ダブルインバース型ETFの【1356】TOPIXベア2倍上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1356】TOPIXベア2倍上場投信について解説していきます。

【1356】TOPIXベア2倍上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「TOPIXダブルインバース(-2倍)指数」に連動するダブルインバース型ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/leveraged-inverse/files/1356-j.pdf

また、ダブルインバース型ETFについては、こちらのページで解説しています。

ダブルインバース指数に連動するダブルインバース型ETF全9銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「下落局面でデイトレードやスイングトレードをしたいけど、ダブルインバース型ETFってどうなのかな?」と気になっていませんか?相場の下落で2倍の値上がりをするダブルインバース型ETFは、2018年10~12月の米中貿易摩擦による暴落や、202...

 

TOPIXダブルインバース(-2倍)指数とは

「TOPIXダブルインバース(-2倍)指数」は、TOPIX(配当なし)の前日比変動率(%)に-2倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。

なお、TOPIXは、東証プライム市場に上場している全銘柄の時価総額加重平均によって算出される日本株を代表する株価指数となっています。

ダブルインバース型ETFは、日経平均株価やTOPIXといった指数の変動率に対して逆かつ倍(-2倍)の値動きをするダブルインバース指数に連動するETFです。

ダブルインバース型ETFは、相場の逆の値動きをするインバース型ETFと、相場の倍の値動きをするレバレッジ型ETFを掛け合わせたETFとなっています。

ダブルインバース型ETFは、相場の下落局面において、デイトレードやスイングトレードといった短期投資に適するETFです。

一方、ダブルインバース型ETFには分配金は出ず、信託報酬も高めです。

ETFによるインデックス投資は市場全体の長期的な成長を享受できることがメリットですが、ダブルインバース型ETFではこのメリットを逆に受けてしまうため長期投資には全く向きません。

短期投資におすすめできるかどうかは、流動性(売買代金)があるか?ボラティリティ(値幅)が十分にあるか?信託報酬は安いか?の3点によって決まります。

 

【1356】TOPIXベア2倍上場投信のETFデータ

【1356】TOPIXベア2倍上場投信

信託報酬(税込) 0.825%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -63.23%(2,419円→889.4円)
必要投資金額 8,894円(10口)
上場日 2014年5月29日
短期投資おすすめ度 ★★★
流動性 ★★

※各データは、2022年12月2日時点の値。

【1356】TOPIXベア2倍上場投信は、「TOPIXダブルインバース(-2倍)指数」に連動するダブルインバース型ETFです。

TOPIXは、日経平均株価に比べてリスクが低いという特徴がありますが、これは短期投資においてはボラティリティが低くなるためデメリットとなります。

流動性は1日5億円程度はあるためスイングトレードはかろうじてできる程度ですが、デイトレードをするにはやや物足りません。

下落相場に本格的なスイングトレードやデイトレードをするには、日経平均株価に連動するダブルインバース型ETFの方がおすすめです。

 

まとめ

【1356】TOPIXベア2倍上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「TOPIXダブルインバース(-2倍)指数」に連動するダブルインバース型ETFです。

TOPIXは、日経平均株価に比べてリスクが低いという特徴がありますが、これは短期投資においてはボラティリティが低くなるためデメリットとなります。

【1356】TOPIXベア2倍上場投信は、スイングトレードはかろうじてできる程度ですが、デイトレードをするにはやや物足りません。

下落相場に本格的なスイングトレードやデイトレードをするには、より流動性・ボラティリティが大きい日経平均株価に連動するダブルインバース型ETFの方がおすすめです。

 

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