大和証券のiDeCo全22銘柄について徹底解説!【2020年最新版】

「大和証券でiDeCoを始めてみたいけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

大和証券のiDeCoは無条件で手数料が無料となります。日本株の「ひふみ年金」、世界株の「大和住銀DC外国株式ファンド」、中国株の「UBS中国株式ファンド」といった優良銘柄を取り扱っており、債券でも優良銘柄が並びます。

特に、中国株投信やインド株投信など、他の主要金融機関のiDeCoにはない新興国株投信を取り扱っていることが特徴です。

今回は、大和証券のiDeCo商品全22銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

 

大和証券でiDeCoを始めるメリットとは?

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、自分の手で老後資産を形成する私的年金制度です。

iDeCoでは、60歳になるまで掛け金を拠出し、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることが可能となっています(ただし、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません)。

iDeCoの最大のメリットは、次の3つの税制優遇を受けられることです。
①iDeCoへの拠出金は、確定申告の際に「小規模企業共済等掛金控除」の対象となるため、全額所得控除されます。
②iDeCoで運用した商品の運用益は非課税となるため、非課税分も再投資でき、運用による複利効果をより大きくすることができます。
③60歳以上の受給年齢に達したときに、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。

ただ、iDeCoへの月々の拠出金には制限があります。自営業者やフリーランサーなどの国民年金受給者は月額6.8万円(年額81.6万円)まで、会社員は企業年金によって月額1.2~2.3万円(年額14.4万円~27.6万円)まで、公務員は月額1.2万円(年額14.4万円)までとなっています。いずれの場合も最低掛け金は月々5,000円からの1,000円単位です。

また、iDeCo口座は1人につき1つの金融機関にしか開設することができません。iDeCoの運用は金融機関ごとに用意されている運用商品で行い、運用商品の配分は1%単位で調整することが可能です。

iDeCo口座を選ぶポイントは、手数料が最安であること(※)に加えて、優良な運用商品が揃っていることが重要です。
※iDeCoの手数料は、初回時には国民年金基金連合会へ加入するときに支払う初回手数料2,829円(税込)が発生します。その後、掛け金を拠出する度に105円、信託銀行に66円の合計171円が発生します(拠出しない月は信託銀行に66円のみ)(いずれも税込)。ここまでの手数料はどの金融機関を選んでも共通で発生するものであり、拠出する際に金融機関に払う手数料が0円となる金融機関が手数料最安となります。

総合証券大手の大和証券では、無条件でiDeCo手数料が無料となります。

大和証券のiDeCoでは、日本株の「ひふみ年金」、世界株の「大和住銀DC外国株式ファンド」、中国株の「UBS中国株式ファンド」といった優良銘柄を取り扱っており、債券でも優良銘柄が並びます。

特に、中国株投信やインド株投信など、他の主要金融機関のiDeCoにはない新興国株投信を取り扱っていることが最大の特徴です。

今回は、大和証券のiDeCoで取り扱っている全22銘柄について徹底解説していきます。

 

大和証券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント

大和証券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイントについて抑えておきましょう。

※大和証券のiDeCoで扱っている銘柄一覧については大和証券の「商品ラインアップ」を参照しています。また、「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年3月末時点のデータを参照しています。

 

・「商品種別」をチェック!

iDeCoで運用する投資信託は、株式や債券など構成される資産によってさまざまなタイプに分けられます。

一般的には、債券より株式の方がリスク・リターンが高く、先進国より新興国の方がリスク・リターンが高くなる傾向があります。

また、複数の資産を組み合わせたバランス型や、不動産投資信託のREIT、若い時にはリスクの高い運用を行い年齢が上がるにつれて安定運用を行うターゲット・イヤー・ファンドなどがあります。

 

・「運用タイプ」をチェック!

投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。

インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。

アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。

インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。

 

・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!

iDeCoでは掛け金の拠出時に発生する手数料に加えて、投資信託の運用においてもファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。

信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。

 

・「直近5年間の成績」をチェック!

