今回は、【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信について解説していきます。
【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動するダブルインバース型ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/leveraged-inverse/files/1357-j.pdf
また、ダブルインバース型ETFについては、こちらのページで解説しています。

日経平均ダブルインバース・インデックスとは
「日経平均ダブルインバース・インデックス」は、日経平均株価の前日比変動率(%)に-2倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。
なお、日経平均株価は、東証プライム市場に上場している代表的な225銘柄の株価単純平均で算出される株価指数となっています。
ダブルインバース型ETFは、日経平均株価やTOPIXといった指数の変動率に対して逆かつ倍(-2倍)の値動きをするダブルインバース指数に連動するETFです。
ダブルインバース型ETFは、相場の逆の値動きをするインバース型ETFと、相場の倍の値動きをするレバレッジ型ETFを掛け合わせたETFとなっています。
ダブルインバース型ETFは、相場の下落局面において、デイトレードやスイングトレードといった短期投資に適するETFです。
一方、ダブルインバース型ETFには分配金は出ず、信託報酬も高めです。
ETFによるインデックス投資は市場全体の長期的な成長を享受できることがメリットですが、ダブルインバース型ETFではこのメリットを逆に受けてしまうため長期投資には全く向きません。
短期投資におすすめできるかどうかは、流動性(売買代金)があるか?ボラティリティ(値幅)が十分にあるか?信託報酬は安いか?の3点によって決まります。
【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.88% |
分配金 | 0円(年1回) |
分配金利回り | 0% |
直近5年間の値動き | -73.10%(1,268円→341円) |
必要投資金額 | 341円(1口) |
上場日 | 2014年7月16日 |
短期投資おすすめ度 | ★★★★★ |
流動性 | ★★★★★ |
※各データは、2022年12月15日時点の値。
【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は、「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動するダブルインバース型ETFです。
日経平均株価は、ファーストリテイリングや東京エレクトロンなどの値嵩株の影響を受けやすく、TOPIXよりもリスク・リターンが高いことが特徴ですが、これは短期投資においてはボラティリティが大きくなるというメリットとなります。
流動性は1日100億円以上は安定してあるため、スイングトレード・デイトレードは問題なくできます。
信託報酬が高く、低位株であることがやや短期投資をやりづらくしていることがデメリットです。
最も基本的なダブルインバース型ETFとして押さえておきましょう。
まとめ
【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動するダブルインバース型ETFです。
日経平均株価は、TOPIXよりもリスク・リターンが高いことが特徴ですが、これは短期投資においてはボラティリティが大きくなるためメリットになります。
【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は、売買代金は1日100億円以上は安定してあるため、スイングトレード・デイトレードは問題なくできます。
信託報酬が高く、低位株であることがやや短期投資をやりづらくしていることがデメリットですが、下落相場の短期投資におすすめの、最も基本的なダブルインバース型ETFとして押さえておきましょう。