JPX日経インデックス400・日経株価指数300に連動するETF全8銘柄を徹底解説!【2020年最新版】

「日本株にインデックス投資してみたいけど、JPX日経インデックス400って日経平均やTOPIXに比べてどうなんだろう?」と疑問に思っていませんか?

JPX日経インデックス400は、日経平均とTOPIXに比べると聞き慣れない株価指数ですが、連動する多くのETFが上場しています。

全銘柄が東証一部銘柄で構成されている日経平均・TOPIXと違って、JPX日経インデックス400は東証二部やマザーズ、JASDAQなどの新興銘柄も組み入れられていることが特徴の一つです。

今回は、JPX日経インデックス400に連動するETF全7銘柄の違いについて徹底解説していきます。また、日経300に連動するETF1銘柄についても解説しています。

 

JPX日経インデックス400に連動するETFとは?

今回は、JPX日経インデックス400の値動きに連動するETFについて見ていきます。

JPX日経インデックス400とは、東京証券取引所に上場している3,400銘柄以上の中から、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額の3つの指標を評点として、投資家に魅力のある400銘柄で構成された株価指数です。

日経平均は東証一部に上場している主力企業225銘柄の単純平均で算出され、TOPIXは東証一部に上場している全銘柄の時価総額を指数化して算出されています。

JPX日経インデックス400は、東証一部に加えて、東証二部、東証マザーズ、JASDAQなどの新興市場に上場している銘柄も対象となる点が特徴的です。

日経平均・TOPIXは東証一部の株価指数である一方、JPX日経インデックス400は新興銘柄も含めた東証全体の状態を示す株価指数であると言えるでしょう。

なお、2020年2月18日時点でのJPX日経インデックス400の構成銘柄は、東証一部394銘柄、東証二部0銘柄、東証マザーズ1銘柄、JASDAQ4銘柄の合計399銘柄となっています。日経平均採用銘柄225銘柄の内179銘柄が含まれており、日経平均構成銘柄の約80%が含まれています。

日経平均・TOPIX・JPX日経インデックス400の構成銘柄上位5銘柄とその構成比はそれぞれ次の通りです(2019年10月31日時点)。

日経平均TOPIXJPX日経インデックス400
【9983】ファーストリテイリング:10.53%【7203】トヨタ自動車:3.57%【7203】トヨタ自動車:1.59%
【9984】ソフトバンクグループ:3.95%【6758】ソニー:1.78%【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ:1.57%
【8035】東京エレクトロン:3.47%【8306】三菱UFJフィナンシャルグループ:1.64%【6758】ソニー:1.55%
【6954】ファナック:3.39%【9432】日本電信電話(NTT):1.50%【9432】日本電信電話(NTT):1.47%
【9433】KDDI:2.83%【4502】武田薬品工業:1.39%【8316】三井住友フィナンシャルグループ:1.41%

※日経平均は【1321】日経225連動型上場投資信託、TOPIXは【1306】TOPIX連動型上場投資信託、JPX日経インデックス400は【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信のファンド組み入れ銘柄を参照しています。

構成比はやや異なるものの、JPX日経インデックス400の構成銘柄上位はTOPIXとほぼ同じとなっていることが分かります。

なお、JPX日経インデックス400は、産業の変化を反映して構成銘柄の入れ替えが実施されており、毎年6月末を選定基準日とした上で、毎年8月第5営業日に入れ替え銘柄が公表され、8月最終営業日に入れ替えが実施されます。

また、JPX日経インデックス400のリスク・リターンについては、日経平均よりもリスク・リターンともに一回り小さく、TOPIXと同程度であると認識しておくとよいでしょう。
※2017年1月始値から2019年12月終値までの3年間で計測してみると、JPX日経インデックス400は13,754.89→15,376.38(+11.78%)、日経平均株価は19,594.16円→23,656.62円(+20.73%)、TOPIXは1,554.48円→1,721.36円(+10.73%)となっています。

つまり、日本株投資におけるリスク・リターンは、TOPIXに連動するETF>JPX日経インデックス400に連動するETF>日経平均株価に連動するETF>日本株への個別株投資の順番に高くなっていると言えます。

SBI証券

JPX日経インデックス400に連動するETFの注目ポイント

JPX日経インデックス400に連動するETFの注目ポイントを抑えておきましょう。

※信託報酬・分配金については、日本取引所のETF一覧ページにあるパンフレットの情報を参照しています。また、月足チャート画像や値動きについては、マネックス証券の「マーケットライダープレミアム」で当該銘柄を参照したデータを記載しています。

・手数料である「信託報酬」を要チェック!

