今回は、【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)について解説していきます。
【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」に連動する米国債ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1487-j.pdf
また、日本国債・米国国債・外国国債に連動する債券ETFについては、こちらのページで解説しています。

S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)とは
「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」は、償還残存期間7年以上10年未満の米国債のパフォーマンスを円建て・為替ヘッジして測定するように設計された指数です。
当ETFは円建てによる為替ヘッジ付きETFとなっています。
米国債ETFはドル建て資産のため円安ドル高になるとプラスになりますが、当ETFは円建てであるため円安ドル高になると収益がマイナスになる点には注意が必要です。
円安対策のローリスク資産としては、為替ヘッジが付いていない外国債券ETFを選択するようにしましょう。
今回見ていく【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年7月30日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 米国債券インデックスファンド・為替ヘッジあり | 99.94% |
2 | マネー・アカウント・マザーファンド | 0.00% |
3 | 現金その他 | 0.06% |
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【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.176% |
分配金 | 343円(年2回) |
分配金利回り | 2.34% |
直近5年間の値動き | -21.59%(18,640円→14,615円) |
必要投資金額 | 14,615円(1口) |
上場日 | 2016年8月31日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ★ |
※各データは、2022年10月14日時点の値。
【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)は、「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」に連動する米国債ETFです。
取引量は最低レベルではあるものの、何とかかろうじて及第点です。
2022年は、米国利上げと円安によりダブルパンチとなっており、直近5年間では-20%を超える値下がりとなっています。
なお、為替ヘッジされていない【1486】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)は直近5年間で+11.15%(2022年10月14日時点)となっており、いかに円安の効果を受けるかを物語っています。
今後、米国利上げを受けて分配金利回りは上がりますが、ドル建て資産ではない点は認識しておくようにしましょう。
まとめ
【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)は、日興アセットマネジメントが運用する、「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」に連動する米国債ETFです。
「S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て、円ヘッジ)」は、償還残存期間7年以上10年未満の米国債のパフォーマンスを円建て・為替ヘッジして測定するように設計された指数です。
【1487】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)は、2022年には米国利上げと円安によりダブルパンチとなっており、直近5年間では-20%を超える値下がりとなっています。
今後、米国利上げを受けて分配金利回りは上がりますが、ドル建て資産にはならない点は認識しておくようにしましょう。