つみたてNISAで運用できる先進国株式投信全17銘柄について徹底比較!【2020年最新版】

「つみたてNISAで、先進国株式投信を運用してみたいけど、どの銘柄を選べばいいんだろう?」と、お困りではありませんか?

先進国株式投信は、米国株や欧州株などのグローバル企業で構成されており、つみたてNISAにおいても核となる商品です。

今回は、つみたてNISAの対象となっている先進国株式投信全17銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

 

つみたてNISAで先進国株式投信を運用するメリットとは?

つみたてNISAは、2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

つみたてNISAの非課税投資枠は毎年40万円、2018年から2037年までの20年間で最大800万円となっています。
※2018年から2037年まで毎年積み立てた場合に非課税枠が最大800万円になるということであり、2020年から始めた場合には2037年までの18年間で最大720万円となります。また、投資信託の購入から20年間が非課税期間となります(2037年に購入した投資信託は2056年まで非課税)。

今回は、つみたてNISAの対象となっている先進国株式投信全17銘柄について徹底解説した上で、おすすめの銘柄を紹介していきます。

先進国株式投信は、米国株や欧州株などの先進国の株式で構成される投資信託です。日本を除く先進国株で構成されていることが特徴です。

先進国株式投信は、ポートフォリオの半分以上が米国株で構成されています。米国株を軸に、欧州株など日本以外の先進国を加えてカントリーリスクを分散した商品であると理解しておきましょう。

先進国株式投信はつみたてNISAで核となる商品となるため、銘柄選びをしっかりと抑えておくことが重要です。

 

つみたてNISAで運用できる先進国株式投信の注目ポイント

つみたてNISAの対象となっている先進国株式投信の注目ポイントについて抑えておきましょう。

※つみたてNISAの対象商品は金融庁の「つみたてNISAの対象商品」を参照しています。また、投資信託の「信託報酬」や「直近5年間の成績」については、日本経済新聞社の各投資信託ページに掲載されている2020年6月末時点のデータを参照しています。

・「運用タイプ」をチェック!

投資信託は、運用する方法によって「インデックス」と「アクティブ」に分けられます。

インデックスとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)との連動を目指すファンドです。

アクティブは、ファンドが独自の観点で運用を行い、インデックスファンドよりも優れた成績を目指すファンドです。

インデックスファンドの方がリスク・リターンが低く、アクティブファンドはリスク・リターンが高いと認識しておきましょう。また、信託報酬もインデックスファンドの方が低くなる傾向があります。

今回見ていく先進国株式投信は、いずれの銘柄もインデックスファンドとなります。

 

・投資信託の手数料である「信託報酬」をチェック!

つみたてNISAの取引手数料は、多くの金融機関で無料となっています。

ただ、投資信託を運用する際には、ファンドに支払う手数料である「信託報酬」が発生してきます。信託報酬は年率で表示され、保有残高から日割り計算した金額が毎日差し引かれていきます。

信託報酬は投資信託ごとに異なりますが、言うまでもなく、信託報酬は低ければ低いに越したことはありません。

 

・「直近5年間の成績」をチェック!

投資信託の運用成績をはかる上では、「直近5年間の成績」(2020年6月末時点)をチェックしましょう。

なお、投資信託の運用成績は、個別株投資やETF投資とは異なり、分配金が再投資された上での成績となっています。つまり、「直近5年間の成績」は、直近5年間の値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計です。また、投資信託の基準価額は信託報酬が控除されてからの値であるため、信託報酬も「直近5年間の成績」にしっかりと含まれています。

 

つみたてNISAで運用できる先進国株式投信全17銘柄について徹底比較!

つみたてNISAの対象となっている先進国株式投信全17銘柄について詳しく見ていきましょう。

たわらノーロード 先進国株式

アセットマネジメントOne

運用タイプインデックス
信託報酬0.10989%
直近5年間の成績+31.55%

たわらノーロード 先進国株式は、アセットマネジメントOneが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」は、日本以外の先進国の株式で構成される先進国株価指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(65.68%)、先進国(除く日本)(6.50%)、イギリス(5.94%)、フランス(3.83%)、カナダ(3.75%)となっています。

信託報酬が低く、先進国株投信としておすすめの銘柄です。

 

たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>

アセットマネジメントOne

運用タイプインデックス
信託報酬0.22%
直近5年間の成績+32.19%

たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>は、アセットマネジメントOneが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

「たわらノーロード 先進国株式」の為替ヘッジ版となります。

信託報酬が低く、為替ヘッジしたい場合にはおすすめの先進国株投信です。

 

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)

大和証券投資信託委託

運用タイプインデックス
信託報酬0.209%
直近5年間の成績+17.12%

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)は、大和証券投資信託委託が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

為替ヘッジ版の先進国株投信としては信託報酬が低く、おすすめです。

なお、「iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)」に比べて成績が大きく劣るのは、こちらの銘柄の運用開始日が1年ほど遅くなっているためです。

 

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

大和証券投資信託委託

運用タイプインデックス
信託報酬0.209%
直近5年間の成績+44.33%

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は、大和証券投資信託委託が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が低めで、先進国株投信として問題なく運用できます。

直近5年間の成績が非常に高くなっていますが、これは運用開始日が株安となっていた2016年9月8日からであることを割り引いて考える必要があります。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイアセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.1023%
直近5年間の成績+22.96%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、ニッセイアセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が最安値帯となっており、おすすめの先進国株投信です。

 

野村インデックスファンド・外国株式

野村アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.605%
直近5年間の成績+20.95%

野村インデックスファンド・外国株式は、野村アセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

先進国株投信では信託報酬が高く、おすすめできません。

 

野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型

野村アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.605%
直近5年間の成績+34.04%

野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型は、野村アセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

