「総合証券最大手の野村証券でiDeCoを始めてみたいけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?
野村證券のiDeCoは、月々の掛け金が1万円以上か残高100万円以上で手数料が最安値となり、総合証券ならではのサポート力の高さが魅力的です。
日本株の「ひふみ年金」、先進国株の「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」、世界株の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」など優良銘柄が揃っており、債券やバランス投信、ターゲットイヤー投信でも優良銘柄が並びます。
今回は、野村證券のiDeCo商品全27銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。
- 野村證券でiDeCoを始めるメリットとは?
- 野村證券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
- 国内株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
- 全世界株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 先進国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 新興国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国債券投資信託全2銘柄について徹底解説!
- 新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- 先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
- バランス投資信託全5銘柄について徹底解説!
- ターゲットイヤー投資信託全7銘柄について徹底解説!
- 元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
- 結論:野村證券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
野村證券でiDeCoを始めるメリットとは?
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、自分の手で老後資産を形成する私的年金制度です。
iDeCoでは、60歳になるまで掛け金を拠出し、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることが可能となっています(ただし、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません)。
iDeCoの最大のメリットは、次の3つの税制優遇を受けられることです。
①iDeCoへの拠出金は、確定申告の際に「小規模企業共済等掛金控除」の対象となるため、全額所得控除されます。
②iDeCoで運用した商品の運用益は非課税となるため、非課税分も再投資でき、運用による複利効果をより大きくすることができます。
③60歳以上の受給年齢に達したときに、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。
ただ、iDeCoへの月々の拠出金には制限があります。自営業者やフリーランサーなどの国民年金受給者は月額6.8万円(年額81.6万円)まで、会社員は企業年金によって月額1.2~2.3万円(年額14.4万円~27.6万円)まで、公務員は月額1.2万円(年額14.4万円)までとなっています。いずれの場合も最低掛け金は月々5,000円からの1,000円単位です。
また、iDeCo口座は1人につき1つの金融機関にしか開設することができません。iDeCoの運用は金融機関ごとに用意されている運用商品で行い、運用商品の配分は1%単位で調整することが可能です。
iDeCo口座を選ぶポイントは、手数料が最安であること(※)に加えて、優良な運用商品が揃っていることが重要です。
※iDeCoの手数料は、初回時には国民年金基金連合会へ加入するときに支払う初回手数料2,829円(税込)が発生します。その後、掛け金を拠出する度に105円、信託銀行に66円の合計171円が発生します(拠出しない月は信託銀行に66円のみ)(いずれも税込)。ここまでの手数料はどの金融機関を選んでも共通で発生するものであり、拠出する際に金融機関に払う手数料が0円となる金融機関が手数料最安となります。
総合証券大手の野村證券のiDeCoは、月々の掛け金が1万円以上か残高100万円以上で手数料が最安値となります。
野村証券のiDeCoでは、日本株の「ひふみ年金」、先進国株の「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」、世界株の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」など優良銘柄が揃っており、債券やバランス投信、ターゲットイヤー投信でも優良銘柄が並びます。
今回は、野村證券のiDeCoで取り扱っている全27銘柄について徹底解説していきます。
野村證券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント
野村證券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイントについて抑えておきましょう。
※野村證券のiDeCoで扱っている銘柄一覧については野村證券の「商品ラインアップ」を参照しています。また、「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年3月末時点のデータを参照しています。
・「商品種別」をチェック!
iDeCoで運用する投資信託は、株式や債券など構成される資産によってさまざまなタイプに分けられます。
一般的には、債券より株式の方がリスク・リターンが高く、先進国より新興国の方がリスク・リターンが高くなる傾向があります。
また、複数の資産を組み合わせたバランス型や、不動産投資信託のREIT、若い時にはリスクの高い運用を行い年齢が上がるにつれて安定運用を行うターゲット・イヤー・ファンドなどがあります。
・「運用タイプ」をチェック!
投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。
インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。
アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。
インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。
・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!
iDeCoでは掛け金の拠出時に発生する手数料に加えて、投資信託の運用においてもファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。
信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。
・「直近5年間の成績」をチェック!
