つみたてNISAで運用できる米国株式投信全8銘柄について徹底比較!【2020年最新版】

「つみたてNISAで、米国株投信を運用してみたいけど、具体的にどの銘柄がおすすめなんだろう?」と、お困りではありませんか?

世界株投信や先進国株投信もポートフォリオの半分以上が米国株で構成されているなど、米国株は資産運用で最も核となる商品です。

今回は、つみたてNISAの対象となっている米国株式投信全8銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

 

つみたてNISAで米国株式投信を運用するメリットとは?

つみたてNISAは、2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

つみたてNISAの非課税投資枠は毎年40万円、2018年から2037年までの20年間で最大800万円となっています。
※2018年から2037年まで毎年積み立てた場合に非課税枠が最大800万円になるということであり、2020年から始めた場合には2037年までの18年間で最大720万円となります。また、投資信託の購入から20年間が非課税期間となります(2037年に購入した投資信託は2056年まで非課税)。

今回は、つみたてNISAの対象となっている米国株式投信全8銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

米国株式投信とは、米国株で構成される投資信託です。

米国は世界経済の中心であり、世界株投信や先進国株投信も、そのポートフォリオの半分以上は米国株で構成されています。

ただ、つみたてNISAでは、ダウ平均株価やNASDAQといった大きなリターンが狙える米国株インデックスは対象になっていません。

つみたてNISAで取り扱っているインデックス型米国株投信はリスク重視の銘柄が多くなっています。

なお、つみたてNISAではリスク重視のアクティブ型米国株投信もいくつか対象となっています。アクティブ型の米国株投信について詳しくはこちらの記事を参照ください。

つみたてNISAで運用できる海外型アクティブ投信全11銘柄について徹底比較!【2020年最新版】
「つみたてNISAで、海外型のアクティブファンドに投資してみたいけど、どの銘柄がおすすめなんだろう?」と、疑問に思っていませんか? つみたてNISAで運用できる銘柄の多くはローリスク・ローリターンのインデックスファンドですが、海外型ア...

 

つみたてNISAで運用できる米国株式投信の注目ポイント

つみたてNISAの対象となっている米国株式投信の注目ポイントについて抑えておきましょう。

※つみたてNISAの対象商品は金融庁の「つみたてNISAの対象商品」を参照しています。また、投資信託の「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年6月末時点のデータを参照しています。

 

・「運用タイプ」をチェック!

投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。

インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。

アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。

インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。

今回見ていく米国株式投信は、いずれの銘柄もインデックスファンドとなっています。

 

・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!

つみたてNISAの取引手数料は、多くの金融機関で無料となっています。

ただ、投資信託を運用する際には、ファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。

信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。

 

・「直近5年間の成績」をチェック!

投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年6月末時点)をチェックしましょう。

なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。

 

つみたてNISAで運用できる米国株式投信全8銘柄について徹底比較!

つみたてNISAの対象となっている米国株式投信全8銘柄について詳しく見ていきましょう。

米国株式インデックス・ファンド

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ

運用タイプインデックス
信託報酬0.495%
直近5年間の成績+20.40%

米国株式インデックス・ファンドは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

「S&P500指数」は、米国の代表的な500銘柄で構成される株価指数です。構成銘柄上位は、MICROSOFT CORP(4.1%)、APPLE INC(3.6%)、AMAZON.COM INC(2.8%)、FACEBOOK INC-A(1.7%)、BERKSHIRE HATHAWAY B(1.6%)となっています。

米国株投信では信託報酬が高めであるため、おすすめできません。

 

iFree S&P500インデックス

大和証券投資信託委託

運用タイプインデックス
信託報酬0.2475%
直近5年間の成績+25.86%

iFree S&P500インデックスは、大和証券投資信託委託が運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

米国株投信では信託報酬が低めであり、問題なく運用することができます。

 

農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500

農林中金全共連アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.495%
直近5年間の成績+11.51%

農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500は、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

信託報酬が高いため、米国株投信で運用するにしても他の銘柄をおすすめします。

 