投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年3月末時点)をチェックしましょう。

なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。

 

国内株式投資信託全4銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている国内株式投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。

DCダイワ日本株式インデックス

大和アセットマネジメント

商品種別 国内株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.682%
直近5年間の成績 +0.38%

DCダイワ日本株式インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。

「東証株価指数TOPIX」は、日経平均株価と並ぶ日本株指数であり、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の時価総額加重平均で算出される株価指数です。構成銘柄上位は、トヨタ自動車(3.49%)、ソニー(1.85%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.61%)、NTT(1.50%)、ソフトバンクグループ(1.43%)となっています。

TOPIXの構成銘柄は2,100銘柄以上と、225銘柄から構成される日経平均の10倍程度リスク分散されています。日経平均と比べるとリスク・リターンが小さくなっていると認識して問題ありません。

TOPIXはリスク分散され過ぎているあまりリターンも小さくなってしまっているため、当サイトでは、TOPIXよりも日経平均に連動する日本株投資信託の方をおすすめします。ただ残念ながら、大和証券のiDeCoでは日経平均連動型投信は扱っていません。

同投資信託は、TOPIX連動型の銘柄としては信託報酬が高く、直近5年間の成績も冴えません。TOPIX連動型投信で運用するとしても、信託報酬が低い「ダイワつみたてインデックス日本株式」にしましょう。

「ダイワつみたてインデックス日本株式」とほぼ同じ商品でありながら信託報酬が高くメリットが何一つないため、大和証券のiDeCoラインナップからは廃止されるものと見られます。

 

フィデリティ・日本成長株・ファンド

フィデリティ投信

商品種別 国内株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.683%
直近5年間の成績 +6.21%

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。

国内株の中から長期的な成長力がある企業を選定した上で、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資するファンドです。構成銘柄上位は、ミスミグループ本社(4.5%)、三浦工業(3.4%)、キーエンス(3.3%)、シマノ(2.5%)、オリンパス(2.4%)となっています。

直近5年間ではプラスですが、信託報酬は「ひふみ年金」の2倍と高い点がデメリットです。「ひふみ年金」に優先して選ぶ理由はありません。

 

ダイワつみたてインデックス日本株式

大和アセットマネジメント

商品種別 国内株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 -13.58%

ダイワつみたてインデックス日本株式は、大和アセットマネジメントが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。

TOPIXに連動する日本株投信なら、必ず信託報酬が低いこちらの銘柄にしましょう。

大和証券のiDeCoで扱っているインデックス型日本株投信の中では最もおすすめではありますが、リターンが期待できないTOPIX連動型で、新型コロナウイルスによる世界株安が直撃したこともあり大きなマイナスとなっています。

 

ひふみ年金

レオス・キャピタルワークス

商品種別 国内株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 0.836%
直近5年間の成績 +28.75%

ひふみ年金は、レオス・キャピタルワークスが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。

国内上場株の中で、市場価値が割安と考えられる銘柄に選別して投資しているファンドです。構成銘柄上位は、協和エクシオ(2.21%)、ネットワンシステムズ(2.12%)、光通信(1.97%)、東京センチュリー(1.95%)、OLLIE’S BARGAIN OUTLET HOLDINGS(1.72%)となっています。

アクティブ型日本株投資信託の代名詞的な銘柄です。大和証券のiDeCoで日本株に投資するなら、この銘柄一択となります。

 

大和証券iDeCoの国内株式投資信託一覧

国内株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ日本株式インデックス インデックス 0.682% +0.38%
フィデリティ・日本成長株・ファンド アクティブ 1.683% +6.21%
ダイワつみたてインデックス日本株式 インデックス 0.154% -13.58%
ひふみ年金 アクティブ 0.836% +28.75%

 

米国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている米国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

ダイワ米国厳選株ファンドーイーグルアイーBコース(為替ヘッジなし)

大和アセットマネジメント

商品種別 米国株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.903%
直近5年間の成績 -1.04%

ダイワ米国厳選株ファンドーイーグルアイーBコース(為替ヘッジなし)は、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型の米国株投資信託です。

米国株の中でも割安株に厳選投資するファンドです。構成銘柄上位は、ALPHABET INC-CL C(8.5%)、HILTON WORLDWIDE HOLDINGS IN(7.0%)、CHARTER COMMUNICATIONS INC-A(6.3%)、MOODY’S CORP(6.1%)、CBRE GROUP INC – A(5.5%)となっています。

