インバース型ETFの【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信について解説していきます。

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/leveraged-inverse/files/1571-j.pdf

また、インバース型ETFについては、こちらのページで解説しています。

インバース指数に連動するインバース型ETF全9銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
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日経平均インバース・インデックスとは

「日経平均インバース・インデックス」は、日経平均株価の前日比変動率(%)に-1倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。

なお、日経平均株価は、東証プライム市場に上場している代表的な225銘柄の株価単純平均で算出される株価指数となっています。

インバース型ETFは、日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400といった代表的な指数の変動率に対して逆(-1倍)の値動きをするインバース指数に連動するETFです。

インバース型ETFは、相場の下落局面において、デイトレードやスイングトレードといった短期投資に適するETFとなっています。

一方、インバース型ETFには分配金は出ず、信託報酬も高めです。

ETFによるインデックス投資は市場全体の長期的な成長を享受できることがメリットですが、インバース型ETFではこのメリットを逆に受けてしまうため長期投資には全く向きません。

短期投資におすすめできるかどうかは、流動性(売買代金)があるか?ボラティリティ(値幅)が十分にあるか?信託報酬は安いか?の3点によって決まります。

 

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信のETFデータ

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信

信託報酬(税込) 0.88%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -42.46%(1,646円→947円)
必要投資金額 947円(1口)
上場日 2012年4月12日
短期投資おすすめ度 ★★★
流動性 ★★★

※各データは、2022年12月12日時点の値。

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は、「日経平均インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

日経平均株価は、ファーストリテイリングや東京エレクトロンなどの値嵩株の影響を受けやすく、TOPIXよりもリスク・リターンが高いことが特徴ですが、これは短期投資においてはボラティリティが大きくなるというメリットとなります。

売買代金は1日10億円程度となっており、スイングトレードをできる流動性はあります。

ただ、積極的な短期投資をするには流動性は物足りないと言わざるを得ず、価格帯が3ケタであることも短期投資においては一長一短です。

下落相場の短期投資という観点で見ると、-2倍の値動きをするダブルインバース型ETFの方がおすすめです。

 

まとめ

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

日経平均株価は、TOPIXよりもリスク・リターンが高いことが特徴ですが、これは短期投資においてはボラティリティが大きくなるためメリットになります。

【1571】NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は、売買代金は1日10億円程度と、かろうじてスイングトレードを十分にできる流動性となっています。

価格帯が3ケタであることも、短期投資においては一長一短です。

下落相場の短期投資においては、-2倍の値動きをするダブルインバース型ETFの方がおすすめです。