日本株ETFの【1551】JASDAQ-TOP20上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1551】JASDAQ-TOP20上場投信について解説していきます。

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「JASDAQ-TOP20」に連動する日本株ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1551-j.pdf

また、日本株の新興市場ETFについては、こちらのページで解説しています。

東証マザーズ・JASDAQ・中小型株に連動するETF全6銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「東証マザーズやJASDAQなどの新興市場に連動する日本株ETFはないのかな?」と思っていませんか?マザーズやJASDAQに上場している新興銘柄への個別株投資は、東証一部銘柄や投資信託では実現不可能な大きな利益を生み出せることがある一方で、...

 

JASDAQ-TOP20とは

「JASDAQ-TOP20」は、かつてのJASDAQに上場していた銘柄の内、時価総額・流動性などから選定された20銘柄で構成される株価指数です。

なお、JASDAQは、2022年4月6日から東証スタンダード市場・東証グロース市場に再編されています。

また、JASDAQの株価指数としては「日経ジャスダック平均株価」や「JASDAQインデックス」などがが広く使われていましたが、これらの株価指数に連動するETFはありません。

今回見ていく【1551】JASDAQ-TOP20上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。

  銘柄名 構成比率
1 【4970】東洋合成工業 21.37%
2 【1407】ウエストホールディングス 11.68%
3 【2782】セリア 11.31%
4 【7564】ワークマン 9.90%
5 【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズ 8.56%

ETFとして考えてみると、上位5銘柄で構成比率60%超えとなっており、分散投資の観点からはリスクが大きいと言わざるを得ません。

 

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信のETFデータ

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 25円(年1回)
分配金利回り 0.59%
直近5年間の値動き +5.08%(4,010円→4,214円)
必要投資金額 42,140円(10口)
上場日 2010年12月3日
長期投資おすすめ度
流動性

※各データは、2022年5月10日時点の値。

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信は、JASDAQ20銘柄で構成される株価指数「JASDAQ-TOP20」に連動する日本株ETFです。

JASDAQのETFとしては東証唯一の銘柄となります。

ただ、日本株ETFとして見てみると、信託報酬は高く、流動性も小さく流動性リスクが高くなっています。

なにより、わずか20銘柄にしか分散されておらず、上位5銘柄で構成比率の60%に達してしまう点は分散投資が不十分なETFであると言わざるを得ません。

 

まとめ

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「JASDAQ-TOP20」に連動する日本株ETFです。

「JASDAQ-TOP20」は、かつてのJASDAQに上場していた銘柄の内、時価総額・流動性などから選定された20銘柄で構成される株価指数です。

【1551】JASDAQ-TOP20上場投信は、東証に上場している唯一のJASDAQ連動型ETFとなっています。

ただ、ETFとしては、上位5銘柄で構成比率60%超えとなっており、分散投資の観点からリスクが大きいと言わざるを得ません。

1商品で複数銘柄に分散投資してリスクヘッジできることはETFや投資信託のメリットですが、この銘柄では分散投資によるメリットを享受することはできません。