投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年3月末時点)をチェックしましょう。
なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。
国内株式投資信託全4銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている国内株式投資信託全4銘柄について詳しく見ていきましょう。
リサーチ・アクティブ・オープン (確定拠出年金向け)
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.122% |
直近5年間の成績 | +1.37% |
リサーチ・アクティブ・オープン (確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内株式の中から厳選した成長企業群に中長期的な視野から投資を行うファンドです。構成銘柄上位は、東京エレクトロン(3.59%)、村田製作所(3.55%)、ソニー(3.53%)、NTT(3.27%)、三井住友フィナンシャルグループ(3.17%)となっています。
信託報酬は高いものの、直近5年間ではわずかなプラスに留まっています。おすすめできません。
ひふみ年金
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.836% |
直近5年間の成績 | +28.75% |
ひふみ年金は、レオス・キャピタルワークスが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。
国内上場株の中で、市場価値が割安と考えられる銘柄に選別して投資しているファンドです。構成銘柄上位は、協和エクシオ(2.21%)、ネットワンシステムズ(2.12%)、光通信(1.97%)、東京センチュリー(1.95%)、OLLIE’S BARGAIN OUTLET HOLDINGS(1.72%)となっています。
アクティブ型日本株投資信託の代名詞的な銘柄であり、アクティブ型日本株投信の中では信託報酬が低くなっています。
リターン重視で日本株投資信託を選ぶなら、野村證券のiDeCoではこの銘柄一択です。
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +0.93% |
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIXは、野村アセットマネジメントが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「東証株価指数TOPIX」は、日経平均株価と並ぶ日本株指数であり、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の時価総額加重平均で算出される株価指数です。構成銘柄上位は、トヨタ自動車(3.53%)、ソニー(2.02%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.60%)、NTT(1.51%)、ソフトバンクグループ(1.46%)となっています。
TOPIXの構成銘柄は2,100銘柄以上と、225銘柄から構成される日経平均の10倍程度リスク分散されています。日経平均と比べるとリスク・リターンが小さくなっていると認識して問題ありません。
同投資信託は、信託報酬も低く、代表的な日本株投資信託です。ただ、直近5年間ではややプラスに留まっており、日経平均に連動する「野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)」に比べると見劣りします。
TOPIXはリスク分散され過ぎているあまりリターンも小さくなってしまっているため、当サイトでは、TOPIXよりも日経平均に連動する日本株投資信託の方をおすすめします。
野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 国内株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.275% |
直近5年間の成績 | +7.70% |
野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均株価」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。
「日経平均株価は、日本株を代表するインデックスであり、日本を代表する225銘柄の単純平均で算出される株価指数です。
野村證券のiDeCoで取り扱っているインデックス型日本株投信では最もおすすめの銘柄となります。
野村證券iDeCoの国内株式投資信託一覧
国内株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
リサーチ・アクティブ・オープン (確定拠出年金向け) | アクティブ | 1.122% | +1.37% |
ひふみ年金 | アクティブ | 0.836% | +28.75% |
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX | インデックス | 0.154% | +0.93% |
野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.275% | +7.70% |
全世界株式投資信託全2銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている全世界株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、全世界株式投資信託は「日本を含む複数の国の株式で構成されている投資信託」もしくは「日本を除く先進国・新興国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.569% |
直近5年間の成績 | +26.39% |
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)は、キャピタル・インターナショナルが運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
新興国を含む世界株に分散投資しているファンドです。
信託報酬は高いですが、直近5年間では+20%強の高い成績を残しているおすすめの世界株投資信託です。
野村證券でiDeCo運用するなら、この銘柄をポートフォリオに組み込むことをおすすめします。
フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け)
商品種別 | 全世界株式 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.738% |
直近5年間の成績 | -3.86% |
フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け)は、フィデリティ投信が運用する、アクティブ型の世界株投資信託です。
日本を含む先進国株式に投資するファンドです。
信託報酬が高く、直近5年間ではマイナスとなってしまっています。おすすめできません。
野村證券iDeCoの全世界株式投資信託一覧
全世界株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用) | アクティブ | 1.569% | +26.39% |
フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け) | アクティブ | 1.738% | -3.86% |
先進国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている先進国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
なお、当サイトでは、先進国株式投資信託は「日本を除く複数の先進国の株式で構成されている投資信託」と定義します。
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
商品種別 | 先進国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.95% |
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIは、野村アセットマネジメントが運用する、「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジなし)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。
