松井証券のiDeCo全12銘柄について徹底解説!【2020年最新版】

「松井証券でiDeCoを始めてみたいけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

松井証券のiDeCoは手数料が最安であり、日本株の「ひふみ年金」や金(ゴールド)投信の「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」を始め、債券でも優良な銘柄が揃っています。

今回は、松井証券のiDeCo商品全12銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

 

松井証券でiDeCoを始めるメリットとは?

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、自分の手で老後資産を形成する私的年金制度です。

iDeCoでは、60歳になるまで掛け金を拠出し、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることが可能となっています(ただし、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません)。

iDeCoの最大のメリットは、次の3つの税制優遇を受けられることです。
①iDeCoへの拠出金は、確定申告の際に「小規模企業共済等掛金控除」の対象となるため、全額所得控除されます。
②iDeCoで運用した商品の運用益は非課税となるため、非課税分も再投資でき、運用による複利効果をより大きくすることができます。
③60歳以上の受給年齢に達したときに、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となります。

ただ、iDeCoへの月々の拠出金には制限があります。自営業者やフリーランサーなどの国民年金受給者は月額6.8万円(年額81.6万円)まで、会社員は企業年金によって月額1.2~2.3万円(年額14.4万円~27.6万円)まで、公務員は月額1.2万円(年額14.4万円)までとなっています。いずれの場合も最低掛け金は月々5,000円からの1,000円単位です。

また、iDeCo口座は1人につき1つの金融機関にしか開設することができません。iDeCoの運用は金融機関ごとに用意されている運用商品で行い、運用商品の配分は1%単位で調整することが可能です。

iDeCo口座を選ぶポイントは、手数料が最安であること(※)に加えて、優良な運用商品が揃っていることが重要です。
※iDeCoの手数料は、初回時には国民年金基金連合会へ加入するときに支払う初回手数料2,829円(税込)が発生します。その後、掛け金を拠出する度に105円、信託銀行に66円の合計171円が発生します(拠出しない月は信託銀行に66円のみ)(いずれも税込)。ここまでの手数料はどの金融機関を選んでも共通で発生するものであり、拠出する際に金融機関に払う手数料が0円となる金融機関が手数料最安となります。

松井証券のiDeCoは、手数料が最安値でありながら、日本株の「ひふみ年金」や、金(ゴールド)投信の「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」を始め、債券でも優良な銘柄が揃っています。

今回は、松井証券のiDeCoで取り扱っている全12銘柄について徹底解説していきます。

 

松井証券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイント

松井証券のiDeCoで扱っている銘柄の注目ポイントについて抑えておきましょう。

※松井証券のiDeCoで扱っている銘柄一覧については松井証券の「取扱商品一覧」を参照しています。また、「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年3月末時点のデータを参照しています。

 

・「商品種別」をチェック!

iDeCoで運用する投資信託は、株式や債券など構成される資産によってさまざまなタイプに分けられます。

一般的には、債券より株式の方がリスク・リターンが高く、先進国より新興国の方がリスク・リターンが高くなる傾向があります。

また、複数の資産を組み合わせたバランス型や、不動産投資信託のREIT、若い時にはリスクの高い運用を行い年齢が上がるにつれて安定運用を行うターゲット・イヤー・ファンドなどがあります。

 

・「運用タイプ」をチェック!

投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。

インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。

アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。

インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。

 

・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!

iDeCoでは掛け金の拠出時に発生する手数料に加えて、投資信託の運用においてもファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。

信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。

 

・「直近5年間の成績」をチェック!

