日本株ETFの【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信を解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信について解説していきます。

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 不動産」に連動する日本株ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1633-j.pdf

また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。

業種別株価指数に連動する日本株ETF全19銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「日本株にETFでインデックス投資したいけど、業種別に投資できるETFはないのかな?」とお困りではありませんか?日本株と言っても一様ではなく、ディフェンシブ銘柄が多い食品や医薬品、成長が期待される精密機器やIT産業など、さまざまな特色を持っ...

 

TOPIX-17 不動産とは

業種別株価指数「TOPIX17」シリーズは、東証プライム市場に上場している全銘柄を、17業種別に区分した株価指数となっています。

業種別株価指数に連動するETFに投資するメリットは、資産運用の目的に合わせた業種・セクターに投資できることです。

例えば、安全に運用したい場合にはディフェンシブセクターである食品や医薬品、値上がり益を期待したい場合には成長セクターである電機・精密や情報通信(IT)といったセクターを選んで投資することが可能です。

また、ETFなら業種別に銘柄がリスク分散されているため、個別株投資をするよりも圧倒的にリスクが小さいことは言うまでもありません。

今回見ていく【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信は、東証の不動産セクターで構成される「TOPIX-17 不動産」連動型ETFです。

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。

  銘柄名 構成比率
1 【8802】三菱地所 22.46%
2 【8801】三井不動産 22.29%
3 【8830】住友不動産 13.40%
4 【3003】ヒューリック 4.94%
5 【9706】日本空港ビルデング 4.01%

 

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信のETFデータ

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信

信託報酬(税込) 0.352%
分配金 481円(年1回)
分配金利回り 1.59%
直近5年間の値動き +11.70%(26,920円→30,070円)
必要投資金額 30,070円(1口)
上場日 2008年3月25日
長期投資おすすめ度 ★★
流動性 ☆(取引が難しい最低レベル)

※各データは、2022年5月31日時点の値。

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信は、東証の不動産セクターで構成される「TOPIX-17 不動産」連動型の日本株ETFです。

日本株ETFとして見てみると、信託報酬はTOPIX・日経平均株価連動型に比べてやや高めとなっており、流動性は取引が難しい最低レベルです。

直近5年間の値上がり益はプラスとなっていますが、TOPIX連動型ETFの半分程度となっています。

日本株の不動産セクターに投資したい場合を除くと、特におすすめする理由は見当たりません。

また、日本の不動産に投資したいなら、分配金利回りが大きいREIT型ETFに投資した方がよいでしょう。

 

まとめ

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 不動産」に連動する日本株ETFです。

「TOPIX-17 不動産」は、日本株の業種別株価指数「TOPIX17」シリーズの一つで、不動産セクターで構成される株価指数となっています。

【1633】NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信は、信託報酬や値上がり益、流動性など多くの要素でTOPIX連動型ETFに比べて劣っています。

日本株の不動産セクターに敢えて投資したい以外の理由では、TOPIX連動型ETFより優先して投資する理由は見当たりません。

また、日本の不動産に投資したいなら、分配金利回りが大きいREIT型ETFに投資した方がよいでしょう。

 

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