今回は、【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数について解説していきます。
【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数は、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、「東証REIT Core指数」に連動する国内REIT型ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2527-j.pdf
また、REIT型ETFについては、こちらのページで解説しています。

東証REIT Core指数とは
「東証REIT Core指数」は、東証REIT指数を母集団とし、浮動株時価総額・売買代金の水準によって選定されたREITから算出される指数です。
指数の算出方法は均等加重方式を採用しているため、ウェイトは時価総額と関係なく、全ての構成銘柄で同じになることが特徴です。
約25銘柄で構成され、全ての銘柄の構成比率は約4.00%ずつとなっています。
東証REIT Core指数は値動き率が大きくなる銘柄も同じ構成比率で含まれることになるため、東証REIT指数に比べて値動きのリスク・リターンが高くなる傾向があると言えます。
今回見ていく【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【8963】インヴィンシブル投資法人 | 3.68% |
2 | 【8956】NTT都市開発リート投資法人 | 3.56% |
3 | 【8985】ジャパン・ホテル・リート投資法人 | 3.52% |
4 | 【8972】ケネディクス・オフィス投資法人 | 3.52% |
5 | 【8976】大和証券オフィス投資法人 | 3.52% |
【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.264% |
分配金 | 34.7円(年2回) |
分配金利回り | 2.91% |
直近5年間の値動き | +9.32%(1,089円→1,190.5円) |
必要投資金額 | 11,905円(10口) |
上場日 | 2019年2月6日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年8月2日時点の値。
【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数は、「東証REIT Core指数」に連動する国内REIT型ETFです。
国内REIT型ETFとして見ると、信託報酬は高めとなっており、分配金利回りもやや低めとなっています。
何より、取引量がほとんどなく、1日に1回も取引されない日もあるなど、流動性リスクは最低レベルです。
国内REIT型ETFをポートフォリオに加えるとしても、こちらの銘柄はおすすめできません。
まとめ
【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数は、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、「東証REIT Core指数」に連動する国内REIT型ETFです。
「東証REIT Core指数」は、東証REIT指数を母集団とし、浮動株時価総額・売買代金の水準によって選定された25銘柄のREITから、均等加重方式で算出される指数です。
【2527】NZAM 上場投信 東証REIT Core指数は、取引量がほとんどなく、1日に1回も取引されない日もあるなど、流動性リスクが最低レベルの銘柄となっています。
取引するにあたってはリスクしかないため、国内REIT型ETFをポートフォリオに加えたいとしても他の銘柄を選ぶようにしましょう。