今回は、【1493】One ETF JPX日経中小型について解説していきます。
【1493】One ETF JPX日経中小型は、アセットマネジメントOneが運用する、「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1493-j.pdf
また、日本株の中小型株ETFについては、こちらのページで解説しています。
JPX日経中小型株指数とは
「JPX日経中小型株指数」は、東京証券取引所に上場する全上場銘柄の中から時価総額上位20%以内の大型銘柄を除外した上で、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として、投資家に魅力のある200銘柄で構成された株価指数です。
今回見ていく【1493】One ETF JPX日経中小型の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【1969】高砂熱学工業 | 1.51% |
2 | 【7839】SHOEI | 1.50% |
3 | 【8020】兼松 | 1.40% |
4 | 【9682】DTS | 1.31% |
5 | 【6727】ワコム | 1.30% |
【1493】One ETF JPX日経中小型のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.55% |
分配金 | 398円(年2回) |
分配金利回り | 2.70% |
直近5年間の値動き | +5.06%(14,010円→14,720円) |
必要投資金額 | 14,720円(1口) |
上場日 | 2017年5月23日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年5月13日時点の値。
【1493】One ETF JPX日経中小型は、日本株の中小型株指数「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
日本株ETFの中では、信託報酬は高く、流動性は取引が難しい最低レベルです。
値上がり益もTOPIXや日経平均株価連動型ETFに比べると大きく劣っています。
唯一、分配金利回りはそこそこの値となっていますが、今後も続くかどうかは分かりません。
中小型株ETFに投資したいといった理由がない限り、TOPIXや日経平均株価連動型ETFより優先してインデックス投資する理由は見当たりません。
まとめ
【1493】One ETF JPX日経中小型は、アセットマネジメントOneが運用する、「JPX日経中小型株指数」に連動する日本株ETFです。
「JPX日経中小型株指数」は、東証に上場する全銘柄の中から時価総額上位20%以内の大型銘柄を除外した上で、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点とした200銘柄で構成される株価指数です。
【1493】One ETF JPX日経中小型は、TOPIX連動型ETFに比べると、信託報酬・値上がり益・流動性のいずれも大きく劣っています。
敢えて、中小型株ETFに投資したいといった理由がない限り、TOPIXや日経平均株価連動型ETFより優先してインデックス投資する理由はありません。
なお、「JPX日経中小型株指数」はこちらの銘柄と【1492】MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信の2銘柄のみとなっていますが、いずれも五十歩百歩です。