今回は、【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFについて解説していきます。
【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「Indxx Japan Fintech Index」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2836-j.pdf
Indxx Japan Fintech Indexとは
「Indxx Japan Fintech Index」は、フィンテック産業に関連する国内上場株式で構成される指標です。
ウェルス・マネジメント、デジタルペイメント・POSシステム、ブロックチェーン、金融システム、信用リスク管理、およびオンラインブローカレッジ等のフィンテック産業から主に収益を上げる国内上場会社株式によって構成されます。
指数の算出方法は、浮動株調整後の時価総額加重方式を採用しており、構成銘柄ウェイトの上限は8%となっています。
今回見ていく【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【3769】GMOペイメントゲートウェイ | 8.45% |
2 | 【4478】フリー | 8.42% |
3 | 【4307】野村総合研究所 | 8.10% |
4 | 【7164】全国保証 | 7.91% |
5 | 【3994】マネーフォワード | 7.70% |
【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.649% |
分配金 | 0円(年2回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | -27.24%(2,786円→2,027円) |
必要投資金額 | 2,027円(1口) |
上場日 | 2021年12月8日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年7月12日時点の値。
【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFは、フィンテック企業で構成される「Indxx Japan Fintech Index」に連動する日本株ETFです。
上場からまだ8ヶ月ですが、世界株安の煽りも受けて-30%弱の大暴落となっています。
構成銘柄上位に、フリーやマネーフォワードといったハイリスク銘柄が多いことが、世界株安でより大きな下落となった要因です。
信託報酬も高く、取引量は少なく流動性リスクが高いこともネックとなっています。
短期間に大きく下げたことから反発の可能性もありますが、少なくとも投資初心者の方にはおすすめできるETFではありません。
まとめ
【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「Indxx Japan Fintech Index」に連動する日本株ETFです。
「Indxx Japan Fintech Index」は、フィンテック産業に関連する国内上場株式で構成される指標です。
【2836】グローバルX フィンテック-日本株式 ETFは、構成銘柄上位がハイリスク銘柄で構成されていることもあり、2022年の世界株安の影響で大きな下落となっています。
ハイリスク銘柄であることに加えて、信託報酬も高く、流動性リスクが高いこともネックです。
短期間に暴落となったことから反発の可能性もありますが、少なくとも投資初心者の方にはおすすめできるETFではありません。