マネックス証券のETF投資を解説!新NISAや人気ランキング、買い方についても紹介!

「マネックス証券で新NISAを使ったETF投資はおすすめ?」「マネックス証券でETFを買う方法とは?」など、お困りではありませんか?

マネックス証券では、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、マネックスカードのクレカ投信積立の還元率が高いため、成長投資枠・つみたて投資枠のいずれのインデックス投資にもおすすめです。

また、マネックス証券は、iDeCoの商品内容が充実しているため、新NISAを使ったETF投資とiDeCoを併用したい場合にもおすすめです。

この記事では、マネックス証券でETF投資をするメリット・デメリット、マネックス証券のETF人気ランキング、マネックス証券でのETFの買い方について解説しています。

 

マネックス証券でETF投資をするメリット

マネックス証券でETF投資をするメリットを見ていきましょう。

 

新NISAの取引手数料が完全無料

マネックス証券は、通常の取引手数料では、無料となるSBI証券・楽天証券と違って手数料が発生してしまいますが、新NISAを使った取引は完全無料となっています。
※参考:マネックス証券「マネックス証券の新NISA取引は売買手数料がすべて無料」

マネックス証券の新NISA口座での取引手数料は、日本株(現物取引・単元未満株取引)、米国株、中国株、投資信託が全て完全無料です。

新NISAでインデックス投資をしたい場合には、東証ETF、米国ETF、投資信託のいずれも無料となっているため、どのようなインデックス投資も可能となっています。

 

マネックスカードのクレカ投信積立の還元率が高い

マネックス証券では、マネックスカードを使ったクレカ投信積立の還元率が1.1%と、主要ネット証券では最も高くなっています(2023年11月28日時点)。

マネックス証券 auカブコム証券 SBI証券 楽天証券
対応クレジットカード マネックスカード auPAYカード 三井住友カード 楽天カード
ポイント還元率 1.1% 1.0% 0.5% 0.5~1.0%

新NISAの1,800万円分の投資枠を、最初から最後まで、つみたて投資枠の投資信託で埋めることもおすすめです(当サイトでは、成長投資枠1,200万円までETFに投資し、残りのつみたて投資枠で同種のインデックス投信に投資することを推奨しています)。

なお、当サイトでは、つみたて投資枠で投資すべき投資信託としては下記銘柄を推奨しています。
-世界株投信:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
-米国株投信:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
-先進国株投信:たわらノーロード 先進国株式

マネックスカードは、通常使用の還元率1.0%と、楽天カードやPayPayカードと同じ還元率となっており、年1回以上の利用で年会費550円が無料となります(マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象です)。

マネックスカードで貯まったマネックスポイントは、Amazonギフト券やdポイントなどに交換でき、株式手数料に充当することも可能です。

ETF投資の趣旨からは逸れるものの、新NISAで最初から最後までつみたて投資枠を使う場合には、マネックス証券でマネックスカードを使って積み立てることが合理的です。

 

iDeCo商品が充実している

新NISAによるETF投資と同時にiDeCoも併用するなら、マネックス証券は特におすすめです。

マネックス証券のiDeCoでは、NASDAQ100指数に連動する米国株投信「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」が用意されています。
※NASDAQ100指数連動型の米国株投信は、SBI証券と楽天証券のiDeCoにはありません(2023年11月28日時点)。
※出典:マネックス証券「商品一覧」

さらに、米国株投信「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、全世界株投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」も用意されているため、リスク許容度に応じて使い分けることができます。

 

高機能チャートツール「マーケットライダープレミアム」が使える

当サイトでは、東証ETFのチャート画像は全て、マネックス証券の高機能チャートツール「マーケットライダープレミアム」を使用しています。

マネックス証券の高機能チャートツール「マーケットライダープレミアム」は、月4,180円(税込み)の有料チャートです。

ETF投資をする上ではここまでの機能は必要ありませんが、より詳しくETFのチャートを見たい場合には、これ以上のツールはありません。

マーケットライダープレミアムは、チャートが見やすく、さまざまなインジケーターが利用できることに加えて、Excelから銘柄コードを貼り付ければ数百銘柄のチャートを一覧で見られる圧倒的な作業効率を誇ります。

