今回は、【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信について解説していきます。
【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「野村企業価値分配指数」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1480-j.pdf
また、設備・人材投資指数に連動する日本株ETFについては、こちらのページで解説しています。

野村企業価値分配指数とは
「野村企業価値分配指数」は、収益性が高く、適切な設備・人材投資に積極的に取り組んでいる日本株300銘柄で構成される株価指数です。
今回見ていく【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【7203】トヨタ自動車 | 3.28% |
2 | 【8035】東京エレクトロン | 3.11% |
3 | 【9432】日本電信電話(NTT) | 2.79% |
4 | 【6861】キーエンス | 2.74% |
5 | 【7974】任天堂 | 2.17% |
【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.253% |
分配金 | 304円(年2回) |
分配金利回り | 1.55% |
直近5年間の値動き | +31.24%(14,930円→19,595円) |
必要投資金額 | 19,595円(1口) |
上場日 | 2016年5月19日 |
長期投資おすすめ度 | ★★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年6月10日時点の値。
【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信は、設備・人材投資指数「野村企業価値分配指数」に連動する日本株ETFです。
直近5年間の値上がり率はTOPIXを上回っており、分配金利回りもTOPIXと同程度となっています。
成績だけ見れば文句なしでおすすめできるETFなのですが、流動性が低く、取引することが非常に難しくなっているのがデメリットです。
流動性リスクさえなければ、TOPIXや日経平均株価連動型ETFと同程度におすすめできる銘柄となるのですが……。
まとめ
【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「野村企業価値分配指数」に連動する日本株ETFです。
「野村企業価値分配指数」は、収益性が高く、適切な設備・人材投資に積極的に取り組んでいる日本株300銘柄で構成される株価指数です。
【1480】NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信は、直近5年間の値上がり率はTOPIXを上回っており、分配金利回りもTOPIXと同程度となっています。
成績だけ見れば、TOPIXや日経平均株価連動型ETFと同程度におすすめできる銘柄と言えるのですが、流動性リスクが高く取引することが非常に難しくなっているのがデメリットです。
流動性リスクを考慮すると、成績はやや劣っていてもTOPIX連動型ETFの方がおすすめとなってしまいます。