今回は、【1498】One ETF ESGについて解説していきます。
【1498】One ETF ESGは、アセットマネジメントOneが運用する、「FTSE Blossom Japan Index」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1498-j.pdf
また、女性活躍や脱炭素に積極的な日本株で構成されるESG型ETFについては、こちらのページで解説しています。

FTSE Blossom Japan Indexとは
「FTSE Blossom Japan Index」は、日本の大型・中型株で構成される「FTSE Japan Index」構成銘柄の内、ESGが優れた銘柄で構成されている指数です。
今回見ていく【1498】One ETF ESGの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【7203】トヨタ自動車 | 6.82% |
2 | 【6758】ソニーグループ | 3.98% |
3 | 【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.10% |
4 | 【8035】東京エレクトロン | 2.45% |
5 | 【6098】リクルートホールディングス | 2.18% |
【1498】One ETF ESGのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.143% |
分配金 | 661円(年2回) |
分配金利回り | 4.57% |
直近5年間の値動き | +3.14%(14,000円→14,440円) |
必要投資金額 | 14,440円(1口) |
上場日 | 2017年11月28日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年6月24日時点の値。
【1498】One ETF ESGは、ESG指数「FTSE Blossom Japan Index」に連動する日本株ETFです。
直近5年間の値上がり率はわずかにプラスとなっており、分配金利回りは4%強となっています。
ただ、流動性は非常に低く、取引することが難しい最低レベルです。
同じ指数に連動する【1654】ダイワ上場投信-FTSE Blossom Japan Indexに比べると、直近5年間の値上がり益は15%ほど低く、分配金利回りは3%高くなっており、5年分トータルすればほぼ同じ成績です。
日本株ETFとして見ると、TOPIX連動型ETFに優先して投資する理由はありません。
まとめ
【1498】One ETF ESGは、アセットマネジメントOneが運用する、「FTSE Blossom Japan Index」に連動する日本株ETFです。
「FTSE Blossom Japan Index」は、日本の大型・中型株で構成される「FTSE Japan Index」構成銘柄の内、ESGが優れた銘柄で構成されている指数です。
【1498】One ETF ESGは、分配金利回りは高いものの、直近5年間の値上がり率はわずかにプラスに留まっており、流動性は取引することが難しい最低レベルです。
日本株ETFとして見ると、TOPIX連動型ETFより優先してインデックス投資する理由は特に見当たりません。