「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジなし)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(67.18%)、先進国(除く日本)(15.77%)、イギリス(5.74%)、フランス(3.77%)、スイス(3.74%)となっています。
信託報酬が低く、直近5年間ではしっかりとプラスとなっており、先進国株投信としておすすめの銘柄です。野村證券のiDeCoでは基本となる銘柄の一つと言えます。
野村證券iDeCoの先進国株式投資信託一覧
先進国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI | インデックス | 0.154% | +6.95% |
新興国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている新興国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 新興国株式 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.616% |
直近5年間の成績 | -15.63% |
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国株投資信託です。
「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」は、新興国株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。国別配分比率上位は、新興国(32.43%)、中国(24.02%)、韓国(11.47%)、台湾(11.02%)、インド(8.87%)となっています。
直近5年間では大きなマイナスとなっており、リスクが高くおすすめできません。
野村證券iDeCoの新興国株式投資信託一覧
新興国株式投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.616% | -15.63% |
国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている国内債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
商品種別 | 国内債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.132% |
直近5年間の成績 | +6.10% |
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合は、野村アセットマネジメントが運用する、「NOMURA-BPI総合(NOMURA-ボンド・パフォーマンス・インデックス総合)」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。
「NOMURA-BPI総合」は、野村證券株式会社が公表している、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数です。
ローリスク・ローリターンの代表的な投資信託となっています。低リスクでの運用を目指すならポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
野村證券iDeCoの国内債券投資信託一覧
国内債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合 | インデックス | 0.132% | +6.10% |
先進国債券投資信託全2銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている先進国債券投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村DC・PIMCO・世界インカム戦略ファンド(為替ヘッジあり)
商品種別 | 世界債券 |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.1% |
直近5年間の成績 | -5.40% |
野村DC・PIMCO・世界インカム戦略ファンド(為替ヘッジあり)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型の世界債券投資信託です。
新興国を含む世界各国の債券(国債や社債、ハイイールド債券など)に投資するファンドです。また、為替ヘッジにより為替変動リスクを低減しています。
信託報酬が高く、マイナスの成績となっています。低リスクがメリットの債券投信で、このようなハイリスク銘柄を選ぶことはおすすめできません。
野村DC外国債券インデックスファンド
商品種別 | 先進国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +2.37% |
野村DC外国債券インデックスファンドは、野村アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」に連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。
「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(47.84%)、ユーロ圏(36.75%)、イギリス(6.59%)、オーストラリア(1.91%)、カナダ(1.90%)となっています。
信託報酬・リスクが低いディフェンシブ投信です。リスクヘッジしたい場合にポートフォリオに組み込んでおきましょう。
野村證券iDeCoの先進国債券投資信託一覧
先進国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村DC・PIMCO・世界インカム戦略ファンド(為替ヘッジあり) | アクティブ | 1.1% | -5.40% |
野村DC外国債券インデックスファンド | インデックス | 0.154% | +2.37% |
新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている新興国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 新興国債券 |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.605% |
直近5年間の成績 | +1.51% |
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国債券投資信託です。
「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円換算ベース)」は、JPモルガン社が算出・公表している、新興国政府が発行する米ドル建のブレディ債、ローン、ユーロボンドを対象とした債権指数です。
野村證券のiDeCoでは、現地通貨建ての「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド」ではなく、米ドル建ての「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円換算ベース)」に連動する新興国債券を扱っており、他の主要金融機関のiDeCoとは異なります。
直近5年間ではプラスとなっていますが、低リスクがメリットの債券投資信託で、わざわざリスクの高い新興国債券を選ぶのはおすすめできません。かといって、リターン目的でもおすすめできません。
野村證券iDeCoの新興国債券投資信託一覧
新興国債券投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.605 | +1.51% |
国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている国内REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 国内REIT |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 1.045% |
直近5年間の成績 | +8.39% |
野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型の国内REIT投資信託です。