ETFの手数料には、証券会社で購入する際の売買手数料と、運用会社に支払う信託報酬の2つがあります。ETFの銘柄選びで重要なのは信託報酬です。信託報酬は年率で示され、1日ごとに引かれていきます。

JPX日経インデックス400に連動するETF選びにおいて、信託報酬が低いことは重要なポイントです。

なお、SBI証券や楽天証券などの手数料が無料になる証券会社を選ぶことで、売買手数料は問題にならなくなります。ETF投資をする際には、一定の代金以下で手数料が無料になる証券会社で行うようにすることがおすすめです。

 

・ETFの「分配金」と「分配金利回り」を抑えておこう

ETFを保有していると、株の配当金のような形で「分配金」を受け取ることができます。

ただ、株の配当金と同じように、分配金を受け取る際には権利確定日にETFを保有しておく必要があることには注意が必要です。

分配金が年に何回・合計いくら分配されるのかは銘柄によって異なりますが、分配金の目安となる「分配金利回り」は必ずチェックしておきましょう。

分配金利回りは、過去1年間に支払った分配金をある時点の基準価額で割って算出されるものです。例えば、過去1年間の分配金が合計300円、ETFの基準価額が1万円の場合には、分配金利回りは3.00%となります。

JPX日経インデックス400に連動するETF選びにおいて、分配金利回りは信託報酬と並んで重要なポイントとなります。
※分配金利回りは、過去1年間の分配金実績を2020年2月25日時点の終値で割った値で算出しています。

なお、ETFの分配金は投資信託とは違って再投資されないことには注意が必要です。ETFで積立・分散投資をする際には、分配金を手動でETFに再投資するようにしましょう。

 

・「直近3年間の値動き」はどうなっていたか?

「直近3年間の値動き」についてもチェックしておきましょう。
※今回は、2017年2月1日始値から2020年2月25日終値までの値動き率について記載しています。

ただ、JPX日経インデックス400に連動するETFはどれも基本的には同じ値動きとなるため、この点はほとんど誤差のようなものであると認識して構いません。

JPX日経インデックス400に連動するETF同士の比較においては、それほど重要なポイントではありません。

 

・「必要投資金額」はいくらか?

そのETFに投資する際の「必要投資金額」についても抑えておきましょう。

ETFは銘柄ごとに単元口数が異なっていますが、JPX日経インデックス400に連動するETFはいずれも1口となっており特に注意する点はありません。

SBI証券

JPX日経インデックス400に連動するETF全7銘柄について徹底解説!

JPX日経インデックス400に連動するETF全7銘柄について詳しく見ていきましょう。

 

【1364】iシェアーズ JPX日経400 ETF

【1364】iシェアーズ JPX日経400 ETF

信託報酬(税込)0.1265%
分配金265円(年2回)
分配金利回り1.79%
直近3年間の値動き+7.79%(13,730円→14,800円)
必要投資金額14,800円(1口)

【1364】iシェアーズ JPX日経400 ETFは、ブラックロック・ジャパンが運用する、JPX日経インデックス400連動型のETFです。

運用開始が2014年12月からとやや運用歴は浅いものの、流動性は問題なく取引することができます。信託報酬はJPX日経インデックス400連動型ETFでも低水準となっていますが、分配金利回りがやや低いことがネックです。

 

【1474】One ETF JPX日経400

【1474】One ETF JPX日経400

信託報酬(税込)0.187%
分配金301円(年2回)
分配金利回り2.05%
直近3年間の値動き+7.65%(13,580円→14,620円)
必要投資金額14,620円(1口)

【1474】One ETF JPX日経400は、アセットマネジメントOneが運用する、JPX日経インデックス400連動型ETFです。

分配金利回りは問題ありませんが、信託報酬はやや高くなっています。また、2015年9月から運用開始と運用歴が浅く、流動性にも難を抱えます。

 

【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信

【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信

信託報酬(税込)0.22%
分配金316円(年2回)
分配金利回り2.16%
直近3年間の値動き+7.57%(13,590円→14,620円)
必要投資金額14,620円(1口)

