インバース型ETFの【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)を解説!【ETF投資 2022年最新版】

※この銘柄は2023年6月11日付で上場廃止になりました。

今回は、【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)について解説していきます。

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「JPX日経400インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/leveraged-inverse/files/1468-j.pdf

また、インバース型ETFについては、こちらのページで解説しています。

インバース指数に連動するインバース型ETF全9銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「下落相場で上昇するインバース型ETFに興味があるけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と思っていませんか? 相場の下落局面で上昇するインバース型ETFは、2018年10~12月の米中貿易摩擦による暴落や、2020年2~3月の新型コロナウイ...

 

JPX日経400インバース・インデックスとは

「JPX日経400インバース・インデックス」は、JPX日経インデックス400の前日比変動率(%)に-1倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。

なお、JPX日経インデックス400は、東証全銘柄の中から、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として選定された400銘柄で構成された株価指数です。

インバース型ETFは、日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400といった代表的な指数の変動率に対して逆(-1倍)の値動きをするインバース指数に連動するETFです。

インバース型ETFは、相場の下落局面において、デイトレードやスイングトレードといった短期投資に適するETFとなっています。

一方、インバース型ETFには分配金は出ず、信託報酬も高めです。

ETFによるインデックス投資は市場全体の長期的な成長を享受できることがメリットですが、インバース型ETFではこのメリットを逆に受けてしまうため長期投資には全く向きません。

短期投資におすすめできるかどうかは、流動性(売買代金)があるか?ボラティリティ(値幅)が十分にあるか?信託報酬は安いか?の3点によって決まります。

 

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)のETFデータ

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)

信託報酬(税込) 0.825%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -41.90%(7,330円→4,258円)
必要投資金額 42,580円(10口)
上場日 2015年8月24日
短期投資おすすめ度
流動性 ☆(取引が難しい最低レベル)

※各データは、2022年12月22日時点の値。

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)は、「JPX日経400インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

JPX日経400レバレッジ・インデックスのボラティリティはほぼTOPIXと変わらず、日経平均株価に比べてリスクが低いですが、短期投資においてはデメリットとなります。

1日どころか、1週間に一度も取引されないこともあるほど、流動性が壊滅的にない銘柄です。

1回取引するだけで5%程度の流動性リスクを喰らってしまうため、短期投資に限らずどのような投資目的であっても手を出してはいけない銘柄です。

 

まとめ

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「JPX日経400インバース・インデックス」に連動するインバース型ETFです。

JPX日経400レバレッジ・インデックスのリスクはTOPIXと同程度で、日経平均株価に比べてリスクが低いという特徴がありますが、これは短期投資においてはボラティリティが低くなるためデメリットとなります。

【1468】JPX日経400ベア上場投信(インバース)は、1日どころか、1週間に一度も取引されないこともあるほど、流動性が壊滅的にない銘柄です。

1回取引するだけで5%程度の流動性リスクを喰らってしまうため、短期投資に限らずどのような投資目的であっても手を出さないようにしておきましょう。