当サイトがETF投資のコンテンツを効率的に作れるのは、マーケットライダープレミアムのお陰です。

管理人にとっては、投資・トレード、投資コンテンツ制作のいずれにおいても欠かせないツールとなっています。

とはいえ、月額4,180円(税込み)が発生するため、ETF投資をするだけなら必要ありません。

 

マネックス証券でETF投資をするデメリット

マネックス証券で、新NISAを使ってETF投資をすることには特に大きなデメリットはありませんが、より細かい点においてはデメリットがないわけでもありません。

 

新NISAを使わない場合には取引手数料が発生する

2023年10月からは、SBI証券と楽天証券の取引手数料が無料となりましたが、マネックス証券では依然として取引手数料が発生します。

新NISAの枠内を超えてETF投資をする場合には、マネックス証券はおすすめできません。

とはいえ、新NISAの枠内でのみ投資するなら問題にはなりません。

 

ETFの定期買付・自動積立ができない

マネックス証券では、定期買付や自動積立サービスは実施していません。

なお、マネックス証券のロボアドサービス「マネックスアドバイザー」は自動積立できることを謡っていますが、運用手数料0.33%のサービス料が発生するためおすすめできません。

 

マネックス証券の人気ETFランキング

マネックス証券が発表している人気ETFランキングを見ていきましょう。
※データは2023年11月29日時点。

 

ETF/ETN 売買代金ランキング

マネックス証券の「ETF/ETN 売買代金ランキング(2023年11月20日~2023年11月24日)」は、次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【1570】NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
2 【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
3 【1579】日経平均ブル2倍上場投信
4 【1459】楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型
5 【1360】日経平均ベア2倍上場投信
6 【1321】NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
7 【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
8 【1358】上場インデックスファンド日経レバレッジ指数
9 【1458】楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型
10 【1568】TOPIXブル2倍上場投信

※出典:マネックス証券「ETF/ETN・J-REITランキング」

1位、3位、8位、9位、10位がレバレッジ型ETF、2位、4位、5位がダブルインバース型ETFとなっています。

6位の【1321】NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信、7位の【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信は最も基本的なETF2銘柄ですが、売買代金が大きいためトレードも可能です。

売買代金ランキングは、トレード目的のレバレッジ型・ダブルインバース型が強くなるのは必然です。

 

ETF/ETN 保有残高ランキング

マネックス証券の「ETF/ETN 保有残高ランキング(2023年11月24日時点)」は、次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
2 【1570】NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
3 【1321】NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
4 【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
5 【1330】上場インデックスファンド225
6 【1540】純金上場信託(現物国内保管型)
7 【1308】上場インデックスファンドTOPIX
8 【1557】SPDR S&P500 ETF
9 【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
10 【1680】上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)

※出典:マネックス証券「ETF/ETN・J-REITランキング」

保有残高ランキングは、あまりリテラシーが高いとは言えない内容となっています。

4位には、長期投資には絶望的に向かないダブルインバース型ETFが入っているのが衝撃的です。含み損を抱えたまま、塩漬けになっているものと推測されます。

2位と5位には日経平均株価連動型のレバレッジ型ETFが入っていますが、一般論としては、分配金が入る、通常の日経平均株価連動型ETFを2倍保有した方がいいです。

1位のTOPIX連動型ETF、3位の日経平均株価連動型ETF、9位の高配当ETFは長期投資には問題ありません。

8位のS&P500指数、10位の先進国株ETFは、内容は問題ありませんが、そっちの銘柄ではないと言いたくなってしまいます。
※当サイトでは、S&P500指数連動型ETFは、より信託報酬が低い【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信など、先進国株ETFはより信託報酬が低い【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信がおすすめしています(ただ、先進国株ETFは流動性リスクがあるため、先進国株投信にするのもアリです)。

SNSやニュースでは、米国株ETFや世界株ETFに投資する個人投資家が増えていると言われており、実際に増えているであろうものの、このランキングを見ると、そこまで大きく増えているわけではないことを実感してしまいます。

 

マネックス証券でのETFの買い方

マネックス証券でのETFの買い方について、サイト、チャートソフト、アプリの3通りで見ていきましょう。

今回は、米国株ETF【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信を買う場合について説明していますが、他の東証ETFでも同様です。

 

