米国株配当金再投資の口座開設におすすめのネット証券会社を徹底比較!【2022年最新版】

「高配当米国株で配当金再投資をしてみたいけど、どの証券会社に口座を開設すればいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

米国株配当金再投資を行う上で重要になってくるのが、取扱銘柄、手数料の安さ、NISAへの対応などです。

今回は、当サイトでおすすめしている高配当米国株投資に特化して、米国株を取り扱っているネット証券5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM株、サクソバンク証券)を徹底比較していきます。

 

米国株配当金再投資とは?

米国株の配当金再投資とは、連続増配年数が長く減配リスクが小さく、配当利回りが高い米国株に長期投資しておき、配当金を再び高配当株に投資するという投資手法です。

例えば、600万円(NISA5年分)を、複数の高配当米国株10銘柄に投資し、平均配当利回りが税引き後4%とします。

このとき、600万円分の米国株からは、1年間で24万円の配当金が出ます。

この配当金を再び高配当米国株に投資すると、次の年は624万円分の米国株から4%の配当金が出るので、配当金を再投資する……といった具合に、雪だるま式に資産が増えていき、配当金も年々増えていくことになります。

米国株配当金再投資において重要なことは、銘柄を10銘柄程度に分散投資することです。

連続増配年数が30年以上ある銘柄であったとしても、増配が途切れる可能性はゼロではありません。また、増配が続いていたとしても、値下がりリスクはあります。

そもそも、配当利回りの分母は株価であるため、配当利回りは株価が下落すればするほど高くなる性質があります。

米国株配当金再投資をする場合には、10銘柄程度に分散投資することがポイントになってきます。

当サイトでは、米国株配当金再投資におすすめの高配当米国株について紹介しています。

米国株配当金再投資におすすめの銘柄13選!【2022年2月最新版】
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米国株配当金再投資におすすめのネット証券選びのポイント

今回は、米国株を取り扱っているネット証券6社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM株、サクソバンク証券)について、米国株配当金再投資にのみ焦点を当てて徹底比較していきます。

米国株配当金再投資を行う上で重要になってくるのが、「高配当米国株銘柄を取り扱っているか?」「手数料は安いか?」「NISAに対応しているか?」の3点です。

・高配当米国株銘柄を取り扱っているか?

米国株はネット証券ごとに取り扱い銘柄が異なっています。

また、当サイトでおすすめしている連続増配年数が多い高配当米国株はマイナーな銘柄も少なくないため、取り扱っていないケースがあります。

今回は、当サイトでおすすめしている以下の12銘柄(【T】AT&Tは連続増配が途切れたため除外)について取り扱っているかどうかを見ていきます。

・【UVV】Universal
・【NNN】National Retail Properties
・【XOM】Exxon Mobil
・【MCY】Mercury General
・【LEG】Leggett & Platt
・【UBSI】United Bankshares
・【ABBV】Abbvie
・【AMCR】Amcor
・【KO】Coca-Cola
・【MMP】Magellan Midstream Partners
・【OHI】Omega Healthcare Investors
・【MO】Altria Group

 

・「手数料(取引手数料、為替手数料)は安いか?」

米国株取引は各社ともに手数料を下げていますが、それでもまだ日本株やETFに比べると手数料は割高となっています。

特に、米国株配当金再投資を行う上では、10銘柄程度に分散投資することが重要です。

ただ、分散投資するとなると、手数料もそれだけ高くなってしまうことがネックとなります。

特に、最低手数料を見ることがポイントになります。

10銘柄に分散投資する場合には、配当金再投資をするたびに最低手数料が10回発生することになるためです。

また、取引手数料とともに為替手数料についてもチェックしておきましょう。

 

・「NISAに対応しているか?」

米国株の配当金は、アメリカで10%が源泉徴収されてから、日本国内で20.315%が配当税(所得税+住民税)として徴収されます。

なお、外国税額控除を使えば約20%となります。

NISAを使って投資した場合には、日本国内での配当税が無税となり、アメリカでの10%の源泉徴収分のみとなります。

※ただ、当サイトではNISAはETF投資に使うことをおすすめしています。

 

米国株配当金再投資におすすめのネット証券5選!

米国株配当金再投資におすすめのネット証券について見ていきましょう。

 

SBI証券

高配当米国株銘柄 9/12
取引手数料 約定代金の0.495%(0米ドル~22米ドル)
為替手数料 0.25円/1ドル

→0.04円/1ドル(住信SBIネット銀行の外貨入出金サービス)

NISA対応 対応

SBI証券は、5,194銘柄(2022年4月6日時点)と、3大ネット証券の中では米国株の取扱銘柄数が最多となっています。

当サイトおすすめ銘柄の中では、高配当米国株REITの【NNN】National Retail Properties、【MMP】Magellan Midstream Partners、【OHI】Omega Healthcare Investorsの3銘柄は取り扱っていませんが、残りの9銘柄で問題なくポートフォリオを組むことができます。

取引手数料は約定代金の0.495%で、最低手数料は0ドルです。最低手数料が0ドルとなっているため、問題なくいつでも配当金再投資できます。

また、為替手数料は、住信SBIネット銀行の外貨入出金サービスを利用すれば片道0.04円/1ドルまで安くなります。

米国株配当金再投資をする上でおすすめのネット証券です。

 

