今回は、【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティについて解説していきます。
【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティは、日興アセットマネジメントが運用する、「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1399-j.pdf
また、日本株の高配当株で構成される高配当株指数に連動するETFについては、こちらのページで解説しています。
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数とは
「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」は、金融株を除く日本株の中から、流動性が高い400銘柄を抽出した上で、配当利回り上位150銘柄で構成されている株価指数です。
「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」を構成する150銘柄のポートフォリオは、リスクを最小化して最適化されています。
今回見ていく【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【4704】トレンドマイクロ | 1.20% |
2 | 【8002】丸紅 | 1.19% |
3 | 【8058】三菱商事 | 1.18% |
4 | 【8035】東京エレクトロン | 1.18% |
5 | 【7974】任天堂 | 1.15% |
【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.385% |
分配金 | 42.7円(年4回) |
分配金利回り | 2.60% |
直近5年間の値動き | 3.20%(1,589円→1,640円) |
必要投資金額 | 16,400円(10口) |
上場日 | 2015年12月1日 |
長期投資おすすめ度 | ★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年6月10日時点の値。
【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティは、「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」に連動する日本株ETFです。
流動性が大きい銘柄を中心に構成されているETFですが、同ETFの流動性リスクは大きく、取引が難しい銘柄です。
日本株ETFとしては、信託報酬が高く、直近5年間でもわずかなプラスに留まっています。
高配当ETFだけあって分配金利回りは高くなっているものの、TOPIX連動型ETFに先駆けて投資する理由にはなりません。
まとめ
【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティは、日興アセットマネジメントが運用する、「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」に連動する日本株ETFです。
「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」は、金融株を除く日本株の中から、流動性が高い400銘柄を抽出した上で、配当利回り上位150銘柄でリスク最小化して構成される株価指数です。
【1399】上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティは、配当利回りは高くなっているものの、流動性リスクが大きく、直近5年間ではわずかなプラスに留まっています。
TOPIX連動型ETFより優先してインデックス投資することはおすすめできません。