「野村インデックスファンド・外国株式」の為替ヘッジ版です。

信託報酬が高く、おすすめできません。

 

野村スリーゼロ先進国株式投信

野村アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0%

※10年間限定

直近5年間の成績+16.79%

野村スリーゼロ先進国株式投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

こちらの銘柄は2020年3月16日から運用が開始されており、信託報酬が0%となっています。

ただ、この背景にはカラクリがあり、野村證券のつみたてNISA口座でしか投資できず、信託報酬が無料となるのは2020年3月16日~2030年12月31日までの10年間限定であり、その後は0.1%前後になるということです。

コロナショック後の世界株反発の流れに乗って、運用開始から3ヶ月にも関わらず大きなプラスとなっています。

野村證券でつみたてNISA口座を開く場合にはおすすめの銘柄ですが、こちらの銘柄のためだけに野村證券でつみたてNISA口座を開くほどの銘柄ではありません。

 

外国株式指数ファンド

三井住友DSアセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.55%
直近5年間の成績+21.86%

外国株式指数ファンドは、三井住友DSアセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

先進国株投信の中では信託報酬が高く、おすすめできません。

 

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

三井住友トラスト・アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.209%
直近5年間の成績+9.19%

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬は低く、先進国株投信として問題なく運用できます。

成績が他の銘柄に比べて劣るのは、運用開始日が2017年11月24日からと3年弱であるためです。

 

SMT グローバル株式インデックス・オープン

三井住友トラスト・アセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.55%
直近5年間の成績+21.56%

SMT グローバル株式インデックス・オープンは、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が高く、おすすめできません。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.1023%
直近5年間の成績+21.99%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が最安値帯となっており、おすすめの先進国株投信です。

なお、運用開始日は2017年2月27日からとなっており、約3年間での成績となっています。

 

eMAXIS 先進国株式インデックス

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.66%
直近5年間の成績+20.56%

eMAXIS 先進国株式インデックスは、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が高く、おすすめできません。同じ運用会社の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」など、より信託報酬が低い銘柄にしましょう。

 

つみたて先進国株式

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.22%
直近5年間の成績+16.30%

つみたて先進国株式は、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が低く問題なく運用できますが、同じ運用会社が運用する「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の方が、信託報酬が低くおすすめです。

 

つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)

三菱UFJ国際投信

運用タイプインデックス
信託報酬0.22%
直近5年間の成績+15.54%

つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)は、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

「つみたて先進国株式」の為替ヘッジ版となります。

為替ヘッジ版の先進国株投信としては信託報酬が低く、おすすめです。

運用開始日は2017年8月16日からとなっており、3年弱での成績となっています。

 

Smart-i 先進国株式インデックス

りそなアセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.22%
直近5年間の成績+17.24%

Smart-i 先進国株式インデックスは、りそなアセットマネジメントが運用する、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信です。

信託報酬が低く、問題なく運用できます。

 

SBI・先進国株式インデックス・ファンド

SBIアセットマネジメント

運用タイプインデックス
信託報酬0.1022%
直近5年間の成績-1.24%

SBI・先進国株式インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する、「FTSE Developed All Cap Index」に連動する先進国株投信です。

「FTSE Developed All Cap Index」は、日本を含む先進国20ヶ国以上の株価指数です。国別配分比率上位は、アメリカ(53.77%)、日本(10.68%)、先進国(除く日本)(8.61%)、イギリス(6.17%)、カナダ(3.86%)となっています。

信託報酬は低いですが、成績はマイナスとなっています。運用開始日は2018年1月12日からであることを差し引いても、「FTSE Developed All Cap Index」に連動するインデックス投信はおすすめできません。

 

つみたてNISAで運用できる先進国株式投信の比較一覧表

先進国株式投信運用タイプ信託報酬直近5年間の成績
たわらノーロード 先進国株式インデックス0.10989%+31.55%
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>インデックス0.22%+32.19%
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)インデックス0.209%+17.12%
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)インデックス0.209%+44.33%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドインデックス0.1023%+22.96%
野村インデックスファンド・外国株式インデックス0.605%+20.95%
野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型インデックス0.605%+34.04%
野村スリーゼロ先進国株式投信インデックス0%
※10年間限定
+16.79%
外国株式指数ファンドインデックス0.55%+21.86%
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)インデックス0.209%+9.19%
SMT グローバル株式インデックス・オープンインデックス0.55%+21.56%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスインデックス0.1023%+21.99%
eMAXIS 先進国株式インデックスインデックス0.66%+20.56%
つみたて先進国株式インデックス0.22%+16.30%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)インデックス0.22%+15.54%
Smart-i 先進国株式インデックスインデックス0.22%+17.24%
SBI・先進国株式インデックス・ファンドインデックス0.1022%-1.24%

 

結論:つみたてNISAで運用できる先進国株式投信でおすすめの銘柄!

最後に、つみたてNISAで運用できる先進国株式投信について、おすすめの銘柄をまとめていきましょう。

先進国株投信は、米国株・欧州株などのグローバル企業で構成されており、つみたてNISAにおいても核となる商品です。

つみたてNISAにおいては、「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信が主流となっています。また、同インデックスを為替ヘッジした銘柄もおすすめです。

いずれの銘柄においても、信託報酬が低い銘柄を選べば問題ありません。

「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」に連動する先進国株投信で、信託報酬が低いおすすめ銘柄は次の通りです。
・「たわらノーロード 先進国株式」
・「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
・「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」

また、野村證券でつみたてNISA口座を開設するなら、10年間限定で信託報酬がゼロになる「野村スリーゼロ先進国株式投信」もおすすめです。

為替ヘッジされた先進国株式投信で、信託報酬が低いおすすめ銘柄は次の通りです。
・「たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>」
・「iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」
・「つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)」