信託報酬が高く、直近5年間ではマイナスです。

米国株で運用したいなら、ポートフォリオの半分以上を米国株で運用している世界株投信の「大和住銀DC外国株式ファンド」の方をおすすめします。

 

大和証券iDeCoの米国株式投資信託一覧

米国株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
ダイワ米国厳選株ファンドーイーグルアイーBコース(為替ヘッジなし) アクティブ 1.903% -1.04%

 

全世界株式投資信託全1銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている全世界株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

なお、当サイトでは、全世界株式投資信託は「日本を含む複数の国の株式で構成されている投資信託」もしくは「日本を除く先進国・新興国の株式で構成されている投資信託」と定義します。

 

大和住銀DC外国株式ファンド

三井住友DSアセットマネジメント

商品種別 全世界株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 2.002%
直近5年間の成績 +29.07%

大和住銀DC外国株式ファンドは、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。

日本以外の世界各国の株式に投資するファンドです。国別配分比率上位は、アメリカ(56.22%)、先進国(除く日本)(9.17%)、オランダ(6.64%)、ケイマン諸島(6.36%)、イギリス(4.89%)となっています。構成銘柄上位は、アメリカのJPMORGAN CHASE & CO(3.36%)、アメリカのALPHABET INC-CL A(3.08%)、イギリスのLONDON STOCK EXCHANGE GROUP(2.56%)、アメリカのNEXTERA ENERGY INC(2.54%)、韓国のSAMSUNG ELECTRONICS CO LTD(2.52%)となっています。

信託報酬は高いものの、運用実績は直近5年間で+30%近くとなっています。

この銘柄を扱っていることは大和証券のiDeCoの強みの一つです。大和証券でiDeCo口座を開設するなら、こちらの銘柄をポートフォリオに組み込むことをおすすめします。

 

大和証券iDeCoの全世界株式投資信託一覧

全世界株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
大和住銀DC外国株式ファンド アクティブ 2.002% +29.07%

 

先進国株式投資信託全2銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている先進国株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

なお、当サイトでは、先進国株式投資信託は「日本を除く複数の先進国の株式で構成されている投資信託」と定義します。

 

DCダイワ外国株式インデックス

大和アセットマネジメント

商品種別 先進国株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 1.045%
直近5年間の成績 +6.63%

DCダイワ外国株式インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する、「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。

「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(68.64%)、イギリス(5.98%)、先進国(除く日本)(4.48%)、フランス(4.13%)、カナダ(3.81%)となっています。

直近5年間ではプラスになっていますが、信託報酬がインデックス投信ではあり得ないほど高く、問題外の銘柄です。全く同じ商品である「ダイワつみたてインデックス外国株式」にしましょう。

「ダイワつみたてインデックス外国株式」に比べてメリットが何一つないため、大和証券のiDeCoラインナップからは廃止されるものと見られます。

 

ダイワつみたてインデックス外国株式

大和アセットマネジメント

商品種別 先進国株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 -11.88%

ダイワつみたてインデックス外国株式は、大和アセットマネジメントが運用する、「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。

先進国株投信なら、必ず信託報酬が低いこちらの銘柄にしましょう。

直近5年間の成績は-10%超えと「DCダイワ外国株式インデックス」より悪くなっていますが、これは運用開始が2018年8月16日で、新型コロナウイルスによる世界株安が直撃した影響が大きかったためです。

 

大和証券iDeCoの先進国株式投資信託一覧

先進国株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ外国株式インデックス インデックス 1.045% +6.63%
ダイワつみたてインデックス外国株式 インデックス 0.154% -11.88%

 

新興国株式投資信託全4銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている新興国株式投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。

UBS中国株式ファンド

UBSアセット・マネジメント

商品種別 中国株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.9677%
直近5年間の成績 +71.21%

UBS中国株式ファンドは、UBSアセット・マネジメントが運用する、アクティブ型の中国株投資信託です。

上海証券取引所、深セン証券取引所のA株・B株、香港取引決済所に上場する中国株に投資するファンドです。構成銘柄上位は、中国平安保険(集団) (10.05%)、招商銀行(8.96%)、好未来教育集団(7.76%)、アリババ・グループ・ホールディング(7.66%)、テンセント・ホールディングス(7.26%)となっています。

