インバース型ETFの【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースを解説!【ETF投資 2022年最新版】

今回は、【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースについて解説していきます。

【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースは、大和アセットマネジメントが運用する、「NASDAQ100インバース指数」に連動するインバース型ETFです。

なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/leveraged-inverse/files/2842-j.pdf

また、インバース型ETFについては、こちらのページで解説しています。

インバース指数に連動するインバース型ETF全9銘柄を徹底解説!【2020年最新版】
「下落相場で上昇するインバース型ETFに興味があるけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と思っていませんか? 相場の下落局面で上昇するインバース型ETFは、2018年10~12月の米中貿易摩擦による暴落や、2020年2~3月の新型コロナウイ...

 

NASDAQ100インバース指数とは

「NASDAQ100インバース指数」は、NASDAQ100指数の前日比変動率(%)に-1倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。

「NASDAQ100指数」は、米国の新興市場NASDAQに上場する時価総額が大きい100銘柄(金融業を除く)で構成される指数です。

なお、NASDAQ100指数はドル建て指数であるため、円安ドル高になれば上昇する、つまり円安ドル高で「NASDAQ100インバース指数」は下落することになります。

インバース型ETFは、日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400といった代表的な指数の変動率に対して逆(-1倍)の値動きをするインバース指数に連動するETFです。

インバース型ETFは、相場の下落局面において、デイトレードやスイングトレードといった短期投資に適するETFとなっています。

一方、インバース型ETFには分配金は出ず、信託報酬も高めです。

ETFによるインデックス投資は市場全体の長期的な成長を享受できることがメリットですが、インバース型ETFではこのメリットを逆に受けてしまうため長期投資には全く向きません。

短期投資におすすめできるかどうかは、流動性(売買代金)があるか?ボラティリティ(値幅)が十分にあるか?信託報酬は安いか?の3点によって決まります。

 

【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースのETFデータ

【2842】IFREEETF NASDAQ100インバース

信託報酬(税込) 0.825%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き +25.87%(26,430円→33,270円)
必要投資金額 33,270円(1口)
上場日 2022年2月2日
短期投資おすすめ度 ★★★★
流動性 ★★

※各データは、2022年12月26日時点の値。

【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースは、「NASDAQ100インバース指数」に連動するインバース型ETFです。

NASDAQ100指数は、米国株指数のダウ・S&P500指数に比べてボラティリティが大きいため、短期投資に適します。

2022年2月に上場したばかりの銘柄ですが、2022年はNASDAQは大きく売られているため、+25%の上昇となっています。

流動性は1~10億円程度となっており、かろうじて短期投資ができる水準です。

世界株のインバース銘柄としては、S&P500指数に逆相関する「恐怖指数」こと【1552】国際のETF VIX短期先物指数が知られていますが上場廃止となる予定のため、世界株安時の短期銘柄としては、こちらの銘柄がポピュラーになっていく可能性があります。

 

まとめ

【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースは、大和アセットマネジメントが運用する、「NASDAQ100インバース指数」に連動するインバース型ETFです。

NASDAQ100指数は、米国株指数のダウ・S&P500指数に比べてボラティリティが大きいため、短期投資に適します。

【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースは、流動性は1~10億円程度となっており、かろうじて短期投資ができる水準です。

世界株のインバース銘柄としては、S&P500指数に逆相関する「恐怖指数」こと【1552】国際のETF VIX短期先物指数が知られていますが上場廃止となる予定のため、世界株安時の短期銘柄としては、こちらの銘柄がポピュラーになっていく可能性があります。