今回は、【2555】東証REIT ETFについて解説していきます。
【2555】東証REIT ETFは、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/2555-j.pdf
また、REIT型ETFについては、こちらのページで解説しています。
東証REIT指数とは
「東証REIT指数」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
そもそもREIT(リート)とは、投資信託の仕組みを使って投資家から資金を集めて、複数の不動産に分散投資することで収益が還元される金融商品です。
不動産投資の魅力の一つは賃料・テナント収入ですが、REITでも配金という形で受け取ることができ、REIT型ETFは分配金利回りが3%以上ある高配当銘柄が多くなっています。
株式型ETFは分配金利回りが変動しやすい傾向がありますが、REIT型ETFは分配金利回り3%以上で安定していることがメリットです。
今回見ていく【2555】東証REIT ETFの構成銘柄比率は次のようになっています(2022年3月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【8951】日本ビルファンド投資法人 | 7.27% |
2 | 【8952】ジャパンリアルエステイト投資法人 | 5.76% |
3 | 【3281】GLP投資法人 | 5.41% |
4 | 【3283】日本プロロジスリート投資法人 | 5.26% |
5 | 【3462】野村不動産マスターファンド投資法人 | 4.70% |
【2555】東証REIT ETFのETFデータ
信託報酬(税込) | 0.2695% |
分配金 | 55.4円(年4回) |
分配金利回り | 2.69% |
直近5年間の値動き | +2.16%(2,012円→2,055.5円) |
必要投資金額 | 20,555円(10口) |
上場日 | 2019年7月16日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年7月29日時点の値。
【2555】東証REIT ETFは、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
「東証REIT指数」に連動型ETFとして見ると、信託報酬が高く、取引量は最低レベルで流動性リスクがあり、分配金利回りが他の銘柄と比較して小さくなっているなど、デメリットしか見当たりません。
「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFに投資するとしても、他の銘柄をおすすめします。
まとめ
【2555】東証REIT ETFは、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。
「東証REIT指数」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。
【2555】東証REIT ETFは、「東証REIT指数」連動型ETFとしては、信託報酬が高く、取引量は最低レベルで流動性リスクがあり、分配金利回りも小さいなど、デメリットしか見当たりません。
「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFに投資するとしても、他の銘柄をおすすめします。