マネックス証券のサイトからETFを買う方法

マネックス証券にログイン後、ページ上部の「株式取引」をクリックします。
※もしくは、ページ上の銘柄コード欄に銘柄コードを入力しても構いません。

「株式」の下に検索バーが出てくるため、右側の「注文する」の欄にETFの銘柄コードを入力し(【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信の場合は「1545」)、「買い注文」をクリックします。

スタンダード注文の画面になるため、注文条件を入力していきます。

「市場」(①)は「東証」が選択されていることを確認し、「SOR」は必要ないためチェックを外しておきます。

「株数」(②)を入力します。
※20万円前後買う場合、【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信の価格は22,155円のため、200,000円÷22,155円=9.027より9株。

注文方法は、「価格」(③)、「有効期間」(④)、「執行条件」(⑤)の欄で指定します。

大引けで買いたい場合には、「価格」(③)は「成行」にチェックを入れておき、「有効期間」(④)は「当日後場のみ」、「執行条件」(⑤)は「引け」にしておきましょう。

NISA口座から注文したい場合には、「口座区分」(⑥)で「NISA」を選択しておきます(上記のスクリーンショットでは表示されていませんが、NISA口座を開設していると「NISA」が表示されます)。

以上を確認の上、「次へ(注文確認画面)」を押して注文を入れましょう。

 

無料チャートソフト「マネックストレーダー」でETFを買う方法

マネックス証券の無料チャートソフト「マネックストレーダー」を使って、ETFを買う方法について解説していきます。
※参考:マネックス証券「マネックストレーダー」

「マネックストレーダー」を起動したら、上部の「株式注文・照会」から「【6203】株式TradingOne」をクリックします(他の注文でも構いませんが、今回はこの方法で解説します)。

「株式TradingOne」のブラウザが出たら、左上のタブに銘柄コード(今回は1545)を入力します。

画面中央にある注文欄で、「現物買」タブが選択されている状態で、次のように入力していきます。

「通常」タブ(①)を選択しておきましょう。

「数量」(②)には、注文したい株数を入力します。

なお、成行注文する場合には、SORもチェックを外しておいてください。

大引けで買いたい場合には、「成行」(③)を選択した上で、「引け」(④)にチェックを入れて、有効期間指定(⑤)では「当日後場のみ」を選択しておきます。

口座区分(⑥)は「新NISA」を選択しておきましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

最後に、「注文」(⑦)をクリックして、確認したら注文完了です。

 

アプリ「マネックストレーダー株式 スマートフォン」でETFを買う方法

マネックス証券の株アプリ「マネックストレーダー株式 スマートフォン」で、東証ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:マネックス証券「マネックストレーダー株式 スマートフォン」

「マネックストレーダー株式 スマートフォン」を起動後、画面下の「銘柄・取引」をタップすると、銘柄検索の画面になります。

注文したい銘柄の銘柄コード(今回は1545)を入力すると、銘柄候補が表示されるためタップします。

銘柄の情報(気配値)が表示されるので、画面右下にある「注文」をタップします。

注文画面になるので、以下のように入力していきます。

「注文方式」は「現物」「買」「通常」です。

「数量」には、注文したい株数を入力します。

「SOR」は、成行注文するためオフにしておきます。

大引けで注文したい場合には、「価格」を「成行」、執行条件を「引け」、有効期限は「当日後場のみ」にしてください。

もうちょっとだけ画面が続きます。

口座区分は、「NISA」を選択します(画面では「特定」になっていますが、ご了承ください)。

最後に、「次へ (注文内容確認)」をタップして、注文内容を確認したら注文完了です。

 

まとめ

この記事では、マネックス証券でETF投資をするメリット・デメリット、マネックス証券のETF人気ランキング、マネックス証券でのETFの買い方について解説してきました。

マネックス証券は、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、マネックスカードのクレカ投信積立の還元率が高いため、成長投資枠・つみたて投資枠のいずれのインデックス投資にもおすすめのネット証券です。

また、マネックス証券のiDeCoでは、NASDAQ100指数に連動する米国株投信「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」が用意されており、新NISAとiDeCoを併用したい場合にもおすすめです。

マネックス証券は、当サイトも使っている高機能チャートツール「マーケットライダープレミアム」をはじめ、投資ツールも充実しています。

マネックス証券で新NISAを使ったETF投資を始めてみましょう。