流動性や収益性・成長性等を勘案して国内REITに分散投資を行うファンドです。構成銘柄上位は、オリックス不動産(7.36%)、ケネディクス・オフィス(6.31%)、ジャパンリアルエステイト(5.67%)、Oneリート(5.36%)、野村不動産マスターファンド(4.82%)となっています。
信託報酬は高いものの、直近5年間では「東証REIT指数(配当込み)」の成績を上回り続けています。iDeCoで不動産投資をしたい場合にはおすすめの銘柄です。
野村證券iDeCoの国内REIT投資信託一覧
国内REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け) | アクティブ | 1.045% | +8.39% |
先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている先進国REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
商品種別 | 先進国REIT |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.363% |
直近5年間の成績 | -17.39% |
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、「S&P先進国REIT指数(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の先進国REIT投資信託です。
「S&P先進国REIT指数(配当込み、円換算ベース)」は、S&Pが算出するグローバル・インデックスである「S&Pグローバル株価指数」から、REIT及びREITと同様の制度に基づく銘柄から算出される指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(66.77%)、日本(9.79%)、先進国(除く日本)(9.19%)、オーストラリア(5.81%)、イギリス(4.74%)となっています。
内容的には悪い銘柄ではないのですが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。
野村證券iDeCoの先進国REIT投資信託一覧
先進国REIT投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.363% | -17.39% |
バランス投資信託全5銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っているバランス投資信託全5銘柄について詳しく見ていきましょう。
野村DC運用戦略ファンド(マイルド)(ネクスト10マイルド)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.66% |
直近5年間の成績 | +2.80% |
野村DC運用戦略ファンド(マイルド)(ネクスト10マイルド)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
国内外の株式、公社債、REITに分散投資するファンドです。株式、REITへの投資比率は純資産の30%以内としており、リスクを抑えつつ収益を上げることを目指しています。直近の資産配分比率は、国内債券(40.39%)、先進国債券(除く日本)(21.26%)、新興国債券 (10.77%)、短期金融資産(10.57%)、国内REIT(6.03%)、先進国株式(除く日本)(5.29%)、国内株式(3.02%)、外国REIT(2.67%)となっています。
債券中心でリスクを抑えたバランス型投信ですが、信託報酬がやや高い点がネックです。
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10)
商品種別 | バランス |
運用タイプ | アクティブ |
信託報酬 | 0.88% |
直近5年間の成績 | +0.59% |
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10)は、野村アセットマネジメントが運用する、アクティブ型のバランス投資信託です。
国内外の株式・公社債・REITに分散投資するファンドです。直近の資産配分比率は、国内債券(27.93%)、先進国債券(除く日本)(21.6%)、国内REIT(13.67%)、短期金融資産(11.71%)、新興国債券(11.27%)、国内株式(5.94%)、外国REIT(4.89%)、先進国株式(除く日本)(2.99%)となっています。
信託報酬が高く、バランス型投資信託としては問題外の銘柄です。
マイバランスDC30
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.20% |
マイバランスDC30は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式20%、外国株式10%、国内債券55%、外国債券15%の比率で運用するファンドです。
信託報酬が低く、バランス型投信として悪くありません。自分の手でポートフォリオを組むことが難しい場合には、リスク重視のバランス型投信としておすすめです。
マイバランスDC50
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +6.90% |
マイバランスDC50は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式30%、外国株式20%、国内債券40%、外国債券10%の比率で運用するファンドです。
株式と債券を50:50の比率で運用する安定したバランス型投信としておすすめできます。
マイバランスDC70
商品種別 | バランス |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.154% |
直近5年間の成績 | +5.50% |
マイバランスDC70は、野村アセットマネジメントが運用する、インデックス型のバランス投資信託です。
4つのマザーファンドを通じて、国内株式45%、外国株式25%、国内債券20%、外国債券10%の比率で運用するファンドです。
リターン重視のバランス投信となります。信託報酬が低く、おすすめの銘柄です。
野村證券iDeCoのバランス投資信託一覧
バランス投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
野村DC運用戦略ファンド(マイルド)(ネクスト10マイルド) | アクティブ | 0.66% | +2.80% |
野村DC運用戦略ファンド(ネクスト10) | アクティブ | 0.88% | +0.59% |
マイバランスDC30 | インデックス | 0.154% | +6.20% |
マイバランスDC50 | インデックス | 0.154% | +6.90% |
マイバランスDC70 | インデックス | 0.154% | +5.50% |
ターゲットイヤー投資信託全7銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っているターゲットイヤー投資信託全7銘柄について詳しく見ていきましょう。
マイターゲット2030(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.374% |
直近5年間の成績 | +2.65% |
マイターゲット2030(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2030年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
40代以上におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
ターゲットイヤー投資投信としては信託報酬が低く、悪くありません。信託報酬が低いターゲットイヤー投資信託が揃っていることは、野村證券の強みです。自分の手でポートフォリオを組むことが難しく、リスク重視で運用したい場合にはおすすめです。
マイターゲット2035(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | -4.07% |
マイターゲット2035(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2035年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
40代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
なお、マイターゲットの2030、2040、2050は2015年6月22日からの運用開始、2035、2045、2055、2060は2018年3月9日からの運用開始となっており、直近5年間の成績で違いがあるのはこのためです。ただ、構成資産に違いはないため、ターゲットイヤーが異なるだけで実質的には同じ商品です。