信託報酬は高いものの、直近5年間では+70%を超える驚異的な成績を叩き出しています。

主要金融機関のiDeCoでは、新興国株はインデックス投信しか扱っていませんが、大和証券では個別の新興国に投資するアクティブ投信を扱っていることが特徴です。

成長著しい中国株投信を扱っていることは大和証券のiDeCoの大きな強みです。是非、ポートフォリオに組み込んでみましょう。

 

ブラックロック・インド株ファンド

ブラックロック・ジャパン

商品種別 インド株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.969%
直近5年間の成績 -27.37%

ブラックロック・インド株ファンドは、ブラックロック・ジャパンが運用する、アクティブ型のインド株投資信託です。

インド企業やインド関連企業に投資するファンドです。構成銘柄上位は、HDFC銀行(9.3%)、RELIANCE INDUSTRIES LIMITED(9.1%)、インフォシス(7.7%)、ICIC銀行(6.8%)、アクシス銀行(5.9%)となっています。

インドも成長著しいものの、中国株と比べてインド株は安定しません。信託報酬は高いものの、直近5年間で-30%近い大きなマイナスとなっています。

よほどインド株投資がしたい場合を除くと、おすすめできません。

 

ダイワ・ロシア株ファンド

大和アセットマネジメント

商品種別 ロシア株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.848%
直近5年間の成績 +19.96%

ダイワ・ロシア株ファンドは、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のロシア株投資信託です。

ロシア株に投資するファンドです。構成銘柄上位は、エネルギー業のGAZPROM PJSC(9.3%)、金融業のSBERBANK OF RUSSIA PJSC(9.1%)、エネルギー業のNOVATEK PJSC-SPONS GDR REG S(9.0%)、エネルギー業のLUKOIL PJSC(8.5%)、大手食品企業のX 5 RETAIL GROUP NV-REGS GDR(7.0%)となっています。資源・エネルギー企業が多くを占めていることが特徴です。

信託報酬は高いものの、直近5年間では+20%近いプラスとなっています。ロシア株はエネルギー企業が多く、配当金に優れる銘柄が多いことが特徴です。

ただ、直近の原油安からロシア経済の見通しは不透明であり、そこまで強くおすすめすることはできません。

 

ダイワ・ブラジル株式ファンド

大和アセットマネジメント

商品種別 ブラジル株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.848%
直近5年間の成績 -24.65%

ダイワ・ブラジル株式ファンドは、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のブラジル株投資信託です。

ブラジル株に投資するファンドです。構成銘柄上位は、金融業のBANCO BRADESCO-ADR(8.7%)、金融業のITAU UNIBANCO H-SPON PRF ADR(8.4%)、素材企業のVALE SA-SP ADR(7.3%)、金融業のB3 SA-BRASIL BOLSA BALCAO(6.6%)、エネルギー企業のPETROLEO BRASIL-SP PREF ADR(5.0%)となっています。

ブラジルも成長していますが、ブラジル株は不調です。直近5年間では大きなマイナスとなっています。リスクが高くおすすめできません。

 

大和証券iDeCoの新興国株式投資信託一覧

新興国株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
UBS中国株式ファンド アクティブ 1.9677% +71.21%
ブラックロック・インド株ファンド アクティブ 1.969% -27.37%
ダイワ・ロシア株ファンド アクティブ 1.848% +19.96%
ダイワ・ブラジル株式ファンド アクティブ 1.848% -24.65%

 

国内債券投資信託全2銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている国内債券投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

DCダイワ日本債券インデックス

大和アセットマネジメント

商品種別 国内債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.495%
直近5年間の成績 +5.50%

DCダイワ日本債券インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する、「ダイワ・ボンド・インデックス(DBI)総合指数」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。

「ダイワ・ボンド・インデックス(DBI)総合指数」は、日本で発行されている公募の確定利付き円建債の値動きを表す時価総額加重平均型の債券指数です。

国内債券投信としては信託報酬が高く、おすすめできません。

 

ダイワつみたてインデックス日本債券

大和アセットマネジメント

商品種別 国内債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.132%
直近5年間の成績 +1.94%

