【万一のときに備えた貯蓄型保険特集】おすすめの終身型生命保険5選!

「万一のときに備えて生命保険に加入しておきたいけど、掛け捨て型だと損をするかも……」と、お困りではありませんか?

生命保険は、掛け捨て型の定期保険タイプが一般的ですが、貯蓄機能を持った終身型の生命保険もあります。

終身型の生命保険に加入しておけば、万一の死亡保険金を受け取れるのはもちろん、資産形成としても活用することが可能です。

終身型の生命保険に加入するメリット

生命保険(死亡保険)とは、被保険者が亡くなったときあるいは高度障害状態になった場合に、保険金が受け取れることを保障する金融商品です。

生命保険には、定期保険、終身保険、収入保障保険の3種類があります。

最も一般的な生命保険は定期保険ですが、定期保険は掛け捨て型の金融商品であり、資産形成はできないことがデメリットとなっています。

今回注目する終身保険は、一生涯の死亡保障がされる生命保険です。定期保険と比較すると、保険料は高く、死亡保険料も安くなりますが、貯蓄機能があることが最大のメリットとなります。また、途中解約した場合にも返戻金が戻り、保険料は一生涯変わりません。

一般的な生命保険である定期保険と終身保険を比較すると、次の表のようになります。

定期保険 終身保険
保険期間 契約期間 一生涯
メリット 終身保険と比べて保険料が安く、死亡保険金が高い。 貯蓄機能があり、保険料は一生涯変わらない。
デメリット 保険料は掛け捨てとなる。 定期保険と比べると保険料が高くなる。

平均寿命の延びによる「人生100年時代」の到来が叫ばれる現代において、掛け捨てとなる定期保険タイプは老後を迎える前に保険期間の満了期間が来るケースが大半となっています。

厚生労働省が発表している最新の「平成30年簡易生命表」によると、男性の89.5%が65歳まで生存し、女性の94.5%が65歳まで生存していることが分かります。
※出典:厚生労働省

つまり、定期保険型の保険に加入した場合は、90%以上が払い損となってしまっているのです。

人生100年時代においては、終身保険に加入するメリットは高まっていると言えます。

 

おすすめの終身型生命保険の選び方ポイント

・「月額保険料」を要チェック。今回は、30歳・男性、40歳・男性、50歳・男性のケースを比較。
・「死亡保険金」を要チェック。今回は、500万円をベースとした。
・「保険期間」(保険料払込期間)が“終身”であることをチェック。

おすすめの終身型生命保険の選び方ポイントを抑えておきましょう。

まず重要となるポイントは、「月額保険料」です。なお、今回は、30歳・男性、40歳・男性、50歳・男性のそれぞれの保険料を表示しています。

次に、受けられる保障として「死亡保険金」を抑えておきましょう。なお、今回は保険金の目安として、500万円をベースとしています。

最後に、「保険期間」(保険料払込期間)が“終身”であることをチェックしておきましょう。

 

おすすめの終身型生命保険5選!

おすすめの終身保険をランキング形式で見ていきましょう。

第5位 三大疾病に強い!ネオファースト生命「ネオdeとりお(非喫煙者割引特約)」

ネオファースト生命「ネオdeとりお」

月額保険料(30歳・男性) 8,855円
月額保険料(40歳・男性) 11,645円
月額保険料(50歳・男性) 16,180円
死亡保険金 500万円
保険期間 終身

ネオファースト生命の「ネオdeとりお」は、がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病に備えられる終身型の生命保険です。1年間たばこを吸っていない方は、保険料が割引されます。また、三大疾病に加えて、上皮内新生物保障特則を特約として付けることで上皮内がんに備えることもできます。

 

第4位 三大疾病・災害特約も付けられる!アフラック「かしこく備える終身保険(ノンスモーカー割引特約)」

アフラック「かしこく備える終身保険」

月額保険料(30歳・男性) 7,540円
月額保険料(40歳・男性) 9,420円
月額保険料(50歳・男性) 12,360円
死亡保険金 500万円
保険期間 終身

アフラックの「かしこく備える終身保険」は、タバコを吸わない場合にノンスモーカー割引特約で保険料が安くなることが特徴の終身型生命保険です。基本となる死亡保障に加えて、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹った場合に以後の保険料が発生しなくなる三大疾病保険料払込免除特約、不慮の事故で亡くなった際の災害死亡割増特約を付けることもできます。

 

第3位 お手頃な保険料!アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」

月額保険料(30歳・男性) 7,310円
月額保険料(40歳・男性) 9,435円
月額保険料(50歳・男性) 12,815円
死亡保険金 500万円
保険期間 終身

アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身保険」は、保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えることで、手頃な保険料で一生涯の死亡保障を実現した終身型の生命保険です。終身保険であるため、途中で解約された場合にも、解約返戻金を受け取ることができます。

 

第2位 非喫煙者なら月額保険料が一番安い!マニュライフ生命「こだわり終身保険v2(シンプルプラン・非喫煙者保険料率)」

マニュライフ生命「こだわり終身保険v2」

月額保険料(30歳・男性) 6,180円
月額保険料(40歳・男性) 8,000円
月額保険料(50歳・男性) 11,070円
死亡保険金 500万円
保険期間 終身

マニュライフ生命の「こだわり終身保険v2(非喫煙者保険料率)」は、1年以内に喫煙歴がない非喫煙者は大きな割引を受けることができる終身型の生命保険です。やや保険料が上がりますが、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になったとき、以後の保険料の払込が免除される<充実プラン>にすることも可能です。

 

第1位 月額保険料が安い!オリックス生命「終身保険RISE [ライズ]」

オリックス生命「終身保険RISE [ライズ]」

月額保険料(30歳・男性) 6,450円
月額保険料(40歳・男性) 8,315円
月額保険料(50歳・男性) 11,330円
死亡保険金 500万円
保険期間 終身

オリックス生命の「終身保険RISE [ライズ]」は、終身保険の中でも月額保険料が安いことが特徴の生命保険です。保険料が一生涯上がらない終身型であり、解約払戻金もあるため、資産形成としても活用することができる金融商品です。

 

おすすめの終身型生命保険比較一覧表

終身保険 特徴 月額保険料(30歳・男性) 月額保険料(40歳・男性) 月額保険料(50歳・男性) 死亡保険金 保険期間
オリックス生命「終身保険RISE [ライズ]」 月額保険料が最安値帯 6,450円 8,315円 11,330円 500万円 終身
マニュライフ生命「こだわり終身保険v2(シンプルプラン・非喫煙者保険料率)」 非喫煙者なら保険料最安、3大疾病充実プランにすることも可能 6,180円 8,000円 11,070円 500万円 終身
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」 月額保険料が安い 7,310円 9,435円 12,815円 500万円 終身
アフラック「かしこく備える終身保険(ノンスモーカー割引特約)」 三大疾病保険料払込免除特約、災害死亡割増特約を付加できる 7,540円 9,420円 12,360円 500万円 終身
ネオファースト生命「ネオdeとりお(非喫煙者割引特約)」 上皮内がん特約を付けられる 8,855円 11,645円 16,180円 500万円 終身

 

終身型の生命保険に加入するときの注意点

終身型の生命保険に加入する際の注意点を抑えておきましょう。

生命保険の目的を考えるとおすすめできない

そもそも生命保険の目的は、「万一のことがあった場合に、残された家族の生活費保障を目的として加入する保険」です。

この目的に照らし合わせて考えた場合、掛け捨てであったとしても定期保険型の生命保険は非常にメリットが大きい金融商品であると言えます。

例えば、今回見てきた終身保険の中でも最もおすすめであるオリックス生命の「終身保険RISE」は、30歳・男性で死亡保険金500万のプランで月額保険料は6,450円となります。

一方、定期保険型の生命保険として人気のメディケア生命の「メディフィット定期」の場合、30歳・男性が死亡保険金2,000万円のプランでも1,704円まで抑えられます。

生命保険の目的で考えると、終身型生命保険はコストパフォーマンスが悪いと言わざるを得ません。

 

資産形成型の金融商品としても中途半端

終身保険は貯蓄性のある生命保険であることを売りにしています。

とはいえ、資産形成目的の金融商品としても、終身保険は中途半端であると言わざるを得ないのが現実です。

例えば、30歳・男性がオリックス生命の「終身保険RISE」に加入して、毎月6,450円を60歳まで払い続け、60歳時点で解約したとします。オリックス生命のホームページによると、60歳時点での払い戻し率は76.9%となっているため、総額232万2000円の内178万5,618円が戻ってくることになります。

仮に同額を貯金していた場合には、100%の資産形成ができることになります。株式や投資信託に長期投資していたら、さらに大きなリターンが期待されます。

 

生命保険+資産形成が合理的

終身保険は、貯蓄性のある生命保険をうたっているものの、生命保険としての機能・資産形成としての機能のいずれも中途半端であるというのが現実です。

どちらの機能も中途半端であるにも関わらず、終身保険の保険料は割高となっています。

このため、終身保険に加入する、掛け捨ての生命保険に加入して月々の保険料を抑えつつ、貯蓄や投資をして資産形成をする方が合理的だと言えます。