マイターゲット2040(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | +1.41% |
マイターゲット2040(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2040年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
30代~40代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
マイターゲット2045(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | -5.24% |
マイターゲット2045(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2045年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
30代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
マイターゲット2050(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | +4.52% |
マイターゲット2050(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2050年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
20代~30代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
マイターゲット2055(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | -6.31% |
マイターゲット2055(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2055年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
20代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
マイターゲット2060(確定拠出年金向け)
商品種別 | ターゲットイヤー |
運用タイプ | インデックス |
信託報酬 | 0.396% |
直近5年間の成績 | -6.31% |
マイターゲット2060(確定拠出年金向け)は、野村アセットマネジメントが運用する、ターゲットイヤー投資信託です。
日本を含む先進国の株式と債券に分散投資を行い、2060年をターゲットイヤーとして債権の比率を増やして安定運用していくファンドです。
20代におすすめのターゲットイヤー投資信託となります。
野村證券iDeCoのターゲットイヤー投資信託一覧
ターゲットイヤー投資信託 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
マイターゲット2030(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.374% | +2.65% |
マイターゲット2035(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | -4.07% |
マイターゲット2040(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | +1.41% |
マイターゲット2045(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | -5.24% |
マイターゲット2050(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | +4.52% |
マイターゲット2055(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | -6.31% |
マイターゲット2060(確定拠出年金向け) | インデックス | 0.396% | -6.31% |
元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!
野村證券のiDeCoで扱っている元本確保型商品全1銘柄について詳しく見ていきましょう。
セブン銀行確定拠出年金専用定期預金5年
商品種別 | 元本確保型商品 |
運用タイプ | 定期預金 |
信託報酬 | 0% |
直近5年間の成績 | 年利0.02% |
セブン銀行確定拠出年金専用定期預金5年は、セブン銀行が運用する、定期預金型の元本確保型商品です。
野村証券の元本確保型商品となります。年利は0.02%です。
折角、iDeCoで運用するのに、元本確保型商品を選ぶのはもったいないとしか言いようがありません。
野村證券iDeCoの元本確保型商品一覧
元本確保型商品 | 運用タイプ | 信託報酬 | 直近5年間の成績 |
セブン銀行確定拠出年金専用定期預金5年 | 定期預金 | 0% | 年利0.02% |
結論:野村證券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!
最後に、野村證券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオについてまとめていきましょう。
国内株では、日経平均に連動する「野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)」か、アクティブ型の「ひふみ年金」がおすすめです。安定性を求めるなら前者、リターンを求めるなら後者を選択するようにしましょう。
先進国株では「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」が、世界株ではアクティブ型世界投信の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」がおすすめです。安定性を求めるなら前者、リターンを求めるなら後者を選択するようにしましょう。
債券では、国内債券に連動する「野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合」、先進国債券に連動する「野村DC外国債券インデックスファンド」がおすすめです。ポートフォリオのリスクを小さくしたい場合にはバランスよく組み込んでおきましょう。
iDeCoで不動産投資をしたい場合には、国内REITで運用する「野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け)」をポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。
また、バランス投資信託の「マイバランスDC」シリーズ、ターゲットイヤー投資信託の「マイターゲット」シリーズには信託報酬が低い銘柄が揃っており、自分の手でポートフォリオを組むことが難しく、リスク重視で運用したい場合にはおすすめです。
以上のおすすめ銘柄からポートフォリオを考えていきましょう。
リターン重視の攻めのポートフォリオの一例は次のようになります。
・50% 「ひふみ年金」
・50% 「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」
バランスを取ったポートフォリオの一例は次のようになります。
・50% 「野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)」
・50% 「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」
リスク重視の守りのポートフォリオの一例は次のようになります。
・25% 「野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)」
・25% 「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」
・25% 「野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合」
・25% 「野村DC外国債券インデックスファンド」
野村證券のiDeCoは、日本株から世界株、債券、バランス投信・ターゲットイヤー投信まで非常にバリエーションに富んでおり、どのような運用をするにしても問題なくポートフォリオを組むことが可能です。