今回は、【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信について解説していきます。
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「JPX日経インデックス400」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1591-j.pdf
また、JPX日経インデックス400に連動する日本株ETFについては、こちらのページで解説しています。
JPX日経インデックス400とは
JPX日経インデックス400とは、東京証券取引所に上場している全銘柄の中から、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として、投資家に魅力のある400銘柄で構成された株価指数です。
日経平均株価・TOPIXは東証プライム市場に上場している銘柄を対象にしている一方で、JPX日経インデックス400は東証プライム市場に加えて東証スタンダード市場・東証グロース市場の銘柄も対象となる点が特徴的です。
2020年2月18日時点でのJPX日経インデックス400の構成銘柄は、東証プライム389銘柄、東証スタンダード10銘柄、東証グロース0銘柄となっており、日経平均採用銘柄225銘柄の内160銘柄が含まれています。
構成銘柄は時価総額加重平均となっているためTOPIXに近くなっています。
JPX日経インデックス400は、日経平均よりはリスク・リターンともに一回り小さく、TOPIXと同程度のリスク・リターンであると認識しておくとよいでしょう。
今回見ていく【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【6367】ダイキン工業 | 1.79% |
2 | 【7741】HOYA | 1.78% |
3 | 【6098】リクルートホールディングス | 1.77% |
4 | 【6861】キーエンス | 1.75% |
5 | 【6758】ソニーグループ | 1.56% |
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.22% |
分配金 | 288円(年2回) |
分配金利回り | 1.64% |
直近5年間の値動き | +27.27%(13,750円→17,500円) |
必要投資金額 | 17,500円(1口) |
上場日 | 2014年1月28日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ★★ |
※各データは、2021年4月28日時点の値。
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信は、日経インデックス400連動型ETFです。
日経インデックス400連動型ETFの中では、信託報酬は最も高いものの、流動性は最も高くなっています。
しかし、あくまで日経インデックス400連動型ETFの中で流動性が高いに過ぎず、流動性リスクは及第点に過ぎない銘柄です。
日経インデックス400連動型ETFは、TOPIX連動型ETFと比べると値上がり益・分配金利回りは変わらないにも関わらず、信託報酬・流動性リスクが高いだけの銘柄であると言わざるを得ません。
まとめ
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「JPX日経インデックス400」に連動する日本株ETFです。
JPX日経インデックス400は、東証全銘柄の中から、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として選定された400銘柄で構成された株価指数です。
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信は、JPX日経インデックス400連動型ETFの中では、信託報酬は最も高いものの、流動性は最も高くなっています。
ただ、そもそも日経インデックス400連動型ETFは、TOPIX連動型ETFと比べると値上がり益・分配金利回りは変わらないにも関わらず、信託報酬・流動性リスクが高いだけの銘柄です。
日本株のインデックス投資をするなら、信託報酬が低く流動性リスクが小さいTOPIX連動型ETFの方をおすすめします。