ダイワつみたてインデックス日本債券は、大和アセットマネジメントが運用する、「NOMURA-BPI総合」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。

「NOMURA-BPI総合」は、野村證券株式会社が公表している、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数です。

ローリスク・ローリターンの代表的な投資信託となっています。低リスクでの運用を目指すならポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。

大和証券のiDeCoで国内債券を運用するなら、こちらにしましょう。

なお、「DCダイワ日本債券インデックス」に比べて成績がやや低くなっていますが、こちらの銘柄は運用開始が2018年8月16日からと約1年半での成績となっているためです。

 

大和証券iDeCoの国内債券投資信託一覧

国内債券投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ日本債券インデックス インデックス 0.495% +5.50%
ダイワつみたてインデックス日本債券 インデックス 0.132% +1.94%

 

先進国債券投資信託全2銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている先進国債券投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

DCダイワ外国債券インデックス

大和アセットマネジメント

商品種別 先進国債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.715%
直近5年間の成績 +2.01%

DCダイワ外国債券インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」に連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。

「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(47.68%)、ユーロ圏(37.74%)、イギリス(6.39%)、オーストラリア(1.99%)、カナダ(1.92%)となっています。

先進国債券投資信託としては、信託報酬が高くなっています。全く同じ商品で信託報酬が低い「ダイワつみたてインデックス外国債券」にしましょう。

「ダイワつみたてインデックス外国債券」に比べてメリットが何一つないため、大和証券のiDeCoラインナップからは廃止されるものと見られます。

 

ダイワつみたてインデックス外国債券

大和アセットマネジメント

商品種別 先進国債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 +8.45%

ダイワつみたてインデックス外国債券は、大和アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」に連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。

先進国債券なら、必ず信託報酬が低いこちらの銘柄にしましょう。

信託報酬・リスクが低いディフェンシブ投信であり、リスクヘッジしたい場合にポートフォリオに組み込んでおきましょう。

 

大和証券iDeCoの先進国債券投資信託一覧

先進国債券投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ外国債券インデックス インデックス 0.715% +2.01%
ダイワつみたてインデックス外国債券 インデックス 0.154% +8.45%

 

国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている国内REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

DC・ダイワJ-REITオープン

大和アセットマネジメント

商品種別 国内REIT
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.605%
直近5年間の成績 -0.02%

DC・ダイワJ-REITオープンは、大和アセットマネジメントが運用する、「東証REIT指数(配当込み)」に連動するインデックス型の国内REIT投資信託です。

「東証REIT指数(配当込み)」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。構成銘柄上位は、日本ビルファンド投資法人(7.14%)、ジャパンリアルエステイト投資法人(6.44%)、野村不動産マスターファンド投資法人(5.40%)、オリックス不動産投資(4.17%)、ユナイテッド・アーバン投資法人(4.13%)となっています。

不動産投資信託のREITは、値上がり益はもちろん、賃料・テナント収入という形で分配金に優れる商品となっています。

ただ、この銘柄は国内REIT投資信託としては信託報酬が高く、直近5年間でもマイナスです。大和証券のiDeCoはREITには弱いと言えます。

 

大和証券iDeCoの国内REIT投資信託一覧

国内REIT投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DC・ダイワJ-REITオープン インデックス 0.605% -0.02%

 

先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている先進国REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

DCダイワ・グローバルREITインデックスファンド

大和アセットマネジメント

商品種別 先進国REIT
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.583%
直近5年間の成績 -19.91%

DCダイワ・グローバルREITインデックスファンドは、大和アセットマネジメントが運用する、「S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)」に連動するインデックス型の先進国REIT投資信託です。

「S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)」は、S&Pが算出するグローバル・インデックスである「S&Pグローバル株価指数」から、REIT及びREITと同様の制度に基づく銘柄から算出される指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(75.01%)、オーストラリア(6.38%)、イギリス(4.40%)、シンガポール(3.80%)、フランス(3.04%)となっています。

先進国REIT投信としては信託報酬が高く、直近5年間では大きなマイナスとなっています。

 

大和証券iDeCoの先進国REIT投資信託一覧

先進国REIT投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ・グローバルREITインデックスファンド インデックス 0.583% -19.91%