投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年3月末時点)をチェックしましょう。

なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。

 

国内株式投資信託全2銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている国内株式投資信託全2銘柄について詳しく見ていきましょう。

One DC 国内株式インデックスファンド

アセットマネジメントOne

商品種別 国内株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 +0.99%

One DC 国内株式インデックスファンドは、アセットマネジメントOneが運用する、「東証株価指数TOPIX」に連動するインデックス型の日本株投資信託です。

「東証株価指数TOPIX」は、日経平均株価と並ぶ日本株指数であり、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の時価総額加重平均で算出される株価指数です。構成銘柄上位は、トヨタ自動車(3.51%)、ソニー(1.84%)、ソフトバンクグループ(1.70%)、三菱UFJフィナンシャルグループ(1.57%)、NTT(1.55%)、となっています。

TOPIXの構成銘柄は2,100銘柄以上と、225銘柄から構成される日経平均の10倍程度リスク分散されています。日経平均と比べるとリスク・リターンが小さくなっていると認識して問題ありません。

同投資信託は、信託報酬も低く、代表的な日本株投資信託です。ただ、直近5年間ではややプラスに留まっており、日経平均に連動する投資信託に比べると見劣りします。

TOPIXはリスク分散され過ぎているあまりリターンも小さくなってしまっているため、当サイトでは、TOPIXよりも日経平均に連動する日本株投資信託の方をおすすめします。ただ残念ながら、松井証券のiDeCoでは日経平均連動型投信は扱っていません。

 

ひふみ年金

レオス・キャピタルワークス

商品種別 国内株式
運用タイプ アクティブ
信託報酬 0.836%
直近5年間の成績 +28.75%

ひふみ年金は、レオス・キャピタルワークスが運用する、アクティブ型の日本株投資信託です。

国内上場株の中で、市場価値が割安と考えられる銘柄に選別して投資しているファンドです。構成銘柄上位は、協和エクシオ(2.21%)、ネットワンシステムズ(2.12%)、光通信(1.97%)、東京センチュリー(1.95%)、OLLIE’S BARGAIN OUTLET HOLDINGS(1.72%)となっています。

アクティブ型日本株投資信託の代名詞的な銘柄です。松井証券のiDeCoで日本株に投資するなら、こちらの銘柄一択となります。

 

松井証券iDeCoの国内株式投資信託一覧

国内株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
One DC 国内株式インデックスファンド インデックス 0.154% +0.99%
ひふみ年金 アクティブ 0.836% +28.75%

 

先進国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている先進国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

なお、当サイトでは、先進国株式投資信託は「日本を除く複数の先進国の株式で構成されている投資信託」と定義します。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

三菱UFJ国際投信

商品種別 先進国株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.10989%
直近5年間の成績 +4.52%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の先進国株投資信託です。

「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(67.9%)、先進国(除く日本)(7.1%)、イギリス(5.6%)、フランス(3.8%)、カナダ(3.6%)となっています。

信託報酬は低く、直近5年間ではプラスになっています。最も基本的な先進国株投信です。

 

松井証券iDeCoの先進国株式投資信託一覧

先進国株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス インデックス 0.10989% +4.52%

 

新興国株式投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている新興国株式投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

三菱UFJ国際投信

商品種別 新興国株式
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.2079%
直近5年間の成績 -19.94%

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国株投資信託です。

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」は、新興国株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。国別配分比率上位は、新興国(19.2%)、ケイマン諸島(18.6%)、中国(15.1%)、台湾(11.1%)、韓国(11.0%)となっています。

アジアのグローバル企業で構成されていますが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。iDeCoでアジア株投資をしたいならともかく、そうでないならあまりおすすめできません。

 

松井証券iDeCoの新興国株式投資信託一覧

新興国株式投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス インデックス 0.2079% -19.94%

 

国内債券投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている国内債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)

三菱UFJ国際投信

商品種別 国内債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.132%
直近5年間の成績 +6.25%

三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)は、三菱UFJ国際投信が運用する、「NOMURA-BPI総合」に連動するインデックス型の国内債券投資信託です。

「NOMURA-BPI総合」は、野村證券株式会社が公表している、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数です。

ローリスク・ローリターンの代表的な投資信託となっています。低リスクでの運用を目指すならポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。

 

松井証券iDeCoの国内債券投資信託一覧

国内債券投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) インデックス 0.132% +6.25%

 

先進国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている先進国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

三菱UFJ国際投信

商品種別 先進国債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 +11.66%

eMAXIS Slim 先進国債券インデックスは、三菱UFJ国際投信が運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」と連動するインデックス型の先進国債券投資信託です。

