日本株ETFの【1563】マザーズ・コア上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1563】マザーズ・コア上場投信について解説していきます。

【1563】マザーズ・コア上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証マザーズCORE指数」に連動する日本株ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1563-j.pdf

また、日本株の新興市場ETFについては、こちらのページで解説しています。

東証マザーズ・JASDAQ・中小型株に連動するETF全6銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「東証マザーズやJASDAQなどの新興市場に連動する日本株ETFはないのかな?」と思っていませんか?マザーズやJASDAQに上場している新興銘柄への個別株投資は、東証一部銘柄や投資信託では実現不可能な大きな利益を生み出せることがある一方で、...

 

東証マザーズCORE指数とは

「東証マザーズCore指数」は、旧・東証マザーズ市場に上場していた銘柄の内、時価総額・売買代金・利益・配当状況などから選定された15銘柄から構成される株価指数です。

なお、東証マザーズ市場は、2022年4月6日から東証グロース市場に再編されており、新指数「東証グロースCore指数」が新設される予定となっています。

今回見ていく【1563】マザーズ・コア上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。

  銘柄名 構成比率
1 【3923】ラクス 50.68%
2 【2121】ミクシィ 20.59%
3 【4565】そーせいグループ 11.54%
4 【2497】ユナイテッド 2.71%
5 【6556】ウェルビー 2.51%

なお、2022年5月時点では、構成比率の7割を占める【3923】ラクス・【2121】ミクシィともに東証一部(東証プライム市場)に昇格しています。

そもそも、2銘柄で7割を占める構成比率からして、分散投資の観点からETF投資に不向きであると言わざるを得ません。

 

【1563】マザーズ・コア上場投信のETFデータ

【1563】マザーズ・コア上場投信

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 37円(年1回)
分配金利回り 1.77%
直近5年間の値動き -48.12%(4,025円→2,088円)
必要投資金額 2,088円(1口)
上場日 2011年11月29日
長期投資おすすめ度
流動性 ★★

※各データは、2022年5月9日時点の値。

【1563】マザーズ・コア上場投信は、日本株の新興銘柄15銘柄から構成される「東証マザーズCore指数」に連動する日本株ETFです。

東証マザーズCore指数に連動する唯一のETFとなっています。

流動性はやや低いものの問題はなく、信託報酬は高めです。

ただ、新興銘柄15銘柄にしか分散せず、特定銘柄への比率が異常に高くなっている点からして、ETF投資には不向きです。

 

まとめ

【1563】マザーズ・コア上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証マザーズCORE指数」に連動する日本株ETFです。

東証マザーズCore指数は、旧・東証マザーズ市場に上場していた銘柄の内、時価総額・売買代金・利益・配当状況などから選定された15銘柄から構成される株価指数です。

【1563】マザーズ・コア上場投信は、新興銘柄15銘柄にしか分散せず、特定銘柄への比率が異常に高くなっている点からして、ETF投資には不向きであると言わざるを得ません。

1商品で複数銘柄に分散投資してリスクヘッジできることはETFや投資信託のメリットですが、この銘柄では分散投資によるメリットを享受することはできません。