 

バランス投資信託全3銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っているバランス投資信託全3銘柄について詳しく見ていきましょう。

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/安定コース)

大和アセットマネジメント

商品種別 バランス
運用タイプ アクティブ
信託報酬 0.99%
直近5年間の成績 +1.34%

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/安定コース)は、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。

国内外の株式、公社債、REITに分散投資するファンドです。資産配分は、国内株式10%、海外株式10%、国内債券25%、海外債券25%、国内REIT15%、海外REIT15%となっています。

バランス型投資信託としては信託報酬が高く、おすすめできません。

 

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/6分散コース)

大和アセットマネジメント

商品種別 バランス
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.155%
直近5年間の成績 -0.28%

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/6分散コース)は、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。

国内外の株式、公社債、REITに分散投資するファンドです。資産配分は、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、国内REIT、海外REITの6資産それぞれ16.7%を基本としています。

信託報酬が高く、直近5年間でもマイナスとなっています。

 

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/成長コース)

大和アセットマネジメント

商品種別 バランス
運用タイプ アクティブ
信託報酬 1.32%
直近5年間の成績 -2.42%

DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/成長コース)は、大和アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。

国内外の株式、公社債、REITに分散投資するファンドです。資産配分は、国内株式25%、海外株式25%、国内債券5%、海外債券5%、国内REIT20%、海外REIT20%となっています。

株式とREITの比率を高めたリターン重視のバランス型投資信託ですが、信託報酬が高く、直近5年間ではマイナスとなっています。

 

大和証券iDeCoのバランス投資信託一覧

バランス投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/安定コース) アクティブ 0.99% +1.34%
DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/6分散コース) アクティブ 1.155% -0.28%
DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/成長コース) アクティブ 1.32% -2.42%

 

元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!

大和証券のiDeCoで扱っている元本確保型商品全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

あおぞらDC定期(1年)

あおぞら銀行

商品種別 元本確保型商品
運用タイプ 定期預金
信託報酬 0%
直近5年間の成績 年利0.02%

あおぞらDC定期(1年)は、あおぞら銀行が運用する、定期預金型の元本確保型商品です。

大和証券iDeCoの元本確保型商品となります。年利0.02%です。

折角、iDeCoで運用するのに、元本確保型商品を選ぶのはもったいないとしか言いようがありません。

 

大和証券iDeCoの元本確保型商品一覧

元本確保型商品 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
あおぞらDC定期(1年) 定期預金 0% 年利0.02%

 

結論:大和証券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!

最後に、大和証券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオについてまとめていきましょう。

国内株では、代表的なアクティブ日本株投信の「ひふみ年金」がおすすめです。

世界株では、アクティブ型世界株投信の「大和住銀DC外国株式ファンド」がおすすめとなります。

新興国株では、アクティブ型中国株投信の「UBS中国株式ファンド」がおすすめです。中国株投信を扱っていることは大和証券のiDeCoの最大の強みと言えるでしょう。

債券では、国内債券に連動する「ダイワつみたてインデックス日本債券」、先進国債券に連動する「ダイワつみたてインデックス外国債券」がおすすめです。ポートフォリオのリスクを小さくしたい場合にはバランスよく組み込んでおきましょう。

以上のおすすめ銘柄からポートフォリオを考えていきましょう。

リターン重視の攻めのポートフォリオの一例は次のようになります。
・33% 「ひふみ年金」
・33% 「大和住銀DC外国株式ファンド」
・33% 「UBS中国株式ファンド」

バランスを取ったポートフォリオの一例は次のようになります。
・25% 「ひふみ年金」
・25% 「大和住銀DC外国株式ファンド」
・25% 「UBS中国株式ファンド」
・10% 「ダイワつみたてインデックス日本債券」
・15% 「ダイワつみたてインデックス外国債券」

大和証券のiDeCoでは、中国株投信の「UBS中国株式ファンド」を取り扱っていることが他の主要金融機関にない最大の強みです。日本株の「ひふみ年金」、世界株の「大和住銀DC外国株式ファンド」も取り扱っているため、中国株投信を含んだリスク重視のポートフォリオを組めるという点では最もおすすめの金融機関となります。

 

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