「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(46.8%)、フランス(10.0%)、イタリア(8.6%)、先進国(除く日本)(7.0%)、ドイツ(6.7%)となっています。

先進国債券は、値上がりによる利益はそれほど期待できませんが、低リスクで分配金が多く得られることから安定したリターンを得ることができます。低リスクで安定したリターンを得る上でおすすめの投資信託です。

 

松井証券iDeCoの先進国債券投資信託一覧

先進国債券投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス インデックス 0.154% +11.66%

 

新興国債券投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている新興国債券投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド

三菱UFJ国際投信

商品種別 新興国債券
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.374%
直近5年間の成績 -13.91%

三菱UFJDC新興国債券インデックスファンドは、三菱UFJ国際投信が運用する、「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」に連動するインデックス型の新興国債券投資信託です。

「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」は、JPモルガン社が算出・公表している、新興国政府が現地通貨建てで発行する債券で構成される債権指数です。国別配分比率上位は、新興国(47.72%)、インドネシア(9.99%)、メキシコ(9.85%)、タイ(9.55%)、ブラジル(9.24%)となっています。

直近5年間では大きなマイナスとなっています。低リスクがメリットの債券投資信託で、わざわざリスクの高い新興国債券を選ぶのはおすすめできません。かといって、リターン目的でもおすすめできません。

 

松井証券iDeCoの新興国債券投資信託一覧

新興国債券投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド インデックス 0.374% -13.91%

 

国内REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている国内REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

たわらノーロード国内リート

アセットマネジメントOne

商品種別 国内REIT
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.275%
直近5年間の成績 +6.02%

たわらノーロード国内リートは、アセットマネジメントOneが運用する、「東証REIT指数(配当込み)」に連動するインデックス型の国内REIT投資信託です。

「東証REIT指数(配当込み)」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。構成銘柄上位は、日本ビルファンド投資法人(6.8%)、ジャパンリアルエステイト投資法人(6.3%)、野村不動産マスターファンド投資法人(5.5%)、ユナイテッド・アーバン投資法人(4.2%)、オリックス不動産投資法人(4.2%)となっています。

不動産投資信託のREITは、値上がり益はもちろん、賃料・テナント収入という形で分配金に優れる商品となっています。

直近5年間ではプラスとなっており、iDeCoで不動産投資をしたい場合にはポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。

 

松井証券iDeCoの国内REIT投資信託一覧

国内REIT投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
たわらノーロード国内リート インデックス 0.275% +6.02%

 

先進国REIT投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている先進国REIT投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

たわらノーロード先進国リート

アセットマネジメントOne

商品種別 先進国REIT
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.297%
直近5年間の成績 -14.51%

たわらノーロード先進国リートは、アセットマネジメントOneが運用する、「S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」に連動するインデックス型の先進国REIT投資信託です。

「S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」は、S&Pが算出するグローバル・インデックスである「S&Pグローバル株価指数」から、REIT及びREITと同様の制度に基づく銘柄から算出される指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(74.2%)、オーストラリア(6.5%)、イギリス(4.9%)、シンガポール(3.9%)、カナダ(1.9%)となっています。

内容的には悪い銘柄ではありませんが、直近5年間では大きなマイナスとなっています。

 

松井証券iDeCoの先進国REIT投資信託一覧

先進国REIT投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
たわらノーロード先進国リート インデックス 0.297% -14.51%

 

バランス投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っているバランス投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

三菱UFJ国際投信

商品種別 バランス
運用タイプ インデックス
信託報酬 0.154%
直近5年間の成績 -2.14%

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、三菱UFJ国際投信が運用する、インデックス型のバランス投資信託です。

国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REITの8資産に対してそれぞれ12.5%ずつの比率で分散投資を行うファンドです。

バランス投資信託としては最も基本的な銘柄となります。直近5年間の成績はマイナスとなっていますが、運用開始が2017年5月9日からであり実質的には3年間でこの数字です。

松井証券のiDeCoで運用に困ったら、こちらの銘柄を選んで問題ありません。

 