楽天証券

高配当米国株銘柄 9/12
取引手数料 約定代金の0.495%(0米ドル~22米ドル)
為替手数料 0.25円/1ドル
NISA対応 対応

楽天証券は、4,760銘柄(2022年4月13日時点)の米国株を取り扱っています。

当サイトおすすめ銘柄の中では、【NNN】National Retail Properties、【MMP】Magellan Midstream Partners、【OHI】Omega Healthcare Investorsの3銘柄は取り扱っていませんが、残りの9銘柄で問題なくポートフォリオを組むことができます。

銘柄、手数料ともにSBI証券と同様となっており、米国株配当金再投資を問題なく行うことが可能です。

また、微々たる点ではありますが、取引手数料の1%が楽天ポイントで還元されます。

 

マネックス証券

高配当米国株銘柄 9/12
取引手数料 約定代金の0.495%(0米ドル~22米ドル)
為替手数料 0.25円/1ドル

※買付時は無料

NISA対応 対応

マネックス証券では、4,556銘柄(2022年4月13日時点)の米国株を取り扱っています。

当サイトおすすめ銘柄の中では、【NNN】National Retail Properties、【MMP】Magellan Midstream Partners、【OHI】Omega Healthcare Investorsの3銘柄は取り扱っていませんが、残りの9銘柄で問題なくポートフォリオを組むことができます。

銘柄、手数料ともにSBI証券・楽天証券と同様となっており、米国株配当金再投資を問題なく行うことが可能です。

また、為替手数料は買い付け時に無料となっている点で有利となっています。

 

DMM株

高配当米国株銘柄 6/12
取引手数料 0円
為替手数料 0.25円/1ドル
NISA対応 対応

DMM株では、1,622銘柄(2022年4月13日時点)の米国株を取り扱っています。

当サイトおすすめ銘柄の中では、【NNN】National Retail Properties、【MMP】Magellan Midstream Partners、【OHI】Omega Healthcare Investorsの3銘柄に加えて、【MCY】Mercury General、【UBSI】United Bankshares、【AMCR】Amcorも取り扱っていません。

ただ、取引手数料は無料という最大の強みがあります。

取引手数料が無料であるため、実質的に0.5%程度のコストを削減できますが、これは高配当米国株投資においては大きなポイントです。

ややリスクは大きくなりますが、【KO】Coca-Colaを除いた5銘柄(【UVV】Universal、【XOM】Exxon Mobil、【LEG】Leggett & Platt、【ABBV】Abbvie、【MO】Altria Group)で運用することになるかと思います。

 

サクソバンク証券

高配当米国株銘柄  
取引手数料 約定代金の0.200%(5米ドル~15米ドル)
為替手数料 0.25円/1ドル
NISA対応 未対応

サクソバンク証券では、6,000銘柄以上の米国株を取り扱っています。

取引手数料率は3大ネット証券より安いものの、最低手数料が5.00ドルとなっていることが米国株配当金再投資においてはデメリットになる場合があります。

3大ネット証券では、手数料0.50%とした場合、1回の再投資で5.00ドルを上回るのは1,000ドルを超える場合となります。

例えば、10銘柄に各6,000ドルずつ合計6万ドル投資している場合、配当金1%が年4回配当されるとしたら、60ドル(1銘柄・3ヶ月)の配当金です。

60ドルを再投資する場合、3大ネット証券では手数料0.3ドルとなる一方、サクソバンク証券では最低手数料5.00ドルになってしまいます。

サクソバンク証券では、ネット証券の中では唯一「配当金再投資(DRIP)サービス」を提供していますが、運用資金が小さいと、最低手数料の存在が大きく足を引っ張ってしまいます。

 

米国株配当金再投資におすすめのネット証券比較一覧表

ネット証券 高配当米国株銘柄 取引手数料 為替手数料 NISA対応
SBI証券 9/12 代金の0.495%(0米ドル~22米ドル) 0.25円/1ドル(0.04円/1ドル)
楽天証券 9/12 代金の0.495%(0米ドル~22米ドル) 0.25円/1ドル
マネックス証券 9/12 代金の0.495%(0米ドル~22米ドル) 0.25円/1ドル

※買付時は無料

DMM株 6/12 0円 0.25円/1ドル
サクソバンク証券   代金の0.200%(5米ドル~15米ドル) 0.25円/1ドル ×

 

結論:高配当米国株再投資におすすめのネット証券は?

最後に、高配当米国株再投資におすすめのネット証券についてまとめておきましょう。

基本的には、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3大ネット証券を選べば問題ありません。

当サイトでおすすめしている高配当米国株は一通り取り扱っており、最低手数料が0ドルとなっているため、分散投資しても手数料コストがより多く発生することはありません。

手数料コストをより小さくしたい場合には、手数料無料のDMM株にすることもおすすめですが、取扱銘柄がやや少ないため5銘柄程度の分散となり、リスクがやや大きくなってしまいます。

サクソバンク証券は、ネット証券の中では唯一「配当金再投資(DRIP)サービス」を提供しており、取引手数料率は3大ネット証券よりも小さいですが、最低手数料が設定されているため運用資金が大きくないとおすすめできません。