NZAM・ベータ S&P500

農林中金全共連アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.264%
直近5年間の成績-10.65%

NZAM・ベータ S&P500は、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

信託報酬が低く、特に問題なく運用できます。

なお、直近成績がマイナスなのは、運用開始が2020年2月13日からとコロナショックが直撃したためです。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.0968%
直近5年間の成績+12.52%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJ国際投信が運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

信託報酬が頭一つ低く、おすすめの米国株投信です。

なお、運用開始が2018年7月3日からと約2年間での成績となっているため、他の銘柄と比べて成績がやや低くなっています。

 

つみたて米国株式(S&P500)

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.22%
直近5年間の成績-1.78%

つみたて米国株式(S&P500)は、三菱UFJ国際投信が運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

信託報酬が低く、問題なく運用できます。ただ、同じ運用会社でより信託報酬が低い「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方がおすすめです。

なお、成績がマイナスとなっているのは、運用開始が2020年3月6日からとコロナショックが直撃してしまったためです。

 

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

SBIアセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.0938%
直近5年間の成績+3.49%

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する、「S&P500指数」に連動する米国株投信です。

信託報酬が最安値帯となっており、おすすめの米国株投信です。

なお、運用開始が2019年9月26日からと1年未満であるため、他の銘柄と比べて成績が低くなっています。

 

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天投信投資顧問

運用タイプインデックス
信託報酬0.162%
直近5年間の成績+17.78%

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用する、「CRSP U.S. Total Market Index」に連動する米国株式投信です。

「CRSP U.S. Total Market Index」は、米国市場の大型・中型・小型株約4,000銘柄で構成される指数で、NYダウやS&P 500指数よりも銘柄が分散されていることが特徴です。構成銘柄上位は、Microsoft Corp.(3.6%)、Apple Inc.(3.3%)、Amazon.com Inc.(2.5%)、Facebook Inc. Class A(1.5%)、Berkshire Hathaway Inc. Class B(1.3%)となっています。

信託報酬も低めで、米国株投信として問題なく運用できます。

ただ、4,000銘柄に分散していることから、あまりにもリスク分散され過ぎてリターンも削ってしまっている点は否めません。できれば、「S&P500指数」に連動する銘柄の方がおすすめです。

 

つみたてNISAで運用できる米国株式投信の比較一覧表

米国株式投信運用タイプ信託報酬直近5年間の成績
米国株式インデックス・ファンドインデックス0.495%+20.40%
iFree S&P500インデックスインデックス0.2475%+25.86%
農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500インデックス0.495%+11.51%
NZAM・ベータ S&P500インデックス0.264%-10.65%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)インデックス0.0968%+12.52%
つみたて米国株式(S&P500)インデックス0.22%-1.78%
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドインデックス0.0938%+3.49%
楽天・全米株式インデックス・ファンドインデックス0.162%+17.78%

 

結論:つみたてNISAで運用できる米国株式投信でおすすめの銘柄!

最後に、つみたてNISAで運用できる米国株式投信について、おすすめの銘柄をまとめていきましょう。

米国株投信は、資産運用の核となる商品です。ただ、つみたてNISAでは、ダウ平均株価やNASDAQといった大きなリターンが狙える米国株インデックスは対象になっていません。

つみたてNISAで扱っている米国株投信は「S&P500指数」に連動する銘柄に投資することになりますが、信託報酬が低い銘柄を選べば問題ありません。

信託報酬が低いおすすめの米国株投信は次の銘柄です。
・「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
・「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」

つみたてNISAで取り扱っている米国株投信はリスク重視の銘柄しかないため、iDeCoやNISAを使ったETF投資に比べると、リターンを狙いに行けないことはデメリットと言わざるを得ません。

つみたてNISAでは、アクティブ型の米国株投信として、ダウに連動する「eMAXIS NYダウインデックス」が採用されています。当サイトでは、つみたてNISAで米国株投信に投資するなら、こちらの銘柄をおすすめします。