松井証券iDeCoのバランス投資信託一覧

バランス投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) インデックス 0.154% -2.14%

 

コモディティ投資信託全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っているコモディティ投資信託全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)

日興アセットマネジメント

商品種別 コモディティ
運用タイプ アクティブ
信託報酬 0.407%
直近5年間の成績 +23.04%

ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)は、日興アセットマネジメントが運用する、金(ゴールド)価格への連動を目指すコモディティ投資信託です。

金地金価格への連動をめざす投資信託証券に投資を行うファンドです。原則として為替ヘッジは行いません。

金(ゴールド)価格は上昇しているため、直近5年間では大きな上昇となっています。ただ、金(ゴールド)のようなコモディティ投信は分配金が出ないため、完全に先物価格に頼ることになってしまいます。

金(ゴールド)価格に連動する投資信託は信託報酬の高さがネックとなることが多いですが、こちらの銘柄は信託報酬が低く抑えられており、SBI証券や楽天証券のiDeCoで扱っている金(ゴールド)投信の半分以下となっています。

こちらの商品を扱っていることは、松井証券のiDeCoの強みと言えます。iDeCoで金(ゴールド)投資をしてみてはいかがでしょうか?

 

松井証券iDeCoのコモディティ投資信託一覧

コモディティ投資信託 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) アクティブ 0.407% +23.04%

 

元本確保型商品全1銘柄について徹底解説!

松井証券のiDeCoで扱っている元本確保型商品全1銘柄について詳しく見ていきましょう。

みずほDC定期預金(1年)

みずほ銀行

商品種別 元本確保型商品
運用タイプ 定期預金
信託報酬 0%
直近5年間の成績 年利0.01%

みずほDC定期預金(1年)は、みずほ銀行が運用する、定期預金型の元本確保型商品です。

松井証券iDeCoの元本確保型商品となります。年利は0.01%です。

折角、iDeCoで運用するのに、元本確保型商品を選ぶのはもったいないとしか言いようがありません。

 

松井証券iDeCoの元本確保型商品一覧

元本確保型商品 運用タイプ 信託報酬 直近5年間の成績
みずほDC定期預金 定期預金 0% 年利0.01%

 

結論:松井証券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオ!

最後に、松井証券のiDeCoでおすすめの銘柄とポートフォリオについてまとめていきましょう。

国内株では、代表的なアクティブ日本株投信の「ひふみ年金」がおすすめです。

先進国株では、最も基本的な先進国株投信となる「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がおすすめとなります。

債券では、国内債券に連動する「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」、先進国債券に連動する「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」がおすすめです。ポートフォリオのリスクを小さくしたい場合にはバランスよく組み込んでおきましょう。

iDeCoで不動産投資をしたい場合には、国内REITで運用する「たわらノーロード国内リート」、先進国REITに連動する「たわらノーロード先進国リート」をポートフォリオに組み込んでもよいでしょう。

金(ゴールド)価格への連動を目指すコモディティ投資信託「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」は、iDeCoで扱っている金(ゴールド)商品としては信託報酬が低く、こちらの商品を扱っていることは松井証券のiDeCoの強みです。

以上のおすすめ銘柄からポートフォリオを考えていきましょう。

リターン重視の攻めのポートフォリオの一例は次のようになります。
・50% 「ひふみ年金」
・50% 「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」

バランスを取ったポートフォリオの一例は次のようになります。
・33% 「ひふみ年金」
・33% 「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
・33% 「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」

よりリスク重視の守りのポートフォリオの一例は次のようになります。
・50% 「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」
・25% 「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」
・25% 「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」

松井証券のiDeCoは12銘柄と、ネット証券の中では銘柄数が少なめです。リスク重視の安全な銘柄を中心に揃っているものの、リターン重視の銘柄が少なく、面白みに欠けることは確かです。銘柄ラインナップはマネックス証券のほぼ下位互換となっており、特に外国株は弱いと言わざるを得ません。

基本的なiDeCo運用はできるため問題はありませんが、もう少しリターン重視のポートフォリオを組みたい場合には、他の金融機関でiDeCo口座を開設することをおすすめします。

 

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