【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、JPX日経インデックス400連動型ETFです。

JPX日経インデックス400に連動するETFの中では最も流動性が高くなっており、分配金利回りの高さも光ります。ただ、信託報酬がJPX日経インデックス400連動型ETFの中では最も高くなっている点がデメリットです。

 

【1592】上場インデックスファンドJPX日経インデックス400

【1592】上場インデックスファンドJPX日経インデックス400

信託報酬(税込)0.11%
分配金29円(年2回)
分配金利回り2.17%
直近3年間の値動き+7.68%(1,236円→1,331円)
必要投資金額1,331円(1口)

【1592】上場インデックスファンドJPX日経インデックス400は、日興アセットマネジメントが運用する、JPX日経インデックス400に連動するETFです。

同ETFの最大の特徴は、他のJPX日経インデックス400連動型ETFと比べて価格が1ケタ小さくなっており、必要投資金額が1ケタ小さいことです。ミニETFにも関わらず、信託報酬はJPX日経インデックス400ETFの中でも低くなっており、分配金利回りも高水準です。唯一、難点があるとしたら、流動性がやや低く、価格帯が小さいことから取得する際に注意が必要なことでしょうか。ただ、流動性が安定する終値で取得すれば問題ありません。

 

【1593】MAXIS JPX日経インデックス400上場投信

【1593】MAXIS JPX日経インデックス400上場投信

信託報酬(税込)0.0858%
分配金311円(年2回)
分配金利回り2.09%
直近3年間の値動き+7.84%(13,770円→14,850円)
必要投資金額14,850円(1口)

【1593】MAXIS JPX日経インデックス400上場投信は、三菱UFJ国際投信が運用する、JPX日経インデックス400連動型ETFです。

信託報酬は、JPX日経インデックス400連動型ETFの中では唯一0.1%未満となっています。分配金利回りも問題なく、流動性も十分にあります。JPX日経インデックス400連動型ETFの中では最もおすすめできる銘柄です。

 

【1599】ダイワ上場投信-JPX日経400

【1599】ダイワ上場投信-JPX日経400

信託報酬(税込)0.198%
分配金314円(年2回)
分配金利回り2.13%
直近3年間の値動き+7.68%(13,670円→14,720円)
必要投資金額14,720円(1口)

【1599】ダイワ上場投信-JPX日経400は、大和証券投資信託委託が運用する、JPX日経インデックス400連動型ETFです。

分配金利回りは問題ありませんが、信託報酬は高めとなっています。また、出来高は縮小傾向にあり、流動性にもやや問題を抱えるようになってきている点もデメリットです。

 

【2526】NZAM 上場投信 JPX日経400

【2526】NZAM 上場投信 JPX日経400

信託報酬(税込)0.1265%
分配金197円(年2回)
分配金利回り1.35%
直近3年間の値動き+3.25%(14,120円→14,580円)
必要投資金額14,580円(1口)

【2526】NZAM 上場投信 JPX日経400は、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、JPX日経インデックス400連動型のETFです。

運用開始が2019年2月からと運用歴が浅く、流動性に大きな難点を抱えます。JPX日経インデックス400連動型ETFに投資するとしても、他の銘柄を選ぶようにしましょう。

 

JPX日経インデックス400に連動するETF比較一覧表

JPX日経インデックス400連動ETFメリットデメリット信託報酬(税込)分配金利回り直近3年間の値動き必要投資金額
【1364】iシェアーズ JPX日経400 ETF信託報酬が低い分配金利回りが低い0.1265%1.79%+7.79%14,800円
【1474】One ETF JPX日経400特になし信託報酬が高い、流動性が低い0.187%2.05%+7.65%14,620円
【1591】NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信流動性が最も高い信託報酬が高い0.22%2.16%+7.57%14,620円
【1592】上場インデックスファンドJPX日経インデックス400必要投資金額が小さい、信託報酬が低い流動性がやや低い0.11%2.17%+7.68%1,331円
【1593】MAXIS JPX日経インデックス400上場投信信託報酬が最も低い特になし0.0858%2.09%+7.84%14,850円
【1599】ダイワ上場投信-JPX日経400特になし信託報酬が高い、流動性が低い0.198%2.13%+7.68%14,720円
【2526】NZAM 上場投信 JPX日経400信託報酬が低い流動性が低い0.1265%1.35%+3.25%14,580円

SBI証券

日経株価指数300(日経300)に連動するETFとは?

