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信は、日本株の中小型株で構成される「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
日本株ETFとして見ると、信託報酬は高く、流動性は取引が難しい最低レベルとなっています。
また、値上がり益は、TOPIX連動型ETFとほぼ同程度です。
日本株のインデックス投資において、TOPIX連動型ETFよりもおすすめできる要素はありません。
まとめ
【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
「JPX日経中小型株指数」は、東証に上場する全銘柄の中から時価総額上位20%以内の大型銘柄を除外した上で、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点とした200銘柄で構成される株価指数です。
【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信は、中小型株ETFという特徴はあるものの、信託報酬は高く、流動性は取引が難しい最低レベルとなっています。
TOPIX連動型ETFを差し置いて、こちらの銘柄で日本株のインデックス投資をする合理的な理由は、中小型株ETFであるという点以外には見当たりません。