日経株価指数300(日経300)に連動するETFも1銘柄ですが上場しています。

日経300は、東証一部に上場している銘柄の中から時価総額の大きい300銘柄で構成された株価指数です。

日経平均は東証一部を代表する225銘柄について株価の単純平均で算出されていますが、日経300は東証一部を代表する300銘柄について時価総額の加重平均で算出される指数である点に違いがあります。

日経300の構成銘柄上位5銘柄とその構成比は次の通りです(2019年10月31日時点)。

日経300構成銘柄上位構成比
【7203】トヨタ自動車5.60%
【9437】NTTドコモ2.26%
【9984】ソフトバンクグループ1.99%
【6758】ソニー1.92%
【6861】キーエンス1.91%

※【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託の組み入れ銘柄を参照しています。

日経300のリスク・リターンは、日経平均よりもリスク・リターンともに一回り小さく、TOPIXよりやや高い程度であると言えます。
※2017年1月始値から2019年12月終値までの3年間で計測してみると、日経300は311.16→349.85(+12.43%)、日経平均株価は19,594.16円→23,656.62円(+20.73%)、TOPIXは1,554.48円→1,721.36円(+10.73%)となっています。

 

日経300に連動するETF全1銘柄について徹底解説!

日経300に連動するETF全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託

【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託

信託報酬(税込)0.572%
分配金6.713円(年1回)
分配金利回り2.07%
直近3年間の値動き+25.19%(258円→323円)
必要投資金額323,000円(1,000口)

【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託は、野村アセットマネジメントが運用する、日経株価指数300連動型ETFです。

日本株インデックス型ETFとして見てみると、信託報酬の高さが目に付きます。だからといって、分配金利回りが日経平均・TOPIX・JPX日経インデックス400連動型ETFと比べて高いわけではなく、ほぼ同水準となっています。直近3年間の値動きは大きなプラスですが、これは2017年2月に大反発した部分を含むためで、2017年3月から2020年2月までの計測とすると+14.13%となることに注意が必要です。

日本株ETFでインデックス投資するとしても、日経平均・TOPIX・JPX日経インデックス400連動型ETFの方がおすすめです。

 

日経300に連動するETF比較一覧表

日経300連動ETFメリットデメリット信託報酬(税込)分配金利回り直近3年間の値動き必要投資金額
【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託値上がり益が期待できる信託報酬が高い0.572%2.07%+25.19%323,000円

 

結論:JPX日経インデックス400・日経株価指数300に連動するETFでおすすめはこの銘柄!

最後に、JPX日経インデックス400と日経株価指数300に連動するETFでおすすめの銘柄についてまとめていきましょう。

JPX日経インデックス400に連動するETFでは、信託報酬が最も低い【1593】MAXIS JPX日経インデックス400上場投信がおすすめです。

必要投資金額が小さく済む【1592】上場インデックスファンドJPX日経インデックス400でも問題ありませんが、流動性が小さいため、売買が最も活発化する大引けに取得することがおすすめです。

日経株価指数300(日経300)に連動する【1319】日経300株価指数連動型上場投資信託は、信託報酬が高いことからおすすめできません。

ただ、日本株ETF全体から見ると、JPX日経インデックス400連動型ETFは特別メリットが見当たらないと言えます。リスク・リターンではTOPIX連動型ETFと変わらない一方で、流動性が低くなっているためです。

日本株でインデックス投資するとしたら、値上がり益が大きい日経平均連動型ETFか、分配金利回りが高くバランスが良いTOPIX Core30連動型ETF、リスクを小さく運用したいならTOPIX連動型ETFがおすすめです。

わざわざJPX日経インデックス400連動型ETFで運用するメリットは見当たらないと言わざるを得ません。

SBI証券

JPX日経インデックス400に連動する日本株ETFに投資できるおすすめのネット証券は?

ETF投資を始めるなら、1日50万円までの取引が手数料無料となるSBI証券がおすすめです。

SBI証券の手数料体系は、1約定ごとの「スタンダードプラン」と1日定額の「アクティブプラン」の2つを採用しており、「アクティブプラン」なら1日50万円まで手数料無料となります。

また、NISAでの取引手数料も恒久無料となっているため、実質的に手数料無料でETF投資を始めることが可能です。

SBI証券